大寒

（今日は大寒。久々に家でおとなしく過ごす・・・）


　今日は大寒。だからという訳ではないが、朝、出勤する時、頸椎ヘルニアが悪さして神経痛のように左手が痛んだ。今日こそは・・・と午後、病院へ。

　整形外科は大変繁盛していた。３時間待ち、ようやく診察とリハビリが終わった頃には夕方になっていた。ロキソニンまがいの痛み止めと筋肉をほぐす飲み薬、そして貼り薬に塗り薬・・・案外、症状の出ている時は使用しないものだ。私は結構ためておいて２５０ｋｍの時に使用する。（そういう意味では、整形の薬は重宝する！）しかも、飲み薬には「服用後は眠くなるので車の運転は・・・」と注意書き。ならば、夜、飲めばいいのだが、夜は晩酌するのでアルコールと併用はまずい、よね。きっと。

　すぐ戻るつもりだったので、机の上をけちらかしたまま出てきてしまった。とりあえず、仕事を片づけて、特に運動の制限も無いので４日ぶりに走る。本当は柔術教室に行こうと思っていたが、さすがに今日はおとなしく走るだけ。

　久々に、平日の夜を家でゆっくり過ごす・・・

痩（や）せるメカニズム

　今日は熊本市内の立田山（たつたやま）に走りに行こうとしたが朝から雨。しかも結構降っている。仕方がないので午後、３時間ほど仕事した後、スポーツクラブに行った。

　このスポーツクラブに通い始めて１年半になる。熊本に来てから水が合うのか体重が増加傾向・・・最初は、体重計が壊れているのだろうと思っていた。

　私の身長は１５８ｃｍ。２０年前（の話をして恐縮だが）は５３ｋｇだったから、ほぼ理想的な体重だった。そのうち、５５ｋｇ、５８ｋｇ・・・と増えていき、気がついたら６０ｋｇを越えていた。それでも、１日１００ｋｍを走るウルトラランナーには「蓄え」が必要なんだ。自分は筋肉質だから、きっと筋肉だよ・・なんて楽観視していた。

　だが・・・職場の階段を１階から４階まで上がるだけで息が切れ・・・ふと体重計を見ると、な、なんと６５ｋｇになっていた！これは誰が見ても肥満である。「ちょいヤバッ」を通り越し「ちょーヤバッ」になっていた・・・すがるようにスポーツクラブに入会。

　月１万円を越える会費の元を取るには毎日のように通わなければならい。１日１時間から時間が許す時は４時間運動して半年で９ｋｇの減量に成功した。腹筋も６つに割れ、腰にもくびれができた。「やせるなんてカンタンだ！」だが、そこには涙ぐましい努力があった。

　まず、毎日飲んでいる大好きなビールも発泡酒の、しかも「糖質ゼロ」に替え大人になってから食べるようになったスウィーツも控え、飲み会も断るようになった。最大５６ｋｇ、いや、５５．○○ｋｇまで落ちた。だが、これを維持できない。

　野獣のような自らの食欲に打ち勝つには相当な精神力を必要とする。飲み会も断り続けていると人間関係に影響する。何より、飲むことが大好きな私のこと、逆にストレスになってしまう。思い切って私は自らの食べたいものを食べ、飲みたいものを飲むようにした。そのかわり、運動強度を上げた。でも、なんて燃費の悪い体だろう。まるで我が愛車のようだ・・・きっと年老いた私は老人ホームで介護士さんにこう言うに違いない。「○○さん、ゴハンはまだかね。あー腹減った・・・」「何言ってるの、ばあちゃん。まだ食べてから１時間もたっていないわよ。」


　短大の音楽科の学生だった頃、哲学の時間でこんな質問を教授がした。「飢えたアフリカの子供たちに我々が音楽を通じてできることは何か？」当時の私は答えを見いだせず、所詮、音楽や芸術なんてものは先進国に暮らす人々の贅沢なんだと思っていた。そして自分がやっていることが世のため人のために直結せず無意味なことに思えてしまった。もし、あの時、明確な答えを見い出せていたら、私の人生は違った方向に行っていたであろう。

　確かに、その場で音楽を聴かせても、パンに変えることはできない。彼らが欲しているのは、飢えを満たす食べ物なのだ。
　だが、飢えを忘れさせることはできる。もし、琴線に触れる演奏で一瞬でも彼らを幸せな気分にさせ、一瞬でも飢えから解放させることができたら・・・それは音楽家冥利に尽きるだろう。

　人はいいものに出会うと言葉を失う。気持ちが満たされる。そして食欲も・・？
　以前、ニューカレドニアを旅したレポーターがテラスでとった朝食がカフェオレとクロワッサンだけしか出てこないことに対し、「これだけ？」と驚いていた。（もともと欧州の人は朝はそんなに食べない。スペインや南欧のラテン系の人々は夜遅くまで遊んで朝、食べられないのだ、なんて話も聞くが・・・）するともう一人が言った。「このテラスから眺める素晴らしい景色もごちそうの一つですよ。」と。

　私のバカになった満腹中枢も食事以外のもので満たすことができれば私は体重をキープできるに違いない。もっといい音楽と、そしていい景色に出会いたい・・・

小堀流踏水術

　昨年１０月から小堀流踏水術（こぼりりゅうとうすいじゅつ）なるものを始めた。日本古来から伝わる古式泳法のうち、現存する１２流派の一つで、歴史は４００年前の肥後細川藩にさかのぼる。

　２０数年前、故郷の小樽で赤十字水上安全法救助員の資格をとったが、その時、教えてくれた先生方が１２流派の一つ、向井流出身であったため、何度かその華麗な泳ぎを目の当たりにしていた。

　昨年８月、日本泳法の全国大会が熊本市内で開催され、見学に行った。水面をなめるように滑るように泳ぐその優雅な泳ぎはシンクロに通ずるものがある。実際、シンクロの選手も習っていると聞く。

　せっかく熊本に来たのだから、これも何かの縁、と小堀流に入門しようとするがきっかけがつかめず時が過ぎていった・・・ある日、同じスポーツクラブに通っていた「じょう」さんから、小堀流が初心者を対象とした講習会を開催する、と聞き早速、入門した次第である。

　実際に泳いでみると今までの泳ぎの概念とは全く違う。これはプールのような死んだ水ではなく、生きた水（流れの速い川など。）を泳ぐための泳法なのだ。いつか、鎧（よろい）・かぶとを身にまとって熊本市内を流れる白川を泳いでやろうと思うが、まだまだ遠い先の事のようだ。

☆先月早朝、「遠くへ行きたい」のロケが熊本市内のアクアドームであった。葦北鉄砲隊の紹介とセットで小堀流も紹介されるらしい。熊本県内の放送は２月１７日（日）午前１０時５５分から。東京・大阪地区は１月２７日（日）午前７時半から放送予定。注）初心者の私は、残念ながらうつっておりません。あしからず。

　

年をとった証拠

　一週間ほど前から左手がしびれている。原因は、わかっている。持病の頸椎ヘルニアが悪さをしているのだ。

　８年前の冬、起きたら左肩が重く、首がまわらなかった。寝違えたのかな？と思って放っておいたが一週間しても治らないので中国針やマッサージに行くが、どれも効かない。レントゲンをとって初めて頸椎ヘルニアと判明した。首の骨と骨がすり減って中の神経を圧迫している。「経年変化ですね。」と医者は言う。手術をすれば治ると言うが、もし失敗でもしたら重要な神経が集中するパーツだけに社会復帰が難しい状態にもなりかねない。当分、牽引治療と温熱治療を繰り返すことにした。２年後、同様の症状を繰り返し、忘れていた頃に同じ症状が出てきた。最も寒くなるこれから、また痛みとつきあっていかないといけない。

　久々に福岡に行き、天神の本屋をのぞいた。直木賞受賞作「私の男」がすでに店頭にならんでいる。なかなか衝撃的な作品だ。
　まだまだ早いが「５５歳からの一番楽しい人生の見つけ方」と村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」を買う。村上春樹の本は若い頃は興味がなかったのだが、年齢を重ねてなお、みずみずしさを失わない彼の文体が私も年齢を重ねた今、気に入っている。彼がウルトラマラソンやトライアスロンをやっているとは知らなかった。（村上龍と間違えていたのかな？）

　私は、本を読むより、本を買うのが好きだ。いわゆる「積ん読（つんどく）」スタイル・・・本を買う、というか本屋の中を徘徊するのが好きなのだ。そんな自身のために「本２００％活用ブック」を買った。これを参考に家の中に積まれている本の整理をしよう。

☆出張中にパンツを忘れた私がしたことは・・・パンツをはかないで過ごそうとも思ったが、結局は、同じパンツをはいて過ごしたことでした。（な～んだ、つまらない。）

ラウンジ

　３日間、出張で不在していた。出張先で困るのは忘れ物・・・だが、たいていの物はコンビニで買える中、今回は替えの下着を忘れた。替えのパンツが１枚しかない。そこで質問、替えのパンツが１枚しかない中、私がとった行動は次のうちのどれでしょう？
①コンビニで男性用のパンツを買ってはいた。
②今まではいていたパンツを裏返して３日間過ごした。
③替えが無いのでそのまま過ごした。
答えは、明日・・・（つまらん！）

　昨日は久々の運動不足解消のため、スポーツクラブに行こうと思ったら飲み会の誘いが入った。３時間しか寝ていないし、出張先から帰るのも遅くなるので断ろうと思ったら、来週の仕事に関係する相手も来るというので行くことにした。

　夜８時過ぎ、遅れて店に行くと既に２人ともできあがっていた。その後、男２人女１人でなぜか「ラウンジ」に行くことになった。１時間３０００円で客１人に女の子１人がつく。以前、私の友人はこの手の店で「私は女だぞお～。何で女が来るんだ。男はいないのかあー！」と文句を言った。店側は「当店は、そのようなシステムではございませんので・・・」と一生懸命説明するが友人はひるまない。仕方がないので苦肉の策で店の女の子のフィリピーナを連れてきたら余計、逆上した、という話を聞いた。

　仕事上の突っ込んだ話をすると女の子達が話についてこられない。なるべく違う話題にした。酒（鹿児島の米焼酎）は珍しく、それなりに美味しかったが、カネを使って気を使って帰って来た。