小堀流踏水術

　昨年１０月から小堀流踏水術（こぼりりゅうとうすいじゅつ）なるものを始めた。日本古来から伝わる古式泳法のうち、現存する１２流派の一つで、歴史は４００年前の肥後細川藩にさかのぼる。

　２０数年前、故郷の小樽で赤十字水上安全法救助員の資格をとったが、その時、教えてくれた先生方が１２流派の一つ、向井流出身であったため、何度かその華麗な泳ぎを目の当たりにしていた。

　昨年８月、日本泳法の全国大会が熊本市内で開催され、見学に行った。水面をなめるように滑るように泳ぐその優雅な泳ぎはシンクロに通ずるものがある。実際、シンクロの選手も習っていると聞く。

　せっかく熊本に来たのだから、これも何かの縁、と小堀流に入門しようとするがきっかけがつかめず時が過ぎていった・・・ある日、同じスポーツクラブに通っていた「じょう」さんから、小堀流が初心者を対象とした講習会を開催する、と聞き早速、入門した次第である。

　実際に泳いでみると今までの泳ぎの概念とは全く違う。これはプールのような死んだ水ではなく、生きた水（流れの速い川など。）を泳ぐための泳法なのだ。いつか、鎧（よろい）・かぶとを身にまとって熊本市内を流れる白川を泳いでやろうと思うが、まだまだ遠い先の事のようだ。

☆先月早朝、「遠くへ行きたい」のロケが熊本市内のアクアドームであった。葦北鉄砲隊の紹介とセットで小堀流も紹介されるらしい。熊本県内の放送は２月１７日（日）午前１０時５５分から。東京・大阪地区は１月２７日（日）午前７時半から放送予定。注）初心者の私は、残念ながらうつっておりません。あしからず。