今年の流行語大賞

　１月も今日で終わり。ちと早い（早過ぎ？）ですが、「今年の流行語大賞」候補にピックアップされそうな気になる語彙について考察してみたいと思います。

　まずは、この一か月間、私たちが毎日のように耳にしている「アベノミクス」・・・ただし、この語彙が最終的に１２月の段階で候補にノミネートされるか否かは、今後の安倍政権のなせるワザ次第？

　そして、もう一つ、個人的に気になるのは・・・ＮＨＫ大河ドラマ「八重の櫻」でおなじみのあのコトバ・・・そう、「ならぬものはならぬ」デス。

　結構、気に入ってるんですけどね。このコトバ。相手からの様々な要求に対してスパン！と切りたい、断りたい時は、このコトバが効きそう？

　でも、我々庶民の生活に不利な事が次々に決定された場合、「総理、なんとかしてください。このままでは庶民の生活が・・・」なんて誰かが仮に言ったとして・・安倍総理に「ならぬものはならぬ」なんていわれたら身もフタも無いですけどね（笑）

　さて、年末の話を今からすると「鬼が笑う」なんて言われますが、今週末は「節分」ですよ。今年の恵方って、どっちだっけ？？

逃亡者は南を目指す・・・

　以前、同様のタイトルで記事を書いた記憶が・・・あれは、いつだっけ？

　記憶の新しいところでは、リンゼイさん殺害犯人が石垣島で捕まったこと。そして今回、資産家夫婦殺害容疑で４１歳の男が宮古島で逮捕された。仲間の４３歳の男（首謀者とみられる）は、まだ宮古島にいるらしい。いや、今頃、宮古よりも人口の多い那覇市内に潜伏し、、私と同じ空気を吸っているかもしれない・・・

　ふと、考えてしまう。逃げるなら東西南北いづこへ？

　たぶん、多くの人が北とは逆の「南」を選ぶのだと思う。なぜ？？

　なんだか悪いことをして逃れるには「北」は、あまりに物悲しい、さみしすぎる・・・だから「南」！そこには自由で明るい空気が流れている、たぶん。


　でも、予想に反して冬の沖縄は寒く、雨も多い。（今年は少ないけど、その分、寒さが倍増？）

　昨日、サウナで２人の人から同じことを言われた。「白くなったね。違う生き物みたい・・・」

　・・・・、ワタシ、冬は苦手です。太陽を浴びない分、カラダが弱くなっているような気がします。

　そっか、逃亡者は「南」に逃げるのではなく、「太陽」を追いかけていたんだ。だったら、私が逃げる時は、沖縄ではなく、さらに南だな。
　

石垣島散歩

　昨日、飛行機の時間まで少し間があったので、久しぶりに石垣市内を散策した。なんか、オシャレな店が増えた・・・

　石垣市内は、これまで幾度となく訪れているけど、今回、初めて公設市場のあるアーケードに行った。おもしろいのは、アーケードが横２列になっていること。だから、土産物屋に入って裏口から出るとまた先にアーケードがある？？

　そのアーケードからはずれた所にも何軒か小さなお店があって、店の前に先日の石垣島マラソンのＴシャツにピンクのスパッツをディスプレイしたお店があったのでつられて入った。

　女性用のアウトレットスポーツ用品を扱う店らしく、アディダス、プーマのウエアやシューズが並んでいた。

　私が入って物色していると、小柄な女性店主が、「昨日、走ったんですか？私もフルマラソン初めて走りました。」と話しかけてきた。ランナーは街着を着ていても、足元はランニングシューズだから、すぐバレる。

　「実は、私も初フルが石垣島でした。もう、１８年前・・八重山マラソンって名前でしたけどね。初フルの翌日からお店に立ってるなんて大変ですねー。」「この階段の段差だけでも大変です。でも、思ったより速く走れました。終わって生ビール３杯飲んじゃいましたけど、スーッと入っていく感じでぜんぜｎ酔わないんですよ。」「へー、で、どれくらいで完走されたんですか？「「４時間９分です。」

　参った。私の初フルは彼女の目標としていた４時間４５分、で、一年前の私は４時間８分、で、今年の私は４時間４２分・・・？？

　それにしても、「走り」だけではなく「酒」も強そうだ（笑）

　そんなこんなで気が付いたらＴシャツ１枚とプーマのランニングシューズを買っていた。

　「次は久米島マラソンも行ってみて下さい。楽しいですよ。」「また、どこかで会えるといいですね。」

　そんな会話をしつつ店を後にした私は、来年の石垣島マラソンも、またこの店に寄ろう、と思った。

　アレ？もう、フルは辞めたんじゃなかったっけ？？なんだか最近、自分のためじゃなくて人のために走ってます？？

最南端のフルマラソンは、とても寒かった．．．

最南端のフルマラソン．．．という枕詞にひかれて初フルを石垣島に選んだのが18年前。気温25度の炎天下を汗だくでゴール。昨日の石垣島は雨、そして風でゴールしても手がかじかんでいた。ゴールタイムは、初フルをわずかに3分切っただけ。やはり、日頃の練習中量は正直です。100kmの大会まではね。

今年はハーフに出ない宣言したワタシ。できれば、フルにもエントリーしないでおこうと思ったけど、昨年、久米島マラソンで知り合いになり、fb 友になったりかちやんから誘われ、エントリーした。それも月曜休みをとって。

昨夜は、石垣市内でりかちやんと飲み。一回り以上年下だけど、結婚願望ゼロ、子供嫌い、動物好き、団体行動が苦手、酒が好き、運動好き．．．という互いの共通点が見いだされ、話は尽きることなかった。唯一最大の相違点は、片付けが苦手な私に対し、超キレイ好きなこと？

次は久米島マラソンかな？って、仲間との飲み会のためにフルにエントリーしてるやん、ワタシ．．．いいのだ、これで。

しかし、ここ近年、フルマラソンも仮装が増えたねー。昨日も、ピカチュウにドコモだけ、ミッキーマウスにピンクのもじもじくんみたいなつなぎ着て愛が欲しい、なんてタスキかけてた女子もいた？

登りでくたばっているのは男子が多かったけど、総じて女子は元気だね。これからのにほんを支えるのは女子力かもしれない。ガンバレ、女子．．！

統一教会と私

　先日、もう一つの私のブログである「フィットネス原人」の記事を書いていて、ふと思い立ったことがあったので唐突ではありますが、今日はこの議題で・・・

　私の実家は熱烈な日蓮正宗でして、創価学会の分派になるのですが、創価学会とは一線を画していました。そもそも、日蓮宗自体が、他の宗教を「邪宗」として認めない傾向にありまして・・・教祖の日蓮は決してそのような人ではなかったと思うのですが・・・よって、私の幼少時代からその影響は色濃く表れていました。

　毎朝、仏壇の前に座らされてお題目の「南無妙法蓮華経」を唱えさせられ、小学校高学年には私も「なんみょうほうれんげきょう　ほうべんぽんだいに　にじせいそん・・・」と一人前に経を唱えられるようになりました。他の宗派を「邪宗」扱いし、宗教として認めないワケですから、当然、他の宗派のお寺や神社に行っては行けない。私は大人になるまで初詣に出かけたことがありませんでした。初詣に行くことが私の夢でした（笑）

　近所の神社のお祭りの際には、家の軒先に飾りを飾るのですが、自治会の方が来ると「うちは、そういうのはお断りしていますから・・・」と母はかたくなに断っていた。そんな母にやがて私は疑念と反発を抱くようになり、高校時代には「佛教大学に行って、どれが本当の宗教か確かめてやる。」なんて言って母をこまらせました。

　母の留守中に尋ねて来たエホバの証人の方の話に耳を傾け、母に内緒で王国会館（エホバの証人の教会）に行ったのもこの頃でした。

　幼少期から習っていたピアノを続けるため、短大の音楽科に進学しましたが、なぜかここは仏教系の学校で母が忌み嫌う「邪宗」である浄土真宗でした。

　西洋音楽を勉強するには、キリスト教は切っても切り離せません。特にバッハのような古典音楽は宗教色が色濃くにじみ出て来るため、自然と聖書を手にして読む習慣ができました。

　短大在学中、冬の寒い日、街頭で呼び止められてアンケートに答えたのが統一教会との出会いでした。

　彼らの経典である「原理講論」は、歴史は４００年ごとに繰り返されるということを証明し、信者の方が具体的に過去の世界史を例に４００年ごとの歴史の出来事を書き出して説明してくれました。その実証に「これぞまさしく本物の宗教だ！」と共感し、隠れ信者になりました。つい最近まで文鮮明氏の写真を持ち歩いていました。

　今思うと、統一教会とオウム真理教というのは共通点が多い。信者は集団生活をし、我々、通修組というか実際に仕事を持っている者からの献金によって活動資金をまかなっています。私がいまだにお金がたまらない理由の一つは、２０代～３０代前半で統一教会に多額の献金をしたからだと思います。

　私が会を離れるきっかけとなったのは「合同結婚式」です。みなさん、すでにご承知のとおり、全世界の信者をマッチングさせて同じ期日に大規模な結婚式を挙げます。全く結婚願望の無かった私は、これを機に会を離れました。

　当時は、日曜のミサで歌われる讃美歌の伴奏をしたり、街頭で一緒にパンフレットを配ったこともありましたし、仕事を辞めてタイ人と合同結婚式を挙げた後輩もいました。

　一方で統一教会は宗教界にとどまらず、政治経済にも幅広く活動の分野を広げていました。勝共連合なる共産党に対抗する組織を立ち上げ、文鮮明氏は当時ソ連の大統領だったゴルバチョフ氏とも会談しています。その後、ゴルバチョフ氏は改革路線に走り、ベルリンの壁が崩壊し、ソ連がロシアになり、最終的にミハイル・ゴルバチョフ氏がノーベル平和賞を受賞した陰には統一教会の働きかけがあったのだと私は思っています。

　さて。幼少期からの我が家の宗教戦争に始まり、統一教会への入信と献金、そして脱会・・・今の私は特に信じている宗教はありません。ただ、ここ沖縄に来て一つ、ビックリしたことがあります。それは、人事書類で必要事項を書く欄に「宗教」がありますが、ここに「先祖崇拝」と書かれているのです。おい、ふざけるな！って思わず言いたくなりましたが、実は、沖縄ではこれがフツーなのです。

　今でも、沖縄の若者はご先祖様を崇拝しています。彼らにしてみれば、私は異邦人、いや、異星人なのかもしれません。


　今、混迷の世の中にあって、本当に必用なのは「宗教」だとは私は思っていません。それなりにいろいろな宗派を遍歴してきた立場の者として・・・この世の紛争の種となるのは大きく分けて「領土問題」そして「宗教」だと思っているくらいです。今の宗教には、この世を救う力は無いどころか逆に紛争を呼び起こしているのだと確信しています。では、神はいないのか？？

　否、です。神はいつでもどこにでもいます。私達が本当に自分の本心に語り掛け、素直にそれを実行しようとした時、神はそこに舞い降ります。

　今の世に必要なもの、それは宗教ではなく、コーチングだと私は思っています。