佐用町の上月城に登ったときに行った目高集落の少し上に「利他の花咲く村」というところがあると、テニス仲間から教えてもらいました。
「利他」? 「りた」って何?
お恥ずかしいかな、まったく知りませんでした。
そして調べました。
自利とは、自らの幸せ。
利他とは、相手の幸せ。
幸せになりたければ、利他に心がけよ
お釈迦様は、幸せになりたければ、相手を思いやりなさい。相手の幸せを思いやってかけた言葉や行動は、必ず、あなた自身に思いやりとなって返ってきますよと教えられています。
これを、自利利他といいます。利とは幸せという意味ですから、相手の幸せを思いやるままが、自分が幸せとなるということです。
仏教では大切な教えだそうです。
そして先日、友人が、尊敬しているブックオフ創業者で「俺の」シリーズレストラン経営者の坂本孝さんが亡くなったことを、自分のfacebookに紹介してました。なんでもひょんなことから坂本さんと出会い、いっしょに食事したり、仕事を応援してもらったりしたそうです。
そしてその坂本孝さんのことを調べてみると、彼は京セラの稲盛和夫さんの経営塾の生徒であったことがわかり、その稲盛さんから利他の精神を学んだとありました。それがこちらです。
私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と、「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られません。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。
一方、利他の心で判断すると「人によかれ」という心ですから、まわりの人みんなが協力してくれます。また視野も広くなるので、正しい判断ができるのです。
より良い仕事をしていくためには、自分だけのことを考えて判断するのではなく、まわりの人のことを考え、思いやりに満ちた「利他の心」に立って判断をすべきです。
なんでも、坂本孝さんがブックオフを去るとき、裏切られた仲間たちに復讐をすることを考えたそうです。そのとき、稲盛さんがこの利他の心をこんこんと坂本さんに説いたそうです。
「利他の花咲く村」は、大阪から移住してきた方が始めたそうで、仲間と共同して野菜作りをして、人に尽くしていこうというのがその原点だそうです。
この歳になって、まだまだな自分です。
知っておくべきこと、たくさんあるんですね!
まずは、そのことを教えてくれた友達に感謝です😌
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