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似非ケインジアンに告ぐⅩⅨ

2014年01月09日 | 政治経済
 ケインズは貨幣改革論から「貨幣論」へ向かいます。ここで難解な、でも本格的な金融論の分野に入っていくのです。
ケインズはそもそも金融論分野の学者です。似非ケインジアンが言っているような単純な財政論者ではけっしてありません。
しかもこれこそがケインズの集大成なのです。
スウェーデンの経済学者クヌート・ヴィクセル、彼以前の経済学者は経済を社会全体の動きで捉えることをあまりして来ませんでした。
アルフレッドマーシャル、アダムスミスも今で言うミクロ経済学です。つまり個々の企業、家計や個人の行動を見る学問でした。
一国経済の動きを全体で捉えた最初の経済学者の一人がヴィクセルです。彼は物価に注目しました。マックやスタバのコーヒーの値段(個別相対価格)があります。
それに対してヴィクセルは全国のコーヒーの平均価格を問題にして、物価水準としました。それはどんな仕組みで決まるのでしょうか。
それは貨幣市場の需要と均衡で決まる。それがしばしば不均衡になります。その原因は金融政策にあるのです。金融政策を間違えると物価は果てしなく上がっていきます。
逆になればデフレがどんどん進みます。でもやや非対称的でデフレは-100%とかにはなかなか行きませんが-10%位で張り付いてしまう可能性があります。一方物価上昇は急激に上がりハイパーインフレになる可能性があります。これを累積的過程論という形で論じています。

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