金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

殺生

2014年07月28日 19時53分17秒 | 日々あれこれ
人を殺してみたかった・・・


またも恐ろしき事件が起きてしまいました。
高校生が同級生を殺害し切断したとか・・・
殺害された友だちは中学からの仲だったとか・・・

今日のニュースで動機として「人を・・・」ということでした。

同じ県にて数年前にも・・・
それ以後、いのちの教育みたいなものを重点にされてきたらしい。
心の奥底に響かなかったのかって教育に携わる方がおっしゃられた。

僧侶としてどう向き合っていくのか・・・
一度一度の仏事が心の奥底に響くようなひと時になっているのか・・・

在り来たりのことをやっていてもなかなか心に響くようなひと時になりません。

今日、開かれた組内の住職会、
それぞれの寺院が抱える問題を話したのですが
どの寺院も同じような問題を抱えています。

ご門徒の気持ちが離れている・・・
ご門徒にも生活があり仏事どころではない・・・
などなど。

そういったこと聞きながら、さあ、どうする・・・
って、自分に問いかけるのです。

でも、やっぱりコイツにはこのやり方しかなくて、
器用に何でもできるわけでもなく、
舌がよく回るわけでもなく、

不器用で何もできないコイツにはひたむきに歩むことしかできません。

不器用なまんま阿弥陀さまに包まれる歓びを胸に
その思いいっぱいをご門徒にぶつけることしかできません。

それがご門徒の心の奥底に響いているかどうかは分かりませんが・・・
これしかないのです、コイツ。

如来の大悲に生かされている自分を見つめさせていただくことです。
コメント
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