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安城市緑町 ミドリペットクリニック0566-77-6047

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動物病院の日常、広報、呟き
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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅧⅩⅣ

2023年04月14日 | 歴史
もう一つ、トーマス・マンの特徴にルーヒハルテン、”持ちこたえること”があります。
時代の中でも何でも、持ちこたえることをモットーと考えていました。
三島の中にこれも残っているように感じます。最後はともかく、ぎりぎりまで、相当無理して持ちこたえたのでしょう。

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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅧⅩⅢ

2023年04月13日 | 歴史
 トーマス・マンは芸術と実人生をテーマのひとつにしています。
実際三島もトーマスマンから学んだと言っています。
トーマス・マン著『トーニオ・クレーガー』より
「芸術は月の立場だ。太陽でもない、実人生でもない。月は中間であって太陽のように人を暖めることができない。
だけど満月は闇夜で人を照らし、新月は真っ暗闇を提示する。政治的幸福実現性はない。イエスキリストがそうであるように」

自分は犠牲にならなければなりません。
でも所詮人を照らすことができても直接暖めることができないという覚悟を持った立場でないといけないということです。

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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅧⅩⅠ

2023年04月11日 | 歴史
 そういう緊張感が晩年高まっていって自決に至りました。芸術家としての生涯の強い力を感じます。

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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅧⅩ

2023年04月10日 | 歴史
 最後は自決します。
結局芸術と実生活を分けるということはウエルテルが死んでゲーテが生き残ったということになりませんでした。

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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅦⅩⅨ

2023年04月09日 | 歴史
 日本の文学の大半は私小説でできており、例えば大江健三郎もいろいろ新しい手法とか試しているが結局私小説です。
個人的体験、自分の障害を持って生まれた息子をずっと書いて、
対してまさに三島由紀夫は作品と作者、非常に緊張した二元論を貫いていきました。
日本の文学の中では非常に特異な作家でした。私小説は作者が体験したことを後で書きます。
先に現出があって後から作品が生まれます。三島の天才性は先に作品があってその後作者がそれを実現していくというのです。
非常にダイナミックな逆私小説といえるでしょう。

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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅦⅩⅧ

2023年04月08日 | 歴史
だからあえて、世の人が認めないことをやらなければ来週水曜日に会えるかどうか分からない、
明日の無い世界を加工することができない、フィクショナルに作っていくために自分の行動、
実生活の部分は危ないこと際どいことをどんどんやります。しかしそれに甘えないで小説は様式美をきちんと分けています。
こういうドラマが彼の最晩年まで続いたのではないでしょうか。


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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅦⅩⅦ

2023年04月07日 | 歴史
それが盾の会に象徴されます。その象徴をそのままには絶対書かなかった。226三部作全てで彼は甘えていません。
文学作品そのものは独立した作品で自分の実生活では来週会えるか分からないと生きるんだと苦しみ抜くことをやるが、
それを客観化する意思が激しかったのです。そこが芸術家でした。

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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅦⅩⅥ

2023年04月06日 | 歴史
自分の中に枠を作って、それは明日自分が死ぬかもしれないというほどの緊張した枠を、そうでなければ書けません。
自分の実生活をそこにどんどん追い込んでいったのです。

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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅦⅩⅤ

2023年04月05日 | 歴史
この評論に対して三島が大変喜びました。
三島は雑誌国文学5月号で次のように続けました。
「小説を書くというのは言葉の世界で自分の信ずる明日の無い世界を書くこと。明日の無い世界とはこの現実にはあり得ない。
戦争中はあり得たかもしれないけど、今我々は来週の水曜日に帝国ホテルで会いましょうと約束するでしょ。
戦争中ならその日になってみないと分からない。それがつまり僕の文学の原出。
今は来週の水曜日に帝国ホテルで会うことはほぼ確実。
そして文学は依然として僕の中ではそれが分からないという一点に基準がある。
それが僕の小説を書く根本原理です」。

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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅦⅩⅣ

2023年04月04日 | 歴史
「公認価値だから作家の行動が過激化して作品の様式美は壊れてしまう。それでも平気なのだ。それが許されているからだ。
実生活と芸術家としての様式美を野合させてしまう。だらしなくまとめてしまう。これは私小説の世界でもそうだ。
左翼作家もそうではないか。三島が例示したのが太宰治。自分のだらしない生活を演技してそのまま小説にする。
そうではなくて三島はわざわざ派手やかなスキャンダラスなあえて公認されない行動。三島の裏仕事『不道徳教育講座』、盾の会。
太宰の逃亡奴隷、公認される性格の私生活を作品化することを拒絶する三島の様式と実生活を峻別するところに彼のあり方がある」

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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅦⅩⅢ

2023年04月03日 | 歴史
これに対して左翼作家は逆で「ヒューマニズムや反権力というのは公認価値で、
行動をどんどん過激化させてもそのまんま文学に継承化しても公認されてしまう」これは大江健三郎を意識した発言です。

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戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅦⅩⅡ

2023年04月02日 | 歴史
西尾は文壇の風評に反発して
「世間的には狂気の沙汰でしかないようなことも三島作品の様式美にゆがんだ傷を与えるかというと全くない。
文学的には全く逆だ。そこが生活と文学、実行と芸術の二元論。彼がいつも言っているテーマなのだ」。

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「戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅦⅩⅠ

2023年04月01日 | 歴史
 当時の三島を若い批評家が尊敬を込めて論評することは一切ありませでした。
三島の実生活はまともな沙汰とは認められていませんでした。

「対文壇処世術として三島は胡散臭い物として扱うことが通例。一連の悪趣味という評論さえあった。
三島の実生活の部分は芸術と違って世間から広く公認されないような性格の物、
人が顰蹙をするようのものをわざとやるということがあった。これを江藤淳はゴッコの時代は終わったと攻撃した」

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「戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅦⅩ

2023年03月31日 | 歴史
西尾『文学の宿命』より引用「<トーマス・マンの話・・・>実生活と芸術との分離、三島は俺は太宰とは違うとしきりに言う。
作家は実生活では死んで、しかし作品は嘘で蘇るのだ。それが逆になってはいけない。
若きウエルテルは死ぬがゲーテは生き残る。実生活と芸術は正反対の関係でないといけない」

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「戦後日本と三島由紀夫の残した物」2006年平成18年ⅥⅩⅨ

2023年03月30日 | 歴史
この対談から引用します。
「そうです新潮の2月号に西尾さんがとてもいい評論を書いている。芸術と生活の二元論というものを私がどういう風に扱ったか。
日本で一番理解しにくいのはそれなんですよ」。今考えるとこの時系列の中で何があったのでしょうか。

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