戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅭⅩⅤ

　”禁忌がない”とは言葉が急に飛んでしまい言葉が責任を持て無いことを意味します。
三島としては言葉を発する以上言葉に対して責任を持たなければいけないと考えます。
少なくとも文学の世界では持たなくてもいいけれど現実の言論の世界では絶対的に責任を持たなければいけないはずです。
それが結局あの結果をもたらしました。禁忌のないあの時代が三島をあそこまで追い詰めてしまったのです。

☆５月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。