台風一過・・・

　毎回、台風が接近するたび「最大級の警戒が必要です。」と言われておりますが、通り過ぎてみると、なんだ、たいしたことなかったじゃん・・・ってことになります。が、今回に限って気象庁は何も言わない。何もどころか、本当にすごい台風でした。

　昨日は朝起きた時からすでに暴風域に入っており、交通機関も全面的にストップしていたので、いやおうなしに自宅で缶詰状態だったのですが・・やがてベランダの網戸が左右にスライドし・・・（フェイスブックで他のお友達は「台風のおかげで現在我が家は網戸が自動ドアです。」なんて言ってたけど。）
そのうち、上下で固定しているベランダの戸が鍵がはずれるんじゃないかと思うくらい上下にゆすぶられ、時折、マンション６階部分の我が部屋も小規模な地震のように揺れ、閉めた窓の隙間から雨が吹き零れ、部屋の３か所でちょっとした浸水・・・

　ほんと、風の力ってスゴイですね。いまだ体験したことのない台風でした。

　正午を過ぎて台風の目に入るといったん小康状態からやがてピークに・・・１２時半、我が家周辺が停電・・・結局、復旧したのは７時間後でした。（県内では、まだ復旧していないところがあるようです。）

　さて、台風一過の今日は・・・晴天！を予想していたのですが・・・どんよりとした曇り。しかし、明日は週明けであると同時に月初め。いろいろとやることがあります。その前に、出勤してあちこちの被害状況を確認・・・朝からバタバタ・・・ってなことになりたくないんで・・・午前中のうちに、担当区域をランニングして被害状況をこの目で確認し、明日以降の作業見積りを立ててしまいましょう！

住んでみないとわからない・・・

　ついにやって参りました、台風１７号・・・メンタルパワーセミナー、ビーチクリーン、スキンダイビング＆バーベキュー・・・週末予定していた数々のイベントをきれいサッパリと吹き飛ばしてくれます。

　沖縄の台風ってそんなにスゴイの・・・？住めばわかるさあ～。

　北海道はデッカイど～って憧れる人へ　→　あなたは真冬の早朝、いつもより３０分早く起きて、まずは自宅の前の雪かきをし（しないと外へ出られません。）次に、クルマのフロントガラスに張り付いた氷を溶かし、クルマのキーをドアに差し込もうとしたら、差込口にも氷が張りついていたので取り除き、いざ、職場に行ったら、大雪の後で除雪・・・自宅に帰ったらまたしても雪が積もっていたので、玄関口の除雪・・・こんな毎日を過ごせますか？（って、大雪が続くと北国の日本海側ではこのような日々を余儀なくされるのですが・・・）

　さて、そんな寒～い（最近では暖かい？）北海道をぬけだして沖縄へ来た私・・・このたびは毎週末の貴重な休みに訪れる台風に正直、怒りを感じております。

　沖縄の台風がどんだけスゴイのか・・・まず、外に出ようとドアを開けると・・・その前に、風圧でドアが開けられません。仮に開いたとしましょう。そのまま風圧でバタン、いたた、手が・・・指が・・・これで指を失ったという話を聞いたことがあります。

　最大瞬間風力４５メートルって、どんな感じ？通常、２５メートルになるとじっと踏ん張っていないと前へ進めません。（走るどころか歩くのも一苦労）、４５メートル？外に出ないこと。仮に出たとしたら、突風に足元から救われます。すってんころりんした先は、硬いアスファルトです。大腿部や腰の骨を折るかもしれません。

　風速５０メートル以上になると・・・電信柱が、風車が倒れます。外に出していた洗濯機が舞い上がり、電線に、電信柱に引っかかり停電・・・

　
　さて、どこに住むか・・・それは、あなた次第です。

　

リメンバー東北縦断 ⑧

　８月１８日（土）　古川～仙台　４４ｋｍ

　ついにこの日が来てしまった。まだまだ走っていたい、走り続けたい・・・

　いつものごとく午前５時、ホテル前で記念撮影してスタート！いつもより短い４４ｋｍ、まったりとした雰囲気の中、しばらく歩いてワイワイと・・・

　この日のゴールは仙台市内のホテル。あまり早く着いてもチェックインまで時間がありすぎる。適度に時間調整かねて途中も歩く。

　やはり、途中から日差しが強くなり、コンビニでアイスとお友達に・・・

　午後１時過ぎ、ホテル到着・・・すでに到着している小池さんは、ちゃっかりホテルのシャワーを浴びてスッキリしていた。

　その小池さんと、夜の打ち上げの下見に・・・そして、ホテルとなりのレストランで一足早く祝杯・・・！

　午後６時、総勢１２名で打ち上げ・・・８日間の思い出話に花が咲く・・・周りの私の走りに対する総評は、「暑さに強い。雨が降ってももくもくと走る。休憩しない。道を間違えても修正が速い。」でした。ありがとうございます。

　この中で、来年の日本縦断に参加されるのは約３分の１・・・はやり５４日間、休暇をとれるのはごく一部の方です。

　充実の８日間・・・これが×７も続くと思うとワクワクします。早く定年になりたい・・・！？

リメンバー東北縦断 ⑦

　今、気付いた！タイトルが「奥州街道」から「東北縦断」になっていることを・・・このまま「東北縦断」で通します。


　８月１７日（金）　一関～古川　５２ｋｍ

　前日夜のミーティングは、いつになく緊張感が走っていた。この日のコースはスタート後１０ｋｍから、道なき道をゆく・・・主催者も道を知らない、地図上に無い道・・・つまり、奥州街道とされるルートを現代の地図上にトレースしているため、今までにも、街道が途中、線路になっていたり、学校や浄化センターなど公共の建物によって通行止めされていたりしたが、今回のルートは、そんな生易しいものではない！

　なんせ、現代の地図には記載されていない道・・・・果たして実際あるのかどうかわからない道（通常、地図に記載されていなければ道は無いはずだが・・・）、その道を現地で探し出して通る・・・という非常に無理難題である。探し出しても、果たして最後まで道が通じているという保証はない。その道が正しいのかさえわからない。唯一、正誤を判定する方法として・・・地面に耳を当て、新幹線の走る「ゴーッ」って音が聞こえたら、間違いない！そんな馬鹿な・・・

　雨の中、いざ、スタート。問題の地点にさしかかると皆、慎重に地図とにらめっこ。ネットで事前に調べてきた参加者の情報によれば、「鬼死骸（おにしがい）」というバス停から入っていく道がある、という・・・鬼の死骸？何とも薄気味悪い地名である。

　しかし、実際には「鬼死骸」というバス停は無かった。そのまま行くと国道に出てしまう。もう一度探そうと道を戻ると昇ってくる連中と出くわし、みんなで道を捜索・・・

　誰かが、これが鬼死骸のバス停だ・・・という。そこにはバス停が無い。先ほど、地元の人に聞いたのだそうだ。その道を山側に向けて入り、地図の方向目指して走る。たんぼのあぜ道・・・そろそろ目的のルートに到達するころだが・・・らしきルートは現代ではブッシュに覆われ、道は残っていなかった。

　そのまま田んぼのあぜ道を行く集団と戻って国道から迂回する集団とに分かれる。私は、国道迂回組へ・・・主催者が左に曲がる。そのままついて行く・・・確かに、地図を見ると左に曲がった道を行けば、本来の行きたかった道に出る。果たして、田んぼのあぜ道の左手に本来行きたかった道の出口があった。（時間があれば、この道を逆走するのだが、そこまで調べる余裕は無い。）

　田んぼをぬけて再び心もとない山道に入り、下って昔の宿場町「有壁宿」に出た時は安心した。

　２回目の山道の時、入り口を見つけきれず、そのまま国道を南下・・・やはり、途中で正規ルートの出口にぶつかる分岐点を見つけ、そこから合流・・・

　天候は、雨のち晴れのち雨・・・最後は、雷雨で進行方向に稲光、稲妻が私についてきた・・・そんなスリリングな七日目・・・５２ｋｍと、一日の走行距離にしては短いのだが、内容的には十分、濃すぎる一日でした。

リメンバー東北縦断 ⑥

　８月１６日（木）　花巻～一関　５９ｋｍ

　この日も、市街地・・・だけど途中、高速道路の高架を何度も突っ切る。高速道路の高架橋は注意が必要だ。同じところにいくつか出入り口があって、特にＩＣでは迷子になるから・・・

　６日目に入り、前段を走っていた数人と同じペースになった。この日も朝から、みんなでワイワイとスタート。ところが、途中、浄化センターが行く手を阻む。一番の近道は浄化センターを突っ切ること。だが、重要施設のため、「関係者以外立ち入り禁止」の看板が。監視カメラもありそうだ。

　ここで前後を走っていたグループが一堂に集結・・・結束して、３方向に分かれて進める道を探すことになった。（ここが、他の大会と違っていいところ！）

　結局、ブッシュで行けず、地図を見て国道に出て大きく迂回することに・・・（写真）

　中盤、日が差して暑くなった。普段、前を走っている連中が私の周りにいる。得意になって、先に行く。平泉ＩＣであろうことか逆走・・・気付かず、１．５ｋｍほど走ってしまう。疲れてくると、実際の距離より短く認識してしまうのだ。原因は、高速をくぐる場所を２つも手前にとってしまったこと。

　ようやく突入口を見つけ、平泉は中尊寺へ向かう。名だたる観光地は人が多かった。金色堂も並んでいた。

　中尊寺を過ぎてゴールの一関市内へ向かう途中、ここでも橋が工事中・・・さすがにまたげないので、これまた迂回・・・迂回の一日で実際の距離は６０ｋｍ超。

　ホテルに到着後、外のコインランドリーで洗濯物を放り込んで中華料理店でビールを注文していると、参加者のハットリ君が旨そうに料理を平らげていた。その食べっぷりに「何時にゴールしたの？」と聞く。「まだ、ゴールしてません。走ってる途中です。」あっぱれ！