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甘えの構造

2011年11月17日 | 政治経済
食品の放射性物質混入恐怖症が東北の復興を根本的に妨げています。

「少しでもセシウムが混入している米を市場に出すな」と言う意見があります。
長期低線量被爆が発がん率を高めるという自然科学的実証論的裏付けは全くありません。
チェルノブイリ事故で数年後、子供に甲状腺がんが多発した例はありますが
これは牛乳に混じった半減期の短い高線量である放射性ヨウ素を多量に摂取したためであり
セシウムが問題になっている日本では同様の心配はありません。

それでも「疑わしきは消費者の利益に」「安全だという証拠も無いじゃないか!」
「福島の米はすべからく検査せよ」

ごもっとも。じゃあTPPでこれから大量に入ってきて、注意表示は障壁として禁止されるであろう遺伝子組み換え作物はどうなんでしょう?
長期安全性は全く証明されていません。

近畿大学准教授・有路昌彦は「正しいリスク判断で予算配分」せよと述べています。
<以下引用>
BSE問題の時に、世界で日本だけ全頭検査を行って1兆円もの税金を使いました。
BSEの安全対策には特定危険部位の除去が何より大事。
全頭検査をやってもBSE感染牛を取り除ける可能性はそんなに高くありません。
日本は、費用対効果で考えればほとんど意味のないことに1兆円かけたわけです。
医者や科学者は「皆さんの健康のため!」、消費者は「自分と我が子の安全のため!」、生産者は「消費者が求めるなら!」、
行政は「政治家が指示するから!」、政治家は「有権者が求めるから!」と流れていきます。
その費用は税金です。その影でひっそりと必要な施策が打ち切られます。それでも足りなければ国債発行。

安心のために付け焼き刃のパフォーマンスが一番。
でも本当は政府は「必要以上に不安に思うな」とはっきり言うべきだ。
<以上引用>
日本が愚衆政治国家になりつつあります。インターネットはその導引役にもなりえるのです。
☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
11月の予定
11月18日(金)午後より出張のため獣医師不在となります。スタッフはおりますが、業務内容はお問い合わせ下さい。
11月19日(土)全日、出張のため獣医師不在となります。スタッフはおりますが、業務内容はお問い合わせ下さい。
11月23日(水)勤労感謝の日、全日お休みです。


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