(アナック・クラカタウ山)

① ""アナック・クラカタウ山 標高110m 噴火前の3分の1に…インドネシア(動画)""
2018年12月31日 12時55分
インドネシア・スンダ海峡で津波被害を引き起こしたアナック・クラカタウ山は、高さが噴火前の338mメートルから、3分の1以下の110メートルに低くなったことが明らかになった。インドネシア鉱物資源省(PVMBG)が30日発表した。
ジャワ島とスマトラ島にはさまれたスンダ海峡にそびえるアナック・クラカタウ山は、今月22日の大爆発で山の南西側斜面が2キロ四方にわたって崩壊し、大規模な津波を引き起こした。
② 高さは3分の1以下に…
(山体崩壊で1億5000万㎥の土砂が失われた(Sutopo Purwo Nugroh))

PVMBGは30日、火山の高さは噴火前の338メートルから110メートルになったと明らかにした。山体崩壊によって失われた土砂の体積は1億5000〜1億8000万㎥と推計され、現在の体積は4000〜7000万㎥だという。
インドネシア国家防災庁(BNPB)は、引き続き噴石の飛散や、降灰の危険性があるとして、噴火警戒レベルを「3」に引き上げ、火山から半径5キロ以内への海域への立ち入りを禁止している。
津波による犠牲者の数は、29日までに死者431人、負傷者7200人、行方不明15人、避難者は4万6646人にのぼる