金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

己の道

2014年07月05日 19時05分07秒 | 日々あれこれ
この道を・・・


進みたい道がある。
だからこの今を歩む。
なんと険しい・・・
でも、なんと嬉しい・・・

2人の子どもの生き方を見ていていつもそう思うコイツ。

縁あって寺に生まれたコイツ。
やりたいこともあったようななかったような・・・
娘曰く、「つまらん人生」
否定することはありません。
確かに・・・そう思うコイツがいますから。

親の言うがままにオンレール。
これでいいのか・・・
そんな疑問も持たずその時その時を生きた・・・

寺に生まれなかったら何をしていたのでしょう・・・
そんなことをたま~に考えたりします。
でも、何も浮かばないのです。

ていうか、こんなコイツでも勤まるのは僧侶ぐらいだったのかもしれません。
お前にできるのはこれぐらいだよと親が見抜いて導いてくれたのかもしれません。
情けないかな・・・

テレビのドキュメントを何気に見ていました。
罪を犯し刑務所に入る。
みんなに縁を切られ天涯孤独。
「オレは何のために生まれてきたのか・・・」
そんな疑問を持つとき、
たった一人、お婆ちゃんだけは手紙を書いてくれていたそうです。

だから生きていこうと思うようになった・・・と。

お陰でこんなコイツでも御衣・御袈裟を着けさせていただく身にならせていただいた。
それらを身に着ける度に頭の上に頂かずにはおれません。
こんなコイツが・・・
お陰で生かさせていただきますって。

コイツは求めてこの道に入ったわけではありません。
だから未だにウダウダグダグダ・・・

でも、コイツの人生・・・
支えて下さっているおはたらきがあります。

そう気付けた御香の薫り。

今を歓びます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする