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森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

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【国立天文台】 12月1日22:40分、""ほしぞら情報、ふたご座流星群が極大(2019年12月)""

2019-12-01 22:40:20 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…

 

※ 本日、最後の記事のUPです。

 

① ""ほしぞら情報、ふたご座流星群が極大(2019年12月)""

 

 

 ☆彡 月明かりの中、いくつの流星が見えるかな?

 

♊☆彡 2019年のふたご座流星群の活動(注1)は、12月15日4時頃に極大(注2)となると予想されています。今年は、下弦前の明るい月が一晩中空を照らしているため、観察の条件は良くありません。

📅 それでも、14日の夜は、ある程度の数の流星が見えると予想されます。空の暗い場所で観察すれば、最大で20個程度の流星が見えるかもしれません(注3)

 また、13日の夜も、普段より多くの流星を見ることができると思われます。いずれの夜も、20時頃から流星が現れ始め、本格的な出現は22時頃から、真夜中を過ぎた頃に流星の数が最も多くなり、5時頃まで出現が続くでしょう。

 

🌝 月明かりが暗い流星を隠してしまうため、月の影響がない年に比べると、見ることのできる流星の数は大きく減ってしまいます。しかし、月明かりに負けないような明るい流星が出現することもあります。過大な期待はせずに、気楽に空を眺めてみてはいかがでしょう。

 

☆彡 流星は放射点(注4)を中心に放射状に出現します。流星は放射点の付近だけに現れるのではなく、どちらの方向にも現れます。

 特に今年は、放射点のすぐ近くに月がありますので、月を直接見ないようにしつつ、なるべく空の広い範囲を見渡すようにしましょう。

 また、目が屋外の暗さに慣れるまで、最低でも15分ほどは観察を続けるとよいでしょう。レジャーシートを敷いて地面に寝転ぶなどすると、楽に観察できます。たいへん寒い季節ですので、寒さ対策をしっかりおこなってください。事故に遭わないように十分注意し、マナーを守って観察をしてください。

 

(注1) 「流星群が活動する」とは、その流星群に属する流星が出現することをいいます。また、「流星群の活動が活発になる」とは、その流星群に属する流星の数が多くなることです。

(注2) 流星群の「極大」とは、流星群自体の活動が最も活発になること、またはその時期をいいます。ある場所で見える流星の数には、流星群自体の活動の活発さだけでなく、その場所での放射点の高度や月明かりなども影響します。そのため、極大の日時と、それぞれの場所で多くの流星が見える日時とは、必ずしも一致しません。

(注3) 街明かりのある場所などで観察すると、流星数が半分から10分の1程度になってしまうこともあります。

(注4) 「放射点」とは、流星群の流星が、そこから放射状に出現するように見える点です。その付近だけに流星が出現するわけではありません。放射点から離れた位置に出現する流星には、軌跡の長いものが多い傾向があります。

 

 ② ""ふたご座流星群とは””

 三大流星群のひとつです。毎年ほぼ一定して、多くの流星が見られるという点では、年間最大の流星群と言えるでしょう。条件の良いときに熟練した観測者が観測すると、1時間に100個程度の流星を数えることは珍しくありません。

流星出現期間極大極大時のZHR極大時1時間あたりの流星数
12月4日 - 12月17日 12月14日頃 120 45

極大期における一時間当たりの流星数

極大期において、夜空の暗い場所で観測したときに、1時間あたりに見られるおよその予想流星数は45個。街明かりの中や、極大期ではない場合には、数分の1以下となります。

活動時期・極大

 ふたご座流星群の一般的な出現時期は、12月4日~12月17日頃で、極大は12月14日頃です。12月中旬に入ると数が増加しますが、極大を過ぎると急に流星数が減る傾向にあります。

見やすい時間帯

 ふたご座にある放射点は、ほぼ一晩中夜空で見えていますので、夕方から明け方まで流れ星を見るチャンスがあります。ただし、夕方の早い時間帯は放射点が低いので、午後9時頃からが好条件となります。深夜の2時頃には、放射点がほぼ天頂に位置するため、流れ星が真上から降ってくるように見られます。

母天体

  母天体は、フェートン(3200 Phaethon、ファエトンとも呼ばれる)だと言われています。フェートンは1.43年の公転周期を持つ近地球小惑星の一つです

 フェートンは複数の回帰において近日点付近で少量の物質放出が見られることから活動的小惑星に分類され、軌道からふたご座流星群の母天体と考えられています。

 一般に流星群は彗星活動により放出されたダスト(ちり)が起源だと考えられており、フェートンは過去に大量のダストを放出していたと推定されています。そのため、フェートンは彗星と小惑星の中間的な特徴を持つ過渡的な天体である可能性が高いといわれています。しかし、このような過渡的な天体の起源や物質進化についてはよくわかっていません。

 現在計画中の深宇宙探査技術実証機Destiny+でフェートンのフライバイ探査が計画されています。 深宇宙探査技術実証機Destiny+(千葉工業大学 惑星探査研究センター) 深宇宙探査技術実証機Destiny+(JAXA)

 

 

 



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