金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

ご満座

2017年12月17日 20時14分51秒 | 日々あれこれ
仏さまに報告・・・


冷た~い一日でした。
今まででこんなに冷え込んだ報恩講ってあったっけ
そんなことを思いつつ。

庫裏の方でお斎の準備を早くからして下さる。
寒いね~って
それぞれ声掛け合いながら。

朝座の開始、
村の総代さんが一人ポツ~ン。

これでもかってご案内もしているし
これだけ努力しても
参る人は参るでしょうし
参らん人は参らんでしょうし
やっとそういう考えでいることができるようになり
一人でもいいじゃないか
その一人とよろこべれば、それで・・・

庫裏におられる方々が参ると賑やかに・・・

昼座開始、
いよいよご満座です。

「朝起きると雪が舞っていてもうお参り止めようやって言ってたんですけど」
でも、ようこそ雪に負けず寒さに負けずお参り下さいました。

着込んで着込んで参って下さったお婆ちゃん。

誘い合わせて下さったのでしょうね、
この人もあの人も・・・

「寒いですから大きな声でお勤めしましょう!」って法要開始のアナウンスの坊守。

気合入ったな~。
いつものカスカスの声ですけど
思いっきり声出すと気持ちよくて!

なんと初公開の「沙羅(シャラ)」も急遽登場。
坊守の優しき手によって優しくも温かな音を奏でて下さいました。

阿弥陀さまのお顔やふくよかな御手を見ていると
この一年がサ~ッと流れて涙が溢れ出ていました。

辛く悲しいこともうれしく楽しいことも・・・

思い出すそのまんまを聞いて下さる阿弥陀さま。
有難いことです。

大丈夫になろうなんて必要もありません。
もう既に大丈夫にしとって下さったことに気付くひと時。
安心して生きていけばいいのですね。

溢れ出る涙を止めることもできず
声も出ません。

でも、坊守はじめ参って下さった方々の大きな声の正信偈を聞かせていただきつつ
よかったねって
阿弥陀さまの温もりを感じました。

最高の正信偈のご縁だったような気がします。


「本当は帰ろうと思ってたんだけどね」って息子。
うれしかったです。
報恩講だから帰ろうかって思ってくれるだけで十分。

超ハードな仕事なので時間なんてありません。

そんな毎日を送る息子の姿も重ねつつ
阿弥陀さまに報告すると
後押ししてくれるような息子の体育会系のお勤めも聞こえるような気がして・・・


どなたもどなたも
本当に寒い中ようこそお参り下さいました。

また、願生っていきます。
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