グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

2012年最後の週間動向

2012年12月30日 | 株式

  指数      週初     週末       変化        年初来

ダウ      13190.84  12983.11   -252.73  -1.9%  +5.9%

ナスダツク   3021.01   2960.31    -60.70  -2.0%  +13.6%

S&P500   1430.15   1402.43    -27.72  -1.9%  +11.5%

R2000     847.92    832.10     -15.82  -1.9%  +12.3%

上院と下院からの色々なニュースが市場を変動幅の多い情けない市場展開となりました:
ダウの年初来の数値に今年の株式市場の異常な展開を良く表しています: 減税問題と財政削減の件に関しては何も12月に表面化したわけではなく年初からの問題は政治家の責任です: 2ヵ月後には米国の予算の上限に着ます、あらためて引き上げなければならないのです、しかし当面の2つの問題をクリアーできないのに話にならないと思います:

日曜日と月曜日の2日残りました、何らかの妥協点に行き着くのか明朝判明するでしょう:      


オバマ新たなる提案せず、共和党は妥協せず残り3日、崖から落ちるのか?

2012年12月29日 | 商品市場

ダウ 12938.11 -158.20 -1.12%: ナスダツク 2960.31 -25.60 -0.86%: S&P500 1402.43 -15.67 -1.10%: 10年債券 イールド 1.7110%: 株式市場の変動幅を示す(VIX)は11%跳ね上がり21.6%となりました: 7月以来のVIX の動向は20以下であり13ぐらいが平均でした、しかし投資家は(崖)問題の進展の不透明さからココのところ数週間防御姿勢に転じており過去6ヶ月ぶりの高い数値で引けています、今日にしても一時オバマが新たなる提案をするとのニュース(?)が入り市場は急速に回復をはじめダウで13050を上回りましたがなんら進展が報告されず4時過ぎから同日の最安値となり引けました: 日本の民主党も同じですが政治家は国家を中心に物事を配慮せず自己を中心とした行動につながります: 土日を含めて残り3日で民主、共和の両党は妥協転移いたるのか最大の関心です:筆者は心の隅ののどこかに土壇場解決の希望を捨て切れません:

商品市場: CRB数値 298.78 -0.77: WTI原油先物 90.80 -0.07: ブレント原油先物 110.62 -0.18:天然ガス 3.47 +0.06: 金先物 1655.90 -7.80: 現物 1655.70 -8.40: 銀先物 29.98 -0.27: 銅先物 358.95 -1.15: 穀物: コーン、小麦 大豆等に資金が流入しポジテブな展開です:

為替市場: AUD-USD 1.0373: USD-JPY 85.96 (86円の水準維持できず) USD-CNY 6.2322(元高): USD-BRL 2.0475: GBP-USD 1.6153: USD-CHF 0.9135: EUR-USD 1.3216)堅調です):

最近の日本円の動向はいかに急速で円安推移しているか下記のデーターをご覧下さい

21日移動線 83.52   89日 移動線 80.29    200日移動線 80.01

一目均衡表では  RSI-91と上限に来ています

先行 1 80.98 2 79.99  転換 84.89 基準 83.92 遅行 86.10

転換点は84.89であり89日移動曲線は200日線を上抜けしています: 近いうちにゆり戻しの円高が所見されるかもしれませんがトレンドは円安です: 

日本の株式市場の宴会は昨年の大震災の水準に戻り始めており明るい材料です、10400円の水準を上抜け世界のリーマンショツク以後の主要国の株式は全て100%以上の回復をしているのかで日本だけは回復していません:早く12000円の水準に到達するのを2013年の前半に託します:


2012年市場最終段階に、しかし(崖)問題解決せず

2012年12月28日 | 商品市場

26日の時点における米株式市場のベルウエザー指数S&P500の26週平均移動線は1411.26、13週は1415.04、25日は1417.37です:  28日はオープン時はポジテブ展開でしたが時間の経過と共に議会からの情報に変動幅が拡大し終了時までに最低値1401.80、最高値1422.89変動幅21ポイントと巡るましい展開、終了時は1418.10(-1.73)で上記全ての移動平均線を上回る数値でありある意味安堵感があります:

ダウ 13096.31 -18.28 -0.14%: ナスダツク 2985.91 -4.25 -0.14%: S&P500 1418.10 -1.73 -0.12%: 金融関連がヘツドラインです、次に素材関連でした: 金の動向に注目します:

商品市場:  CRB数値は295.55 -0.18: WTI原油先物 91.22 +0.34: ブレント原油先物 110.80 -0.27: 天然ガス 3.40 -0.01: 金先物 1666.70 +3.00: 銀先物 30.22 -0.02: 銅先物 360.45 +0.35: 穀物先物はいずれもポジティブな展開でした: 

為替市場: AUD-USD 1.0371: USD-JPY 86.35(52週の最高値76.03から10円の円安展開です、この先87.75銭が円安の次の支持線です:筆者の当面の目標値は90.00です): USD-CNY 6.2370: ブラジル USD-BRLは2.043と多少買われました: GBP-USD 1.6105: USD-CHF 09123: EUR-USD(堅調です):

経済指数としては消費者信頼感度数値は予測の68-70に比べ65.1と低調です: 住宅関連の数値も市場の予測よりも低い数値でした: 明日28日にはシカゴPMI等が発表されます:しかし焦点は議会での進展です:


残り3営業日 金融関連変動幅増幅、消費関連低調

2012年12月27日 | 商品市場

ダウ 13114.59 -24.49 -0.19%: ナスダツク 2990.16 -22.44 -0.74%: S&P500 1419.83 -6.83 -0.48%: 10年債券 イールド 1.7580%: 

商品市場: CRB商品指数 295.73 +2.67%: WTI原油価格 90.97 0.00:ブレント原油先物 111.07 +2.27: 天然ガス 3.36 -0.04: 金先物 1659.60 -1.20 現物 1658.15: 銀先物 30.06 +0.03: 銅先物 359.60 -0.25: 穀物 ミツクス: 

為替市場: AUD-USD 1.0372: USD-JPY 85.57(84円後半の支持線を付きぬけ85.半ばに、円安基調に入るか?: USD-CNY 6.2354: GFP-USD 1.6133: USD-CHF 0.9133: EUR-USD 1.3223(1.32の水準を堅持):

株式市場は財政問題の最終期限を3日後に控えてセクター的には金融関連と消費関連に大きな影響が出始めています