野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

花猫の目賛

2011-03-31 | 野の花
 

 ここ数年は早春、高尾や奥武蔵にハナネコノメを撮りに行くのが習わしとなっている。一本の花茎に2~4個の純白の花びら(がく片)をつけ、花弁の先からは赤い蕊がひょっこりと顔を出していて可愛らしい。おしべの葯は開花が進むにつれて黄色となり、やがては花粉を落とし白色になっていく。



 沢の雪解け水はまだ冷たい



 深い谷間に日が差し込む昼前時がハナネコノメを撮る絶好の時間帯










 光が乱舞し、幻想的なシーンを演出する














 光の遊びか、こんな色に背景が変わる時もある。











 湾曲した葉先が白い虹を作る










 春先の柔らかい日差しが花だけでなく、傍らを流れる小沢の水面に煌めいている。まるでスポットライトを浴びて踊る小さな妖精のように……。








 大岩の群生




 そして群れから離れ、新天地を求める







  
 近づいて見ると可憐な姿に似合わず、細い花茎にはびっしりと毛が密生している。早春の厳しい環境を生き抜く逞しさも持っていることが知れる。















 この辺で  

最新の画像もっと見る