★ 【毎日】余禄:今年の言葉に「共謀」が選ばれたと聞くと…https://mainichi.jp/articles/20171209/ddm/001/070/101000c?fm=mnm
<今年の言葉に「共謀」が選ばれたと聞くと、日本のことかと思う人もいるかもしれない。実は米国でのことだ。有名辞書サイトが「共謀した」と訳される形容詞「コンプリシット」を
選んだ。悪いと知りながら止めないなど消極的な共謀を意味する。>
⇒ <Complicit=involved with others in an illegal activity or wrongdoing> 類義語に colluding ⇒ 和訳で”なあなあ”が適訳か。
・ 余禄子は形容詞と記述。確かに辞書では形容詞に分類されるが、同時に英語では名詞として「共謀者」の使い方もある。犯罪に加担する意味での共謀者ではなく、悪いと知りながら
止めないことを指す。 おや、他ならぬ日本社会では一般社会でも政治の世界にも今も昔も横行する≪うるわしき世間知≫ではないか! 『観て見ぬふりをする』ことが情けであり、
人情だという、そこに美学さえ感じる日本社会。
・ 私は長らく、アメリカがそういう社会になるとは思ってはいなかった。だが、思い起こせば、第二次大戦後の(赤狩り/マッカーシー旋風)はそうだったし、トランプの無茶苦茶な
振る舞いが≪消極的共謀≫を招いているとすれば、おお・・・民族・時代を問わず、何と人間とは 弱いものよ!
<その後も米大統領選へのロシアの介入疑惑でトランプ政権の「コンプリシット」が取りざたされ、ハリウッドから広がるセクシュアルハラスメント問題ではそれを止められなかった社会の「コンプリシット」が問われている▲積極的に共謀に加わらなくてもあえて異を唱えない。そんな形で社会の不正に加担することは日本でもありうる。米国の例を他山の石としたい。>
余禄子はこう結ぶが、他山の石どころか、日本人こそ此の習癖が染みついた己の振る舞いを改めようと思わねばいけないだろう。他人事ではない。
◆ 退位決定、残った課題 皇室会議、議事概要公表 匿名、異論記載なし http://digital.asahi.com/articles/DA3S13265995.html?rm=150
・ <菅義偉官房長官は8日の記者会見で、詳細なやりとりを公表しない理由について、「国民がこぞってお祝いすべき日に関するものであって、どなたがどのような発言をされたかを
明らかにすることは必ずしも好ましくない」と皇室会議が合意したためだと強調。これ以外の記録については「作成しない」と明言した>
・ <しかし、今回の皇室会議は過去に開かれた会議とは異なり、約200年ぶりの退位を最終的に決める歴史的役割を果たした。政府方針と異なる意見があったことが公式な記録と
して残らず、国民にも明らかにされなかったことになる。>
⇒ ここである、私が今朝(コンプリシット)と並べて本件を取り上げた理由は。 政府/宮内庁がまとめたい方向と異なる意見の存在さえ国民に明らかにしない、此の姿勢が既に
『大政翼賛会』体質と同じものになっているのを感じ取るからだ。
<公文書管理法に基づいて定めた「宮内庁行政文書管理規則」には、皇室会議について、詳細な議事録作成を求める規定はない。官邸幹部も「公文書管理の点からも問題はない。
退位の日付だから、そんなに激論を交わすものじゃない」と話す。>
⇒ 此の言い回しは「おめでたい正月なんだから、まあ、こ難しい話はよそうよ」と大事な話題を遮る世間知と同列のセリフであり、課題に触れさせまいとする共謀でさえある。
<天皇の意思に反した退位は避けなければならないが、天皇の意思による退位となれば憲法上の問題が生じる。内閣法制局「答弁例集」では天皇の意思に基づく退位制度について
(1)象徴天皇制の下でふさわしいか(2)天皇の国政関与を禁じた憲法4条に抵触しないか(3)皇室の安定的維持という観点から問題が生じないか
――の点を「十分慎重に検討する必要がある」と強調した。>・・・・私は此の下りを読んで思わず吹き出しそうになった。 皆さん、以下が私の反問である。
⇒ 「天皇の意思による生前退位」は”象徴天皇制のふさわしさ”とどういう関係がある? 「退位」意思の表明が何故、どうすれば国政に関与できるのか? 「退位」による皇位継承は
死去/生前問わず常に皇室の形態と維持に係わるのだから、「生前退位」故の影響とは何だ? 情緒や美学ではなく、合理的な説明ができるなら、聴きたい。
<今年の言葉に「共謀」が選ばれたと聞くと、日本のことかと思う人もいるかもしれない。実は米国でのことだ。有名辞書サイトが「共謀した」と訳される形容詞「コンプリシット」を
選んだ。悪いと知りながら止めないなど消極的な共謀を意味する。>
⇒ <Complicit=involved with others in an illegal activity or wrongdoing> 類義語に colluding ⇒ 和訳で”なあなあ”が適訳か。
・ 余禄子は形容詞と記述。確かに辞書では形容詞に分類されるが、同時に英語では名詞として「共謀者」の使い方もある。犯罪に加担する意味での共謀者ではなく、悪いと知りながら
止めないことを指す。 おや、他ならぬ日本社会では一般社会でも政治の世界にも今も昔も横行する≪うるわしき世間知≫ではないか! 『観て見ぬふりをする』ことが情けであり、
人情だという、そこに美学さえ感じる日本社会。
・ 私は長らく、アメリカがそういう社会になるとは思ってはいなかった。だが、思い起こせば、第二次大戦後の(赤狩り/マッカーシー旋風)はそうだったし、トランプの無茶苦茶な
振る舞いが≪消極的共謀≫を招いているとすれば、おお・・・民族・時代を問わず、何と人間とは 弱いものよ!
<その後も米大統領選へのロシアの介入疑惑でトランプ政権の「コンプリシット」が取りざたされ、ハリウッドから広がるセクシュアルハラスメント問題ではそれを止められなかった社会の「コンプリシット」が問われている▲積極的に共謀に加わらなくてもあえて異を唱えない。そんな形で社会の不正に加担することは日本でもありうる。米国の例を他山の石としたい。>
余禄子はこう結ぶが、他山の石どころか、日本人こそ此の習癖が染みついた己の振る舞いを改めようと思わねばいけないだろう。他人事ではない。
◆ 退位決定、残った課題 皇室会議、議事概要公表 匿名、異論記載なし http://digital.asahi.com/articles/DA3S13265995.html?rm=150
・ <菅義偉官房長官は8日の記者会見で、詳細なやりとりを公表しない理由について、「国民がこぞってお祝いすべき日に関するものであって、どなたがどのような発言をされたかを
明らかにすることは必ずしも好ましくない」と皇室会議が合意したためだと強調。これ以外の記録については「作成しない」と明言した>
・ <しかし、今回の皇室会議は過去に開かれた会議とは異なり、約200年ぶりの退位を最終的に決める歴史的役割を果たした。政府方針と異なる意見があったことが公式な記録と
して残らず、国民にも明らかにされなかったことになる。>
⇒ ここである、私が今朝(コンプリシット)と並べて本件を取り上げた理由は。 政府/宮内庁がまとめたい方向と異なる意見の存在さえ国民に明らかにしない、此の姿勢が既に
『大政翼賛会』体質と同じものになっているのを感じ取るからだ。
<公文書管理法に基づいて定めた「宮内庁行政文書管理規則」には、皇室会議について、詳細な議事録作成を求める規定はない。官邸幹部も「公文書管理の点からも問題はない。
退位の日付だから、そんなに激論を交わすものじゃない」と話す。>
⇒ 此の言い回しは「おめでたい正月なんだから、まあ、こ難しい話はよそうよ」と大事な話題を遮る世間知と同列のセリフであり、課題に触れさせまいとする共謀でさえある。
<天皇の意思に反した退位は避けなければならないが、天皇の意思による退位となれば憲法上の問題が生じる。内閣法制局「答弁例集」では天皇の意思に基づく退位制度について
(1)象徴天皇制の下でふさわしいか(2)天皇の国政関与を禁じた憲法4条に抵触しないか(3)皇室の安定的維持という観点から問題が生じないか
――の点を「十分慎重に検討する必要がある」と強調した。>・・・・私は此の下りを読んで思わず吹き出しそうになった。 皆さん、以下が私の反問である。
⇒ 「天皇の意思による生前退位」は”象徴天皇制のふさわしさ”とどういう関係がある? 「退位」意思の表明が何故、どうすれば国政に関与できるのか? 「退位」による皇位継承は
死去/生前問わず常に皇室の形態と維持に係わるのだから、「生前退位」故の影響とは何だ? 情緒や美学ではなく、合理的な説明ができるなら、聴きたい。