① ””ノーベル賞 吉野さんが祝賀会出席 「賞が環境問題の解決に」""
2019年12月9日 5時56分 ノーベル賞
👥 ノーベル賞の授賞式を前に、ストックホルム中心部のホテルで8日、スウェーデンの日本大使館が主催した祝賀会が行われ、吉野彰さん夫妻が招かれました。
👤☎ この中で吉野さんは英語でスピーチを行い、受賞を知らせる連絡を受けた時のことを振り返りながら、「10月9日にストックホルムから国際電話がかかってきた時は本当に驚いた。
それから時間はあっという間にすぎて、今、私はストックホルムに来ています」と述べて、会場の笑いを誘っていました。
👤 また、祝賀会に先立って行った「ノーベルレクチャー」と呼ばれる記念講演について、「自分にとって最も大事なイベントの一つだった」としたうえで、「講演では、世界に向けて地球の環境問題についてのメッセージを送りたかった。今回の賞が地球の環境問題の解決につながることを願っている」と述べました。
このあと、吉野さんは満面の笑みを浮かべながら乾杯を行い、集まった人たちから大きな拍手が送られていました。
記念講演は「緊張せず」
👤 吉野彰さんはストックホルムで記者会見を行い、8日に行われた記念講演について「緊張はしませんでした。77点、78点かなと思います」と感想を述べました。
吉野さんは、日本時間の9日未明、現地の日本大使館が開いた祝賀会に参加したあと記者会見を行いました。
吉野さんは、日本時間の8日夜行われた記念講演について、「緊張はしませんでしたが、77点か78点かなと思います。原稿を読むのか、画面を見ながら話すのかどちらかに決めておけばよかった。一緒に来ていた家族からはご苦労さんと言われました」と振り返りました。
そして、共にノーベル化学賞を受賞する2人の受賞者の講演にも触れ、「リチウムイオン電池が環境問題の解決に貢献するだけでなく、私も含めて3人とも自分たちが解決する責任を負っているという思いがあると感じました」と述べました。
🥇 また、授賞式に向けてスウェーデンの国王からメダルを受け取る練習をしていることを明かし、「メダルを受け取る際に、スウェーデン語でありがとうを意味する
『タック』と答えるように教えられた。授賞式のあとの晩さん会で王室の方と気軽に話しができるのを楽しみにしています」と語りました。
📅 ノーベル賞の授賞式は、日本時間の11日未明にストックホルム中心部のコンサートホールで開かれます。