地下壕

私が住んでいる沖縄本島南部は、かつての日本軍終焉の地であり、激戦地である。いまだに工事現場から不発弾が出たり、時には人骨が出ることも珍しくない。そのへんを歩けば防空壕の跡もある。私の職場の近くに日本軍の地下壕があり、４月からそこの管理を任された。今日は内地から研修に訪れるので、近くのマンホールの蓋を開けて換気し、自ら中に入って蜘蛛の巣払いとハブがいないか点検しないといけない．．正直、一人で壕の中に入っていくのは気が重い。萩２５０キロで一人、深夜の山道を行くのと違い、明らかにそこは恐怖と殺戮の現場なのだ．．私は小さい頃、探検家になりたかったんだよな、そうだよな～、と自分自身を励ましながら、懐中電灯の灯りをたよりに前へ進む。ずっしりと重い空気がのしかかってくる．．幸い、ハブはいなかった。かまれる前にかめ！そういえば、沖縄方言で、かめ、とは食べろ、ということ。よく、店やおうちに行って、あれも食べろ、これも食べろ、というのを俗にオバアのかめかめ攻撃、と言うけれど．．それにしても、戦後半世紀以上の時を経過しているにもかかわらず、堅牢な壕の造りに圧倒されるとともに、そのようなもの
を作ってまで戦い、生き伸びようとした

普天間問題について

　本日は、禁断の普天間問題について、あえて触れてみたい。実際、沖縄に住んでいると避けて通れない問題（事実、沖縄本島の都市部のど真ん中に位置する普天間基地は、その広大な敷地から、クルマでは避けて通れない？わざわざ近道があるのに迂回するようなもんで相当邪魔な存在である・・・）

　私が思いたったのは、先日、夜１０時のタケシの報道番組の中で、基地の町のスナックで海兵隊員が飲んでいるシーンを見てからである。スナックのママとの会話・・・「もうしばらく会えなくなる・・・」「アメリカに帰るの？」「いや、アフガニスタンに行くんだ。」「・・・そう・・・」

　アフガニスタンがどんなところかは、言わずもがな。そこで私はある詩を思い出した。詩というか、高校の古典の教科書に載っていた王韓という人の「涼州詩」という漢詩である。当時の記憶のままに書き出してみたい。

　　　涼州詩　　王　韓　

　葡萄の美酒　夜光の杯　

　　飲まんと欲すれば　琵琶　馬上に催す

　我　酔うて砂上に伏すとも　君　笑ろうことなかれ

　　古来より西域にいでし者　域人ぞ帰らん


　なぜか知らぬが、この文章

雨の日は．．

雨の日は．．フィットネスのハシゴ．．スタジオプログラムを午前２本、午後２本．．と仕事がフルで休みの土曜の変わらぬパターン。だが、いつものパターンも、将来の自分の職業を意識して見ると違ってくる。スタジオで毎回顔を合わせる仲間との何気ない会話の中に、顧客が求めているもの、あるいはスタッフの言動に工夫や苦労を．．将来、自分がフィットネス業界に身を置くことを前提にして見ると、毎日のスポーツクラブ通いは、もはや私にとって単なるカラダを鍛える場所ではなく、メシのタネを与えてくれる場所なのです．．

メンタル・フィットネス・トレーナー

定年後、しばらくは走って遊んで暮らそー、なんて夢見てたら、ライフプランシミュレーションなる結果を見て愕然とした。今のライフスタイルを維持していくには、働かないといけない。いい年こいたオバサンを今さら雇ってくれる企業なんてそうそうありはしない。パートに出るにしても、レジ打ちひとつできやしない．．こうなったら自分のために起業するしかない。私は何ができるのか？何がしたいのか？はたまた現在の職を解雇される時の世の中のニーズは？と考え、私なりに出した結果は．．心身の両面からケアし、クライアントにあったトレーニングを処方していく、名付けてメンタル・フィットネス・トレーナー．．依然、走りながら話をすることで精神的に癒やされた経験から、ランニング・セラピーなるものを思いついたのがきっかけだが、実際に私のイメージに近いことをしているパーソナル・トレーナーがいた。その人が書いたのが、この本。この本を読んで将来の明確なビジョンが浮かび上がった．．

クロストレーニングのススメ‥

子どもの時から、北国のスポーツと言えばスキー。アルペンもノルディックも両方やった。学生時代は意外や文化系だったが、それでも、必須クラブで柔道、水泳をやっていた。もともと武道には興味があり、社会人になってから空手を始め、黒帯をとった。ブラジリアン柔術もやった。ライフセーバーの資格を取り、ビーチで活動した。ウルトラマラソンにはまったのは１５年前のこと．．以来、走ることしかしていないが、走るだけでは脂肪燃焼しないカラダになり、スポーツクラブに入会、ウェイトトレーニングやボクササイズ、アクアビクス、スキンダイビング、エアロ、ラテンダンス．．と今では、ほとんど全てのプログラムに首を突っ込んでいる．．特にダンス系プログラムを取り入れてからは劇的に変わった。自己の可能性の幅が広がった。なんて言うか、カラダの隅々までの細胞を意識して動かせるようになった。一つのスポーツだけに終始していると故障しやすいが、あらゆるスポーツを取り入れることでカラダの様々な部位を動かし、一カ所に負担がかかることを軽減してくれる。ただ、そんな私もチャレンジしていないスポーツがある。球技である。不器用な私は、球
と一緒に転がっていきかねない．．球技