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へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

沖縄に残る食育文化

2013-01-19 08:29:09 | 日々雑感
 今日、沖縄は「ムーチー」です。??ムーチーとは「餅(もち)」のこと。

 旧暦12月8日の頃になると南国沖縄も極端に寒くなるので、昔から寒さに負けない強い子供に育つよう願いを込めて沖縄の各家庭では、この日を前に餅を作り、サンニン(げっとう)という大きな熊笹のような形をした沖縄に自生する植物の葉にくるみ、子供の年の数だけ作って葉でくるんだ餅を紐で数珠つなぎにし、家の軒先につるします。そしてムーチーの日が来たら食べるのです。

 今はスーパーでも手に入るので、サンニンの葉にくるまれた餅を私も食べたことがあります。ほのかなニッキのような香りのする以外は、特に味の無い餅です。

 けれど、各家庭でつくられているものは、作る過程に意味がある。そう、お母さんだけじゃなく、おばあちゃん、そしてお姉ちゃんは妹の為に・・・要するに家族3代に渡って作るのです。だから、そこで自然と会話が生まれる。ふだん、なかなかできない会話が・・・

 沖縄の人々は、非常にこのようなシチュエーションを大切にします。ムーチーは、今も沖縄に残る大切な文化・風習です。

 ちなみに「ムーチー・ビーサー」と言って、沖縄ではこの日を境に急激に寒くなります。今朝の気温11度?風の強い沖縄では10度を切ると寒さが身に沁みます(笑)