その後政府関連の委員会であるマクミラン委員会で活躍します。おもしろいのは1925年、ロシアでケインズが日本の経済学者と論争をするのです。
日本人福田徳三です。
イギリス経済の局面に関して、ケインズは
「金本位制に戻りたいがために金融引き締めをして不景気になる。金融政策こそが原因だ」。
一方福田は
「イギリスの構造問題だ。特に人口が問題だ」と分析します。人口デフレの家元登場の瞬間です。
福田は構造問題ゆえ、解決策としては「手を出すな、市場に任しとけ、無駄な物は淘汰される」。
また福田は日本に帰ってくると石橋湛山と全く同じ論争をするのです。
福田は「日本は構造問題で不況だ。不良債権が重要だ。そういったゾンビ企業は市場が淘汰しなければいけない」。
石橋は「それは違う。金融政策ありだ。財政緊縮するのはダメだ」。
現代日本と何も変わらないのです。
そこでマル経の河上肇が登場し、福田側に付くのです。福田と河上は全く立場が違う人です。福田は憲法の生存権を戦前に主張した人物です。
それに対して河上は「資本主義で絶えず貧富の差は生まれるのだから生存権なんで弥縫策でしかない!」と鼻で笑うのです。
ところがこの二人、デフレ不況に関しては肩を組んでしまいます。
☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
1月の予定:
2月の予定:セミナー出席のため7日(金)、8日(土)は診療のみ全日お休みとさせていただきます。
スタッフは常在しておりますので可能なサービス内容はお問い合わせ下さい。
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「金本位制に戻りたいがために金融引き締めをして不景気になる。金融政策こそが原因だ」。
一方福田は
「イギリスの構造問題だ。特に人口が問題だ」と分析します。人口デフレの家元登場の瞬間です。
福田は構造問題ゆえ、解決策としては「手を出すな、市場に任しとけ、無駄な物は淘汰される」。
また福田は日本に帰ってくると石橋湛山と全く同じ論争をするのです。
福田は「日本は構造問題で不況だ。不良債権が重要だ。そういったゾンビ企業は市場が淘汰しなければいけない」。
石橋は「それは違う。金融政策ありだ。財政緊縮するのはダメだ」。
現代日本と何も変わらないのです。
そこでマル経の河上肇が登場し、福田側に付くのです。福田と河上は全く立場が違う人です。福田は憲法の生存権を戦前に主張した人物です。
それに対して河上は「資本主義で絶えず貧富の差は生まれるのだから生存権なんで弥縫策でしかない!」と鼻で笑うのです。
ところがこの二人、デフレ不況に関しては肩を組んでしまいます。
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