アーモーおやじ

テニスのときによく出る「アーモー」。これが口癖で、なんでも首を突っ込んでは失敗を繰り返しているじいさんの日記です。

我が家を訪問していただける幸せ

2019-08-24 06:49:56 | Weblog
前職は、模擬テストや中学校の教材、実力テストを作成する会社の編集部員で、主に理科教材と模擬テスト後の資料集を作っていた。
高校受験や中学校受験に向けた公開模擬テストは、京阪神間でよく知られていて、会社の大きな収入源であった。
この模擬テストの会場運営(テスト会という)は、社内の部署に関係なく全社員で協力して行う。毎年、9月から翌年1月まではとくに忙しく、日曜の多くがテスト会の出勤でつぶされた。

私が任された模擬テスト会場には、履正社高校(高校野球全国優勝)や清風高校、東海大学付属仰星高校、常翔啓光学園高校などの大阪府内の私立の高校のほか、予備校、大阪経済大学や大阪電気通信大学などがあった。全社員の中で行った運営会場数は一番多いと自負している😂

そんなテスト会では、一緒に行く社員と協力して、準備と運営をしなくてはいけない。同じ会社とはいえ、部署が違う社員であり、話もしないもの同士のときもある。
若いときに辛かったのは、ヘタレな上司と一緒に行ったときである。

まだ、30代前半のとき、私が責任者で、営業部長と履正社高校で模擬テストを実施したときである。
テスト会当日は朝早くから準備をしなければならないのだが、一緒の会場の営業部長が定時になっても来ない。家は豊中で、履正社高校からそう遠くないはず。
当時は携帯もなく、ポケベルや会場校の電話での連絡しかなかったので、事故を心配した。
なんとか私と女子社員、監督バイトと共に準備をして、1時間目の放送に行こうとしたとき、営業部長がやってきた。そのときの一言に驚いたのなんの!
「寝坊した、私は責任者じゃないからよかったよ」

まったくのおふざけである。当日一番忙しいのは開始前の準備、受付、監督との打ち合わせである。それが終わったころにのこのこやって来て、その言い草は何なんだ。
腹が立ってしまい、
「もういいですからお帰りください」
と言ってしまった。さすがに悪いと思ったのか、その日の営業部長は、私と目を合わさないようにして、どうでもよい雑務を、いつものごとく段取り悪くこなしていた。この一件以降、この営業部長(のちに社長になったがやめさせられた)は、私を遠ざけていたような気がする。この営業部長のような上司には絶対にならないようにと誓った。

考えたら何百回もテスト会を運営してきたため、失敗もいろいろある。会場校の警備員さんと喧嘩して(警備員さんが受験生に対して差別的な言動を繰り返したので)その会場から出入り禁止になったり、テスト時間を間違えて放送したりなど数えたらキリがない。
今は苦い思い出の失敗であるが、ピンチのときには若い社員にいつも助けられていたように思う。会社の同僚で、今でも懇意にして付き合っているのは、仕事で苦労を共にした若いもんである。
一緒に徹夜仕事を繰り返したり、テスト会で大変な仕事を嫌な顔一つ見せないでこなしてくれたり、そんな風に理解しあえる若いもんと一緒にやる仕事のときは、どんなアクシデントが起こっても乗り越えていける気がした。もちろん、若いもんが失敗したときは私の出番とばかりにしゃしゃり出た😅

先日、そんな若いもんの一人の植田くんとその家族が我が家を訪ねてくれた。とても嬉しかった。かわいい娘さん二人、奥様とは初めての顔合わせでしたが素敵な方だった。おみやげはキュウリとゴーヤしかなかったのに、喜んでくれた。敏美さんも大喜びである。


来月も若いもんが来てくれるので、楽しみである。

我が家を訪問していただける方々がいること、私も敏美さんは幸せもんだなあ。



コメント
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