おぅ~、懐かし~・・・
虫の声が大きく響きます。
他に何の音もしませんから・・・
開けている窓からは涼やかな風が入ります。
秋だよと教えてくれます。
暑くもなく、寒くもなく、
過ごしやすい日が続いています。
日中は近所で工事をしているものですから
いろんな音が入ってきます。
音が止んだかと思うと人の話し声、
打ち合わせでもしているのでしょうか賑やかな声です。
夕方のお荘厳。
今日は少々早めに始めました。
お彼岸のお飾りを下げさせてもらい
スタンダードなお飾りにさせていただきました。
無音でするといろいろ考えることができるので
これはこれでいいのですが、
今日は、爺さんの法話を聞きながらと思い立ちカセットを選びデッキに入れる。
ガチャガチャガチャガチャ・・・
どうやらテレビの音源を録音しようと機器を操作している様子。
昔はそうでしたね・・・
コイツも小さな頃、兄の真似してよく録ったものです。
家具調テレビの前にカセットレコーダー置いて、
「シ~!録りよるから!」
懐かしいです。
ピンクレディー、「俺たちの旅」・・・
そんなアナログ感、安心できます。
録ってるよなって感じで。
今はさっぱり分かりません。
先日いただいた、息子のお下がりさんのウォークマン。
パソコン上での操作もちゃんと教えてもらったのですが
もうすっかり忘れているのですから・・・
情けないやら、なんやら・・・
そのガチャガチャの後、
何を録音しているのかというと「全国民謡選手権」的なヤツ。
祖父は節談説教でしたので
このような中からいい節回しなどを研究してたんでしょうね。
コイツの中では節談っていえば
やっぱり「爺さん節」ってとこあります。
たま~に頂いてますから、コイツ。
そのテレビ番組を祖母とコイツや子どもたちも世話になったオジと観ているようです。
「おぅ~、婆さんの声か~!懐かし~!
こんなんやったかな~」ってひとり言。
手も休めて懐かしき声に聴き入りました。
「そやそや、こんな声やったわ~!」
顔も姿も雰囲気も鮮明に思い出します。
楽しそうに3人で話しています。
「ええ声やの~、よう通るの~」
「あの人が上手かったの~、この人も・・・」
あ~、こんな時もあったんか~・・・
コイツは婆ちゃん子でした。
コイツの逃げ場所でした。
可愛がってもらった少年時代。
でも、情けないことに大きくなるにつれ
婆さんへの態度の悪かったこと。
地獄の鬼もビックリの恐ろしきコイツの姿。
我が子にまでもそんな姿を見せてしまい愚かなことでした。
懐かしき声聞きながら慚愧したことです。
「お父さん、そんなに難しい顔して観んでも・・・」って笑い声。
どこまでもしかめっ面は血筋なのか・・・
頭の中で節でも回していたのでしょうか、
しかめとる祖父の顔も一緒に思い浮かべたことです。
婆さん、あなたもしんどかったね。
嫌な思いさせてゴメンよ。
「ボウよ・・・」って声、探したよ。
虫の声が大きく響きます。
他に何の音もしませんから・・・
開けている窓からは涼やかな風が入ります。
秋だよと教えてくれます。
暑くもなく、寒くもなく、
過ごしやすい日が続いています。
日中は近所で工事をしているものですから
いろんな音が入ってきます。
音が止んだかと思うと人の話し声、
打ち合わせでもしているのでしょうか賑やかな声です。
夕方のお荘厳。
今日は少々早めに始めました。
お彼岸のお飾りを下げさせてもらい
スタンダードなお飾りにさせていただきました。
無音でするといろいろ考えることができるので
これはこれでいいのですが、
今日は、爺さんの法話を聞きながらと思い立ちカセットを選びデッキに入れる。
ガチャガチャガチャガチャ・・・
どうやらテレビの音源を録音しようと機器を操作している様子。
昔はそうでしたね・・・
コイツも小さな頃、兄の真似してよく録ったものです。
家具調テレビの前にカセットレコーダー置いて、
「シ~!録りよるから!」
懐かしいです。
ピンクレディー、「俺たちの旅」・・・
そんなアナログ感、安心できます。
録ってるよなって感じで。
今はさっぱり分かりません。
先日いただいた、息子のお下がりさんのウォークマン。
パソコン上での操作もちゃんと教えてもらったのですが
もうすっかり忘れているのですから・・・
情けないやら、なんやら・・・
そのガチャガチャの後、
何を録音しているのかというと「全国民謡選手権」的なヤツ。
祖父は節談説教でしたので
このような中からいい節回しなどを研究してたんでしょうね。
コイツの中では節談っていえば
やっぱり「爺さん節」ってとこあります。
たま~に頂いてますから、コイツ。
そのテレビ番組を祖母とコイツや子どもたちも世話になったオジと観ているようです。
「おぅ~、婆さんの声か~!懐かし~!
こんなんやったかな~」ってひとり言。
手も休めて懐かしき声に聴き入りました。
「そやそや、こんな声やったわ~!」
顔も姿も雰囲気も鮮明に思い出します。
楽しそうに3人で話しています。
「ええ声やの~、よう通るの~」
「あの人が上手かったの~、この人も・・・」
あ~、こんな時もあったんか~・・・
コイツは婆ちゃん子でした。
コイツの逃げ場所でした。
可愛がってもらった少年時代。
でも、情けないことに大きくなるにつれ
婆さんへの態度の悪かったこと。
地獄の鬼もビックリの恐ろしきコイツの姿。
我が子にまでもそんな姿を見せてしまい愚かなことでした。
懐かしき声聞きながら慚愧したことです。
「お父さん、そんなに難しい顔して観んでも・・・」って笑い声。
どこまでもしかめっ面は血筋なのか・・・
頭の中で節でも回していたのでしょうか、
しかめとる祖父の顔も一緒に思い浮かべたことです。
婆さん、あなたもしんどかったね。
嫌な思いさせてゴメンよ。
「ボウよ・・・」って声、探したよ。