グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

第一四半期終了、年初来株価S&P500等10%平均上昇、しかし

2013年03月31日 | 株式

週間動向(営業日4日間 29日は祭日にて休日)

 指数      週初       週末         変化       年初来

ダウ      14512.03   14578.54   66.51  +0.5%  +11.3%

ナスダツク   3245.00    3267.52   22.52  +0.7%   +8.2%

S&P500    1556.89    1569.19   12.30  +0.8%   +10.0%

R2000      946.27     951.54    5.27  +0.6%   +12.6%

S%P500は 2007年10月9日以来の史上最高値を更新して終了しました、3月はユーロ圏のキプロスが再び大きな財政問題として表面化しました、キプロスのGDPはユーロ圏の0.2%と少ない比率ですが金融市場はその財政破綻の方法で大きな懸念を先行きに残しました、 キプロスの財政問題の解決の方法(2大銀行の再構築と破たん処理、さらに10万ユーロ以上の預金残高に対する20%の強制的な課税)等ですが先行きもユーロ圏の他国の処理案として適用される懸念です: 対象国は今までの5カ国ではなく(F, I, S, H)4カ国です(フランス、イタリー、スペインそしてオランダ)です。 いずれ退くにも財政的には大きな問題を抱えています、先行きの懸念材料として注目すべきです:第1四半期の米国株式市場は3ヶ月で10%平均の高い成長率でした、しかし出来すぎです、好成績のセクターは(ヘルスケアー等のデフェンシブ関連銘柄です、また月末近くの動向として鉱工業と素材関連が反発してきているのが目に付きます、過去2週間売られすぎの展開でその反動ともいえます: 経済指数もPMI等必ずしも良いといえません: 金融関連の銀行銘柄も不安定な動向でした: 銀行関連のETFは月曜日から見ればー1.6%です: エネルギー(-0.3%)、金融(-20.%)、テクノロジー(-0.3%)と今週下降したセクターです :3回目のGDP確定値が予測の0.3%+から0.4%+の発表は救いです、ただしインフレ数値(デフレーター)は1%プラスです:  休日である金曜日には経済指数は発表されました: 個人の収入と支出、PCE数値とミシガン景況感です: PCEとは耐久消費財、非耐久消費財、サービス の3分野合計の数値です、小売関連の数値はこの数値に大きく貢献します: 重要度はCです: ミシガン景況感は予測の72.0に比較して78.6と高く来週の月曜日に良い影響を与えると観測します:

   


依然としてユーロ圏の影響:第一四半期はポジテブにて終了

2013年03月29日 | 商品市場

ダウ 14578.54 +52.38 +0.36%: ナスダツク 3267.52 +11.00 +0.34%: S&P500 1569.19 +6.34 +0.41%: 10年債券 イールド 1.8520%

商品市場: CRB商品指数 296.39 -1.78: WTI原油先物 97.3 +0.65: ブレント原油先物 110.02 +0.33: 天然ガス 4.02 -0.04: 金先物(6月物) 1595.70 -11.50 現物 1605.00 +6.87: 銀先物 28.32 -0.29: 銅先物 340.20 +0.50: プラチナ現物 1570.35 -2.33: 穀物先物: コーン、小麦、大豆いずれも値を消しています:

為替市場: AUD-USD 1.0412: USD-JPY 94.26: USD-CNY 6.2143: USD-BRL 2.0217: GBP-USD 1.5194: USD-CHF 0.9497: EUR-USD 1.5194大きな変動は所見できません、市場は方向感を出せないでいるようです:

GOOD FRIDAYの休日を控えた米金融市場は大きな変動も見られない静かな展開で月末と共に第1四半期を終了しました: S&P500は2007年10月9日以来の史上最高値です:S&P500はシカゴPMIの予測よりも低い数値の発表を受けてネガテブ展開で始まりました、しかし時間の経過と共に市場は上昇し終日ポジテブに展開しました: ヘルスケアと公共関連が株価のリード役です: 過去2週間比較的に低調な展開でした鉱工業と素材関連が見直し買いをされていますが: 素材関連と商品市場での銅先物の不調は鉱工業の現状と先行きに対する不安感が背景にあるのです、この先の銅の反発を見たいものです: 金融関連は落ち着き始めています、関連ETF(XLF)は+0.05で終了しています: テクノロジー関連は一番低調な展開です、APPLE(442.66 -9.42)の影響です、BlackBerryも売られています: QCOMは66.94 +0.26です: ETFに重点を置く場合: セクター的には(公共関連 +1.3%)(ヘルスケア +1.0%)(鉱工業 +0.6%)(素材 +0.5%)等がポジテブ展開でありネガテブ展開は(エネルギー -0.3%)(テクノロジー -0.3%)でした: この先ポートフォリオを組む場合ETFのセクター別の配分は重要になります: 3回目のGDP速報値は0.4%、デフレーターは1.0%です: 明日は休日となりますが経済指数はいくつか重要な数値が発表されます: 第2四半期の初日4月1日の展開に注目します: 


米市場ミツクスにて終了: キプロス問題の延長?憂慮

2013年03月28日 | 商品市場

ダウ 14526.16 -33.49 -0.23%: ナスダツク 3256.59 +4.04 +0.12%: S&P500 1562.85 -0.92 -0.06% :10年債券  1.8510%:

市場はキプロス方式の財務改善を先行きの他の国の銀行に適用するのかとの観測もあり安く始まりました、さらにイタリアの選挙が再び行われる:さらに英国の銀行が250億ポンドの資金不足との中央銀行のコメント、英国とフランスの第4四半期のGDPが0.3%との報告等が米市場を揺さぶりました、ドイツの10年国債のイールドは1.27%に下がりました: 金融関連ETF SPDR Financial Select Sector(XLF)は18.16 -0.09です: テクノロジー関連では30社に関連する半導体指数は0.1%上昇しています: その他ヘルスケアーと公共関連が多少ポジテブな展開です: 通貨市場もユーロの1.27の水準に下降しドル指数は0.4%+で83・23に来ています:

通貨市場: AUD-USD 1.0446: USD-JPY 94.30: USD-CNY 6.2138: USD-BRL 2.0110: GBP-USD 1.5130: USDーCHF 0.9537(堅調): EUR-USDは1.2780と低調な展開です: 

商品市場: CRB数値 298.17 +1.45: WTI原油先物 96.71 +0.15: ブレント原油先物 109.69 +0.33: 天然ガス 4.09 +0.02: 金先物 1606.00 -1.40 現物 1605.34+0.17: 銀先物 28.67 +0.06:  銅先物345.45 +1.10: プラチナ現物 1578.78: 穀物先物は低調に推移、コーン、小麦、大豆は(-): 


経済指数が比較的に良く、キプロス関連を抑えて株価上昇

2013年03月27日 | 商品市場

ダウ 14569.65 +111.90 +0.77%: ナスダツク 3252.48 +17.18 +0.58%: S&P500 1563.77 +12.08 +0.78%: 10年債券 1.9060%:

商品市場: CRB商品指数 296.72 +2.01: WTI原油先物 96.18 -0.20: ブレント原油先物 109.36 +1.19: 天然ガス 4.01 +0.01: 金先物 1601.10 +3.60 現物 1601.05 +0.77: 銀先物 28.73 +0.05: 銅先物 345.85 +1.50: プラチナ現物 1573.18 -2.27: 穀物先物: コーン、小麦、大豆いずれもネガテブです:  先物市場はCRB数値が300割れのままであり、余り注目を浴びていません、株式市場に資金は流れています: ヘツジファンドが動き始めれば活性するでしょう:

通貨市場: AUD-USD 1.0475(堅調に推移): USD-JPY 94.67(横滑り状態、方向感は依然として円安ですが): USD-CNY 6.2118(流れは元高値傾向です): USD-BRL(一時は反発しましたが2.00の水準を抜け切れません: GBP-USD 1.5161(1.50割れは一時的ですが): USD-CHF 0.9480: EUR-USD 1.2864(安値傾向):

株式市場は終日ポジテブな展開でした: しかしながらエネルギー関連は別としてデフェンシブめいがらが中心に買われました:キプロス問題が上昇の頭を抑えている感がします: 経済指数の中で比較的に重視される新築住宅販売件数は411Kと予測数値を下回り期待を裏切りました:ポートフォリオ内の不動産ETFは幸いにも+0.51$69.05と高値終了でした: また先行指数と観測される耐久消費財受注件数は5.7%と大きく上昇、しかし航空機等の運輸関連を別にすると0.5%です: シースケラー住宅価格数値は8.1%上昇しています(20都市平均): エネルギー関連が久しぶりに堅調に推移したことは鉱工業には良いサインといえます: 日本市場もさらに上昇するでしょう: サツカーは負けましたが?:


キプロス解決策の他国への先行きに大きく影響とのコメント

2013年03月26日 | 商品市場

ダウ 14447.75 -64.28 -0.44%: ナスダツク 3235.30 -9.70 -0.30%: S&P500 1551.69 -5.20 -0.33%: 10年債券 イールド 1.915%: 市場はキプロスの問題解決に応じて高値オープンするも、他のEU関連の高官のキプロスの解決案は先行きの同問題の前例になるかもしれないとの発言を受けてイタリアの銀行株式の急激な下降につながり始めそれを受けてS&P500も下降をはじめネガテブ展開に変わりました: この先のEU圏の財政問題を抱える国の動向に注目する必要が出てきました: 

商品市場: CRB商品指数 294.70 +0.01: WTI原油先物 94.78 -0.02: ブレント原油先物 108.17 +0.51: 天然ガス 3.87 +0.01: 金先物 1605.30 -1.20: 金現物 1604.95 -0.75: 銀先物 28.81 -0.03: 銅先物 345.25 +0.65% ; プラチナ 現物 1584.20: 穀物先物 コーン、小麦(-)、大豆 (+): 

通貨市場: AUD-USD 1.0462: USD-JPY 94.08: USD-CNY 6.2107:(元高傾向継続): USD-BRL 2.0128 : GRP-USD 1.5178: USD-CHF 0.9484: EUR-USD 1.2860 (安値傾向継続): 

株式市場、為替市場は多少連動するも商品先物も経済活動に連動する:エネルギーと鉱物資源関係の市場 、銅とエネルギー先物: