グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

6/22-6/26 米株価 週間動向 ギリシャ関連不透明な展開が影響 10年債 2.48%に急騰

2015年06月28日 | 筆者のひとりごと
過去数日のギリシャの6月30日までIMFに対する返済の有無に関してギリシャとEU18か国の財務相とのやり取りは不透明な展開であり
ギリシャはEU側の条件を拒否議会にて7月5日の国民投票にその可否を決めると国民に丸投げしています:ギリシャの国民はユーロ圏に残りたい希望者が多く、しかし年金給付の削減、付加税の引き等は受け入れしたくないと非常に難しい事態に直面しています、EU圏のギリシャを除く18か国の財務相たちはもしギリシャがギリシャ離脱のの場合の対応策をすでに論じ始めているとの情報もあります、特に強硬なスタンスを主張するドイツのメルケル首相のスタンスは妥協の余地が無いように所見されます: ギリシャはその間ロシアとの会議を行うなどEU側をけん制するスタンスを強めています。 本日の時点ではEU側はギリシャの提案を受け入れず国民投票に対しても否定的な立場を変更していません、もしギリシャがデフォルトに落ちれば欧州のみならず世界の金融市場に大きな混乱をギリシャEU離脱を考慮し必然的にEU圏の内部的な動揺をきたす可能性も否定できずカオスな政治並びに金融市場展開になるでしょう:
 
週間株価動向は

指標     主はじめ     週末            変化      年初来

DJIA  18014.28 17946.68 -67.60 -0.4% +0.7%

NASD   5117.00  5080.51 -36.49 -0.7% +7.3%

S&P500 2109.99  2101.49  -8.50 -0.4% +2.1%

R2000  1284.66  1279.80  -4.86 -0.4% +6.2%

年初来はダウとS&P500は年初来の上昇率が伸びませんがNASDとR2000は昨年のダウとS&P500の史上最高値更新等の顕著な状もなく追いついた感触があります、しかし最近はダウ銘柄の弱い展開が気になります: セクター別の株価の動向により焦点を当てる必要がありそうです: ヘルスケアー、バイオテクノロジーセクターの動向に注目します、またテクノロジー分野も合わせて焦点を合わせます

ドルの動向も十分に焦点を当てる必要が来週はありそうです、特にユーロの対米ドルと対日本円の動向にちゅうもくします:
ユーロは1.11、日本円 123.半ばと月末のギリシャの返済期日にどのように対応いするか様子見の状況です:

債券市場では米国の債券市場の中長期債の動向に注目しています

3年債は先週イールド平均 0.98%から1.09と急騰、5年債 1.56平均から1.74%に10年債は 2.26%から2.49%
に」急騰しています

商品先物市場 原油クルード 60.22ドル と大きな変動はありません


6・15-6・19 米株価 週間動向  ギリシャ問題 不透明 方向感なし

2015年06月22日 | 筆者のひとりごと
 指標      週初め        週末        変化       年初来

DJIA    17898.84   18014.28  116.44  0.6   1.1%

NASD     5051.10    5117.00   65.90  1.3   8.0%

S&P500    2094.11    2109.99   15.88  0.8   2.5%

R2000    1265.02    1284.66    19.64  1.6   6.6%

年初来の上昇率はダウDJIAとS&P500が他の2指数と比較して異常に低く見えますが昨年のNASDとR2000の上昇率が低く問題はないないとの感触です。 米国の伸び率のあまり顕著でない低い経済成長の中ではこんなものでしょう:昨年のダウ等の史上最高値更新の連続を見ればむしろNASDとR2000の上昇率が追い付いた感があります: ギリシャがもしデフォルトすればそのイムパクトは想定値を上回る影響が世界市場に出るような観測があります:なぜならば単なるEU圏の壱国が財政破綻するとの事象よりもギリシャのロシアに対する異常接近等を考慮するとEU圏19か国の本来の姿を失いドイツを中心にトータル的なシャツフルを考慮しなければならなくなります: しかし問題の国々が加盟時の要求水準の各種数値に対して偽りの数値であつた事実を忘れるわけには行けません、ギリシャのケースではEU圏の改善要求数値に対して政治的な理由を盾に要求を受け入れないのであれば公平性からいけばEU圏からの脱退もやも得ないのかもしれません、いずれにせよEU圏自体の存続意義に対して根本的な見直しを要求せざるを得ないでしょう:
FRBの政策金利の今後の推移を考慮する中で米国の経済指標が無論大きく影響することは皆様ご存知です、数値自体は徐々にですが上昇しています、問題のインフレ数値はあまり顕著ではありませんが6月までの数値から観測するに年末まで4回のFOMCが開催されますので市場はその都度その動向に注目するでしょう、筆者の感触では年内には政策金利は引き上げはないとの見方です: 筆者10年債のイールドの動向に焦点を合わせています、2.75%に接近するかどうかです:  ドルと主要通貨の動向も合わせて注目しています: EU圏の月曜日の会議の内容に焦点を合わせます: ちなみに10年債のイールドは2.26%と先週の2.39%から下降し先月の月平均の2.25%と均衡しています:
日本円の動向はドルよりもむしろユーロの動向に影響を大きく受けると見ます、ドルに次ぐ安全通貨なのです: 黒田日銀総裁の口先介入はいただけませんでした: 



 


6・8-6・12週間株価動向 ギリシャ問題依然として不透明 心理的に買いに対して消極的

2015年06月15日 | 筆者のひとりごと
市場は依然としてギリシャの先行きのデフォルト懸念が消滅せず取引量も少なく不透明な展開が係属しています、 S&P500の10セクタ^

全てがネガテブな展開の金曜日でした、しかし週間としては多少ですがポジテブです:

 株価指数    週初め      週末            変化      年初来

DJIA   17849.45  17898.38  +49.38  0.3%  +0.3%

NASD    5068.46   5051.60  -17.36  -0.3% +6.7%

S&P500  2092.83   2094.11  +1.26   0.1%  +1.7%

R2000   1261.01   1266.02  +4.01   0.3%  +54.0%

通貨市場市場ではユーロが対ドル1.12と比較的安定しています、日本円は123.41と多少円安傾向に戻りました

債券市場では10年債に買いがはいりイールドは昨日の2.48%おり1.38%に下降しています

東京市場は調整状態が継続するでしょう

6/1-6/5 週間動向 好調な雇用関連数値 10年債 イールド2.44%を一時ヒツト

2015年06月06日 | 筆者のひとりごと
10年債のみならず2年債のイールドも2010年来の0.71%に急騰しています: 2%のインフレ目標に近ずきき始めているのかも:
週間の動向としては。。。。

  指数     週初め       週末         変化       年初来

DJIA   18010.68  17849.46  -162.22  -0.9%  0.1%

NASD    50t0.23   5068.46    -1.67  0.00%  7.0%

S&P500  2107.39   2092.83   -14.56  -0.7%  1.6%

R2000   1246.53   1261.01    14.48  +1.2% +4.7%

木曜日のGDP数値等の経済指標の発表では政策金利の引き上げ時期に関しては年内ではなく16年の前半まで待つべきとのIMFの総裁の発言等もありましたが金曜日の雇用の好調な数値を確認するや市場は直ちに方向を転換、2%のインフレターゲツトも近いのかもしれないと
観測し大きなネガテブな反応を示してしまいました: 債券市場の上記の反応が一例です:

ギリシャの5日の支払いは見送りとなり6月分を今月中に一度にて支払うと述べていますが、時間稼ぎのような観測もあります

上記のような環境の中でドルが強さを取り戻し始めています、にほんえんは125円の水準まで下降、ユーロは1.1113と変動は所見されません、筆者の観測では6月は嵐の前の静観の状態との感触です