グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

第2四半期 3-7日の展開 

2017年04月09日 | 筆者のひとりごと
まず世界主要株式市場の展開を見てみましょう」


アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 18,664.63 67.57 0.36% -4.79% 17.97% 4/7/2017
TOPIX 1,489.77 9.59 0.65% -5.35% 15.69% 4/7/2017
HANG SENG 24,267.30 -6.42 -0.03% 2.96% 19.13% 4/7/2017
CSI 300 3,517.72 3.67 0.10% 2.62% 10.42% 4/7/2017

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 7,349.37 46.17 0.63% 0.09% 18.45% 4/7/2017
DAX 12,225.06 -5.83 -0.05% 2.19% 27.05% 4/7/2017
CAC 40 5,135.28 13.84 0.27% 2.84% 19.34% 4/7/2017

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 20,656.10 -6.85 -0.03% -1.18% 17.52% 4/7/2017
S&P 500 2,355.54 -1.95 -0.08% -0.72% 15.04% 4/7/2017
NASDAQ 5,877.81 -1.14 -0.02% 0.27% 21.17% 4/7/2017

米国市場の3-7日の動向に限れば:

指標    週始め    週末      変化     年初来

DJIA    20663.22 20656.10 -7.12 -0.0% 4.5%

NASD 5911.74 5877.81 -33.93 -0.6% 9.2%

SP500 2362.72 2355.54 -7.18 -0.3% 5.2%

R2000 1385.78 1364.53 -21.25 -1.5% 0.5%

最近の米国経済の事象として経済指数の二極化が問題となります、消費者信頼感関連指数、また企業の景況感などのセンチメントは急改善していますが経済活動の実績を示す数値は総じてさえない数値なのです、例えば今回の雇用統計が典型的です、非農業部門の3月の雇用数は予測の半分の数値でした、強気派は過去の経験則から(客観データーの方が改善し双方のギャツプは狭くなる)と主張しています、言い換えればセンチメンt主導型の株式市場の展開なのです、(信用取引の総残高5282億ドルと過去最大に膨張しています、明らかに投資家のブルを反映しています、期待先行の相場がもし崩壊するとすれば何時頃かと予測すれば5-6月ごろではないかと一部観測されています、4月末に暫定予算の期限がきれ、新予算を組まなければ政府機関は閉鎖に追い込まれます、与党と議会は対応に追われます、税金改革の議論が本格化する5月以降となり議論は迷走する可能性があります、もし財源が決まらず(時限的な小幅の減税)になるようなことがあれば失望感が一気に広がり膨大な信用取り引きに強烈なUNWINDING)が起こり株式市場は危機的な状況になる可能性もあるのです、上記に合わせて規制改革の示現も投資家は待ち望んでいるのです、言い換えれば4-5-6月はトラムプ政権の1回目の正念場となりそうです、そこにさらに外交面でシリアに対する衝撃的な軍事ミサイル攻撃、また4月23日のフランスの大統領選挙の1回目の投票の展開如何等何かが起きそうな予感を筆者は感じています:STAY COOLの一言です。









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