グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

三大公約実現への第一関門 オバマケア代替法案轍回 市場は懐疑的に

2017年03月26日 | 筆者のひとりごと
大統領の公約の実現性の不透明感が意識され始めています、、医療保険制度改革法の代替え案は共和党内のの反対派を説得出来ず法案轍回に追い込まれました、米株式市場は7日の続落です、しかし下降幅は週間では317ドルです、11月以降の2700ドルに及ぶ上昇の中では大きくはありません、1日に付けた最高値からは520ドルの下げ幅でありトラムプ政権に対する失望感が始まるとは言い切れません、市場はこの問題に拘らず税制改革に焦点を移し始めています、しかし今週だけでETFの資金が8週間ぶりに19億ドル流失している事実は警戒する必要がありそうです、
問題は共和党内の総論賛成、各論反対の現状のスタンスです、3だ公約の一つ税制の改革はレーガン大統領以来30年ぶりの公約であり次の公約である巨大財政支出等の公約とあわせてトラムプ政権の命脈であることは事実です。期待先行で上昇を継続してきた株式市場が現実に直面した途端にスラムプに陥るのか、市場はすでに身構えていることは事実なのかもしれません:株式市場が政権に期待してきたのは、共和党がホワイトハウスと議会多数派を把握する政策実行力であり僅か政権2か月にて現状の事象には失望感が出始めているのです:
しかしながら公約は修正したりいろいろな手段で法案として成立させることができましが大統領令で出された移民問題は大きな政権のアキレスけんとなり場合にょれば米国自体の国際的な信認すら失いかねない重要な案件なのです、米国自体の建国から今日まで移民なしでは米国自体が孫りしないからです、トラムプ氏自体先祖はドイツ系の移民なのです、言い換えれば人種差別を巻き込む移民に絡む法案等は国民性自体がアレルギーとなるからです。この件に関しては後日コメントしたいと思います:
20日から24日までの世界株式市場の動向は下記となります:


アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 19,262.53 177.22 0.93% 0.81% 13.29% 3/24/2017
TOPIX 1,543.92 13.51 0.88% 0.65% 13.02% 3/24/2017
HANG SENG 24,358.27 30.57 0.13% 1.81% 19.72% 3/24/2017
CSI 300 3,489.60 27.62 0.80% 1.26% 9.12% 3/24/2017

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 7,336.82 -3.89 -0.05% 1.16% 20.15% 3/24/2017
DAX 12,064.27 24.59 0.20% 2.04% 22.46% 3/24/2017
CAC 40 5,020.90 -11.86 -0.24% 3.63% 15.96% 3/24/2017

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 20,596.72 -59.86 -0.29% -1.16% 17.59% 3/24/2017
S&P 500 2,343.98 -1.98 -0.08% -1.09% 15.13% 3/24/2017
NASDAQ 5,828.74 11.05 0.19% -0.57% 22.11% 3/24/201










利上げ、G20: 2大イベント終了 すべてこれから、米国市場

2017年03月20日 | 筆者のひとりごと
第1四半期も」終了まじか、政策金利の引き上げを、米国の保護主義と対立宣言のできないG20の弱いスタンス、しかし本音はいずれの国々も米国と同じ自国優先てきな保護主義があるのではないしょうか: 年初来波乱の米国並びに主要国の株式市場は下記の動向で来ています、すべてはこれからです:

アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 19,521.59 -68.55 -0.35% 1.41% 16.72% 3/17/2017
TOPIX 1,565.85 -6.84 -0.43% 1.22% 16.42% 3/17/2017
HANG SENG 24,309.93 21.65 0.09% 0.68% 17.60% 3/17/2017
CSI 300 3,445.81 -35.7 -1.03% -0.74% 8.63% 3/17/2017

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 7,424.96 9.01 0.12% 1.71% 19.96% 3/10/2017
DAX 12,095.24 12.06 0.10% 2.26% 21.55% 3/17/2017
CAC 40 5,029.24 15.86 0.32% 3.38% 12.70% 3/10/2017

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 20,914.62 -19.93 -0.10% 1.41% 18.82% 3/17/2017
S&P 500 2,378.25 -3.13 -0.13% 1.15% 16.04% 3/17/2017
NASDAQ 5,901.00 0.24 0.00% 1.07% 23.05% 3/17/2017

米国の13-17日までの動向は?

Index 13th 17th change % YTD

DJIA 20902.28 20914.61 11.64 0.1% +5.8%

NASD 5861.73 5901.00 39.77 0.7 +9.6%

S&P500 2372.60 2378.25 5.65 0.2 +5.2%

R2000 1365.28 1391.28 26.13 1.9% +2.5%

13日と14日は東海岸の猛烈な冬将軍のお陰で取引量も少なくまた14-15日のFOMCもひかえて普段よりも15%も少ない取引量です。結論として当面のFRBの目標値は3.0%にあるようです。

この先は新大統領の巨大な減税と財政支出の要望が議会次第であるといえます。ここは落ち着いてこれまでの各セクター別の動向と流れを分析検討する時期かもしれません:








6日ー10日 世界株式市場 10日の米経済指数に注目

2017年03月12日 | 筆者のひとりごと
イエレン議長を含めFOMCの理事すべてが重視しています米国の経済の現況を如実に示す2月の非農業部門の雇用数が発表されました、予測よりも高い数値であり暖冬で経過した建設業の雇用の予測を上回るの増加を含めて来る14-15日のFOMCにおいて0.25%の政策金利の引き上げがどうやら確実となりそうです、前回のコメントにて年内計3回との政策金利の引き上げ観測が一部ですが年4回になるとの予測も出始めています、今後の個人消費支出(PCE)デフレーーターやGDPの数値次第ですがフェデラルファンド金利先物市場の動向では3月の引き上げはほぼ確定あと年2回との観測もあります:いいかれば米国金融市場はすでに次回引き上げ後の金利動向の観測に集中し始めたとみるべきでしょう、市場が抱く最大の関心はFRBが本格的な金融引き締めに入る時期だと思われます、言い換えれば利上げに加え資産の庄縮に入る時期です、その時株式市場がどのように反応するのか留意すべきでしょう:

10日までの主要世界株式市場の動向をかきします:

アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 19,604.61 286.03 1.48% 0.75% 15.74% 3/10/2017
TOPIX 1,574.01 19.33 1.24% 1.27% 15.79% 3/10/2017
HANG SENG 23,568.67 67.11 0.29% -0.60% 16.68% 3/10/2017
CSI 300 3,427.89 0.95 0.03% -0.24% 13.57% 3/10/2017

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 2,372.60 7.73 0.33% 1.90% 17.33% 3/10/2017
DAX 5,861.73 22.92 0.39% 1.70% 23.44% 3/10/2017
CAC 40 11,500.76 43.12 0.38% 0.58% 13.82% 3/10/2017

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 20,902.98 44.79 0.21% 2.40% 21.43% 3/10/2017
S&P 500 2,372.60 7.73 0.33% 1.90% 17.33% 3/10/2017
NASDAQ 5,861.73 22.92 0.39% 1.70% 23.44% 3/10/2017

米市場の週間動向は:

Index 6th 10th   change   YTD

DJIA  21005.71 20902.98 -102.73 -0.5% 5.8%

NASD 5870.78 5861.73 -9.02 -0.2% 8.9%

SP500 2383.12 2372.63 -10.52 -0.4% 6.0%

R2000 1394.13 1365.28 -28.85 -2.1% -0.6%

週間数値の方が直近の市場のセンチメントを表しているとみるべきです、3週の継続的なネガテブ数値を投資家は重視するかそれとも過去1年間の数値並びに経済指標に焦点を充てる投資判断によるかは個人差があります:筆者は直近の数値よりもS&P500のセクター別の数値の変動ンを重視し依然としてシフトはするもののBULLスタンスを維持しています: