グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

3/16-3/20 週間動向 4オピション等満期日、取引量も多い中、金利上昇遅れるの期待感の中で高値終了

2015年03月21日 | 金融市場
過日のFOMCの中でイエレン議長の政策金利に対するコメントを受けて米株式市場は連動するドルの主要通貨に対する1.4%のマイナス展開となりましたが月間では2.5%の上昇です、目につくのは今まで下降を継続していてユーロの対ドルレートがギリシャの新政権成立後従来の緊縮政策に反対の立場を崩さずギリシャの先行きの経済に対する大きな不安感とともにユーロ離脱すらささやかれる状態をうけてユーロは対ドルパリテーすら示現するかの観測もありましたがここにきてギリシャから新たな財政改革の案件が提出されユーロ閣僚からの好意的な発言もあり対ドルレートも1.08の水準まで回復してきており、反面ドル指数は下降し商品市場は反発、特にエネルギーセクターに好感を与え+1.4%でした:
またサイクリカルセクターの展開もポジテブとなり住宅関連のETFは上昇しました、ヘルスケアー、バイオセクターも買いが入り堅調です:

週間の市場展開は下記です:

   指数      週初め       週末         変化     年初来

DJIA 17749.31  18127.65    378.34   +2.1%   +1.7%

NASD  4871.75   5026.42    154.66   +3.2%   +6.1%

S&P500 2053.40   2108.06     54.66   +2.7%   +2.4%

R2000  1232.14   1266.37    34.23   +2.8%   +5.1%

先週までの下降常態から月曜日のS&P500の50日線を上抜けする上昇は週からの明るい展開を予測させました: 火曜日は翌日のFOMCを控えてMIX状態の展開でした: FOMCにおいて米国経済の先行きの観測をGDP予測を2.3-2.7%と2.6%-3.0%の前回の予測値よりしたまわる観測をだしさらにインフレ観測も1.0%-1.6%の12月の前回観測よりも下回る0.6%-0.8%と修正しました: 政策金利を引き上げるタイミングは市場でも2.0%にリーチした時と観測しておりこのコメント後にS%P500は20ポイント急騰、債券市場ではイールドが1.995%と急降下1.92%の2月の史上最低の水準まで瞬間下降しました、価格は10ポイント上昇です: 無論通貨市場もその間おおきく影響を受けましたが金曜日の終了時までには落ちついてきました

ユーロ 1.0814  下値 1.0651
日本円 120.02  高値 119.91
スイス 0.9737
中国元 6.2127  変わらず 

債券市場 債券市場にとつては好調な展開でした5年債のイールドは1.41%、10年債はい。92-93%と大幅に価格は状しています

商品市場の展開はCRB指数が1.48%214.65と堅調です:
WTIの原油先物は 46.57 +1.04「5月)
ブレンド先物は 55.32ドル +0.89
天然ガス先物 2.79 -0.03
金先物 1184.60  現物は1182.54 +11.38ドル
穀物先物は5月物に買いが入り堅調に値を上がました:






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