何のために・・・
ビールが最高に美味しく思えます。
最初に喉に流し込む瞬間の堪らなさ、
あ~、今日も暮れるよな~って言葉にならず「ク~ゥ!」
以前は350もあれば十分でしたが
毎日の勉強のお陰で強くなったのか
たま~にもう一本ってなります。
美味しいですね、ビール。
今日、ご縁頂いたご門徒は蒲鉾の職人さん。
宇和島の伝統巧芸士っていうんでしょうか
かなりの腕なのだそうです。
テレビで紹介されているのを見たのですが
蒲鉾板にすり身を乗せる作業。
リズミカルに、リズミカルに・・・
これが、見るとやるとでは大違いで
簡単そうに見えますけど・・・
職人さんってすごいですよね。
お母さんのお仏壇を受け継がれました。
ご両親が大切にされてきた温かき空間。
まるで図っていたかのように
納めるべき場所にご安置なされていました。
「きれいにご安置なされましたね。大変でしたでしょう」
「素人がすると大変なことになるのでプロに任せたんです。
ついでに中もきれいに掃除していただいたんです。
中の燈篭もLEDにしてもらいました。」って微笑まれる。
手を合わさせていただける空間があるっていうのは有り難いことです。
帰り際、
「住職さん、じゃこ天持って帰って!」ってた~くさん。
「すみませ~ん」
これがまたビールに・・・
最高のビールを飲むには最高の汗を!
思いつきも悪いのですが作業着に着替える。
これを着ると後は汗を流すだけ。
お荘厳が終わる頃には息もできないくらい・・・
思いっきり空気を吸い込むも足りなくて
また、思いっきり吸い込む。
これヤバイ兆候なので
ストレッチする時にはサウナスーツとウインドブレーカーを脱ぎ
上半身だけTシャツになりました。
少しずつ息もし易くなり
ゆっくり、ゆっくり
身体の状態を確かめながら
傷みと相談しながら
決めたメニューをこなしていきます。
コイツは、学生の頃から自分に甘ちゃんでしたから
いかに体力を温存して後のハードなところに対応するかって
ズルすることばかり。
今でもそんな所変わらず
ストレッチの後、ハードな内容がある訳でもないのに
身体が、
いえいえ、コイツ自身がサボろう、サボろうとするのです。
フッとサボぼるコイツの性根が見えるにつけ
「足上げろ!」
「腕曲げろ!」って脳中に響かせ
「ウリャ~~~」って歯を食いしばります。
全然身体も動きませんが
ボツボツ、痛みに向き合いながら
滴る汗を眺めるひと時の心地よさ、
嫌いじゃありません、コイツ。
勿論、最高のビールいただきました。