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国体論と戦後日本ⅣⅩⅢ

2016年05月09日 | 歴史
 自衛隊の内部の方とお話をしました。「日本を何故守るべきなのか?」、「何故戦うのか?」、こういった根本的な問題を哲学思想、歴史的に話し合ったのです。
人間、あらゆる世界も全て自然が作り出した物です。それが科学によって証明されつつあります。
そうなると自然法、自然道ともいえるものが人間が作り出した法律の以前にあると考えられます。
古事記に「まず天土(あまつち)があった」そこからエネルギーが生じて人間社会を作っていくことになったとされます。
その時に自ずと天皇という存在が必要となります。実を言うと猿の社会も同じように権威者が現れます。
あらゆる社会でもそういう存在がいないと秩序が保てないという自然道があり、それに気づいた日本人が作り上げたのが古事記であったのです。
イタリアでは”nature”は”God"より前にあるのだとお話しをさせていただいたことがあります。
カント、ヘーゲルは自然を低く見ています。「自然は支配する対象だ」あるいは「悪魔のような敵だ」とされます。
結局彼らは神と自然が対立するようなことを言うために矛盾が生じてしまいます。一神論を否定せざるを得なくなるのです。
アインシュタインがそうであったように現代の科学者は次第にそうせざるを得なくなり「神よりも自然があるのだ」という考えに心惹かれます。
一方でそこに畏れの観念、宗教的畏怖の感性を付与していかないと、唯物論的に見てしまうとマルクス主義と同じになってしまう恐れがあります。
ここから人間性へ結びついていく思想こそ、今の日本ブームはこのことを日本人から説明してくれないかということだと思います。

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