こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、組合せの問題です。
問題は、
「0,1,2,3,4,5,6 の7個の数を一列に並べる。このとき、すべての連続する4個の数の和が3で割りきれるような並べ方は何通りか。」
です。
a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7
を条件を満たす並べ方とすると、
a1+a2+a3+a4=(3の倍数) (1)
a2+a3+a4+a5=(3の倍数) (2)
a3+a4+a5+a6=(3の倍数) (3)
a4+a5+a6+a7=(3の倍数) (4)
になります。
ここで(1)+(4)から
a1+a2+a3+a4+a4+a5+a6+a7
=a1+a2+a3+a4+a5+a6+a7+a4
=(3の倍数)
で、このとき、
a1+a2+a3+a4+a5+a6+a7
=0+1+2+3+4+5+6
=21
=(3の倍数)
なので、
a4=(3の倍数)
です。
すると(1)と(4)から
a1+a2+a3=(3の倍数)-a4=(3の倍数)
a5+a6+a7=(3の倍数)-a4=(3の倍数)
です。
ここで、0から6までの3で割ったときの余りをまとめると、
数 余り
0 → 0
1 → 1
2 → 2
3 → 0
4 → 1
5 → 2
6 → 0
で、このとき、a4 を3で割ったときの余りは0なので、残りの余りは、0、1、2がそれぞれ2個ずつになり、したがって、(a1,a2,a3) と (a5,a6,a7) のいずれの組も、余り0、1、2の並び替えになります。
一方、(1)-(2)、(2)-(3)、(3)-(4)から、
a1-a5=(3の倍数)
a2-a6=(3の倍数)
a3-a7=(3の倍数)
で、a1、a2、a3、a5、a6、a7 を3で割った余りは、a1 と a5、a2 と a6、a3 と a7 で同じになります。
以上をまとめると、
① a4 は、0、3、6 のいずれか
②(a1,a2.a3)と(a5,a6,a7)の組は3で割った余りが(0,1,2)の並び替え
③ 3で割った余りは、a1 と a5、a2 と a6、a3 と a7 で同じ
になります。
あとは組合せ数を計算してお仕舞いです。
①②③のそれぞれの場合の数は、
① a4 の選び方は3通り
② a4 を除いて残った数を3で割ったときの余りは0、1、2が2個ずつなので、(a1,a2,a3)と(a5,a6,a7)の2組への振り分け方は、2×2×2=8(通り)
③ a1、a2、a3 の数を決めるとa5、a6、a7 の数が決まるので、(a1,a2,a3)、(a5,a6,a7)の並べ方は3×2×1=6(通り)
です。
したがって、条件を満たす並べ方は、3×8×6=144(通り)で、これが答えです。
合同式を利用すると簡潔になります。
今回は、組合せの問題です。
問題は、
「0,1,2,3,4,5,6 の7個の数を一列に並べる。このとき、すべての連続する4個の数の和が3で割りきれるような並べ方は何通りか。」
です。
a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7
を条件を満たす並べ方とすると、
a1+a2+a3+a4=(3の倍数) (1)
a2+a3+a4+a5=(3の倍数) (2)
a3+a4+a5+a6=(3の倍数) (3)
a4+a5+a6+a7=(3の倍数) (4)
になります。
ここで(1)+(4)から
a1+a2+a3+a4+a4+a5+a6+a7
=a1+a2+a3+a4+a5+a6+a7+a4
=(3の倍数)
で、このとき、
a1+a2+a3+a4+a5+a6+a7
=0+1+2+3+4+5+6
=21
=(3の倍数)
なので、
a4=(3の倍数)
です。
すると(1)と(4)から
a1+a2+a3=(3の倍数)-a4=(3の倍数)
a5+a6+a7=(3の倍数)-a4=(3の倍数)
です。
ここで、0から6までの3で割ったときの余りをまとめると、
数 余り
0 → 0
1 → 1
2 → 2
3 → 0
4 → 1
5 → 2
6 → 0
で、このとき、a4 を3で割ったときの余りは0なので、残りの余りは、0、1、2がそれぞれ2個ずつになり、したがって、(a1,a2,a3) と (a5,a6,a7) のいずれの組も、余り0、1、2の並び替えになります。
一方、(1)-(2)、(2)-(3)、(3)-(4)から、
a1-a5=(3の倍数)
a2-a6=(3の倍数)
a3-a7=(3の倍数)
で、a1、a2、a3、a5、a6、a7 を3で割った余りは、a1 と a5、a2 と a6、a3 と a7 で同じになります。
以上をまとめると、
① a4 は、0、3、6 のいずれか
②(a1,a2.a3)と(a5,a6,a7)の組は3で割った余りが(0,1,2)の並び替え
③ 3で割った余りは、a1 と a5、a2 と a6、a3 と a7 で同じ
になります。
あとは組合せ数を計算してお仕舞いです。
①②③のそれぞれの場合の数は、
① a4 の選び方は3通り
② a4 を除いて残った数を3で割ったときの余りは0、1、2が2個ずつなので、(a1,a2,a3)と(a5,a6,a7)の2組への振り分け方は、2×2×2=8(通り)
③ a1、a2、a3 の数を決めるとa5、a6、a7 の数が決まるので、(a1,a2,a3)、(a5,a6,a7)の並べ方は3×2×1=6(通り)
です。
したがって、条件を満たす並べ方は、3×8×6=144(通り)で、これが答えです。
合同式を利用すると簡潔になります。