グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

金曜日の米国株式市場に変化が所見、利上げ可能性9月にも38%に上昇

2016年08月27日 | 金融市場
木曜日まで非常に不透明な相場展開であり投資家も方向感がつかめない展開でしたがFRBのイエレン議長のカンサス市のシムポジュームにて最近の経済指標からみて金利引き上げの環境が徐々に整いつつあると声明、副議長のフィシャー氏は9月を含め年内2回の可能性にも触れています:
市場のセンチメントは9月にも引き上げの可能性が36.0%、12月には63.7%と大幅に変わりました、金融関連、テツク関連、ヘルスケアー関連、並びにバイオ関連等のセクターに関心があつまり始めています。9月に入り雇用統計関連数値が大きなカギとなりそうです、FRBは雇用の増減がそのまま米国経済の動向を顕著に表す数値と伝統的な傾向があります、2日の発表のイムパクトが焦点になります、22日から26日までの動向の中で金曜日26日の数値に注目すべきです:

米市場の動向は:

数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
18,395.40 -53.01 -0.29% -0.20% 10.53% 8/26/2016
2,169.04 -3.43 -0.16% -0.21% 9.06% 8/26/2016
5,218.92 6.71 0.13% 1.10% 8.09% 8/26/2016

週間のみの動向は:金曜日のNASD の数値を他の2指数と比較してください


index start week end week change   YTD 金曜日

DJIA 18552.57 18396.98 -155.50 -0.8% +5.6%  18395.40 -53.01  

NASD 5328.38 5218.92 -19.46 -0.4% +4.2% 5218.92 +6.71

S&P500 2183.87 2169.16 -14.71 -0.7% +6.1% 2169.04 -3.43

イエレン議長の発言後市場の動向は変化し金利上昇の場合のセクター別のセンチメントを表す方向感を出しています(上記コメント欄参照)

金利上昇のセンチメントは当然ドル買いのパターンが顕著隣日本円は大幅に下落しました、一時は101.94銭と急落、101.80-90銭で引けました、その他金価格も下降しています、金利の上昇は価格の上昇以外には利益のでない金が一時的に売られるの道理です、しかし同時に金価格の上昇は債券価格の下降、株式の下降となるためヘツジ目的で金価格は上昇にはいると観測します:







米株価高値 指数買い空疎な更新:深港通? 日本のREIT市場:

2016年08月23日 | 筆者のひとりごと
世界の株式市場は大きな変革の時期に来ているようです、金利引き上げ期待の米市場、新の金融機にが予測される欧州市場、それに対応する米国市場の運用の変化動向、新興国の株式市場に変化をもたらす深港通等世界の株式市場には大きな流れの変換が書見されます: すべてを理解することは難しいのは事実ですが動向の変化ウニは対応すべきでしょう:

米国の株式市場はマネーの流入の変化が主要因かもしれません、独自戦略のアクテブ運用型(329億ドル)から株価指数に連動する運用を目指すパツシブ型運用に338億ドルの資金の流入によりもであると観測されます、このよなパツシブ型への切り替え動向は2008年の金融危機から始まりました、今回は英国の欧州離脱直後を底値として始まりました、それまで売り込まれていたセクタ^を含めてつかみどころの上げ相場なのです、FRBの追加金利引き上げに時間がかかると見透かし投資家は株価指数への投資を継続しているのです、しかしグリーンスパン氏は(潜在的なバブル経済の初期段階と警告しています、低位で推移している金利の急激な引き上げのリスカがあるとも警告しています、いつか来た道との観測を避けるわけにはいきません: 投資家は個別銘柄の選択投資からETF等のセクター別な運用に投資を切り替える傾向があることは事実です:

頭を休めている間に中国の株式市場にも先行き大きな変化が生まれそうです、上海市場で7-8か月ぶりの高値圏の示現です、(深港通)と呼ばれる相互取引が12月から始まるへの期待感が背景にあります深圳証取を通じて香港株式に投資したり海外の投資家が香港市場を投資深圳証取で売買できるシステムのスタートです:指数産出会社のMSCIに新興国株価指数へのA株の採用を見送りましたが市場のアクセスへの改善により指数採用が期待され(アジア株ファンドなどが香港株を含めたA株を買い始めるでしょう、今後の推移に期待したと思います、選択肢の拡大です:

日銀のREIT買い上げにより下値は限られ上値は高値警戒感からこの先も膠着感が強まると観測しています、人為的な相場は3000億円を越す資金により下支えされているために購入したい投資家も買えない、また売りに売れない環境にあるのです、言い換えwれば金利急騰の自体には急落するリスクがあることを念頭に置くべきです:

8月19日までの主要世界株式市場の動向は下記のようでした:

アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 16,545.82 59.81 0.36% -0.49% -14.87% 8/19/2016
TOPIX 1,295.67 4.88 0.38% -2.40% -17.63% 8/19/2016
HANG SENG 22,937.22 -85.94 -0.37% 4.43% 2.35% 8/19/2016
CSI 300 3,365.02 0.53 0.02% 4.34% -6.25% 8/19/2016

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 6,858.95 -10.01 -0.15% 1.91% 10.85% 8/19/2016
DAX 10,544.36 -58.67 -0.55% 3.91% 4.15% 8/19/2016
CAC 40 4,400.52 -36.54 -0.82% 0.44% -4.98% 8/19/2016

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 18,552.57 -45.13 -0.24% -0.10% 12.71% 8/19/2016
S&P 500 2,183.87 -3.15 -0.14% 0.41% 10.81% 8/19/2016
NASDAQ 5,238.38 -1.77 -0.03% 2.71% 11.31% 8/19/2016

商品市場における動向は下記の予測です

WTI原油現状のレンジ 48.00-50ドル  抜ければ59ドルー60ドルの可能性

金価格先物基準 現状 1340.70-1343.00 レンジにて推移、52週の推移は
           1052.60-1384.40 今年の7月と8月に最高値圏を示現しています
           多少の過熱感があります、どの水準で落ち着くのか待ちの大勢です

為替市場  日本円は104.75-97.45の水準でこの先展開予測しています、現状は介入警戒感がり100円の攻防です、104.75の火防性は米政策金利引き上げが提示されたときでしょう:

人工的に形成されている日本の市場展開に関しては後日配信します:



 









Brexit 以後の欧州経済、英景況感悪化、米株 3冠株価の持続?

2016年08月14日 | 筆者のひとりごと
1.英国の離脱がEU分裂の可能性があつても世界の金融マヒや世界不況につながらないとの理解が浸透、ただし今後欧州経済の実体経済に悪影響は避けられない
2。投票後の英国の景況感は過去の景気後退面に匹敵するレベルに急落、貿易等の先行き不透明感があり、英企業は設備投資や新規採用を控えている:
3.ポンドはドルユーロに対して10%の下落、輸出や観光収入にはプラスになるも、輸入物価が上昇し家計の実質購買力はマイナスに、英国は貿易赤字国なのです:
4.上記の経済環境に対して英国中央銀行は7年半ぶりの金利の引き下げ(-0.25%)や国債の買い入れ強化策などを決定、政府も従来の財政再建計画を修正し財政出動を考慮していますが政策対応の余力が乏し伊野が気がかり:
5.英国景気の減速やポンド安に対する輸出環境の変化には要注意、例えばドイツの対英輸出は7%と米国、フランスに次ぐ大きさであり、今後ユーロ圏の輸出を下押しし、世界経済の回復のリスクになりまねない等々が現況です:

主要国の中央銀行が政策金利を引き下げするなどの現状の中で米国は金利引き上げを先行き考慮する経済環境実体であり中でも株式市場の3冠が史上最高値を示現し大きな節目にあります、控えめな経済成長、歴史的な金融緩和、投資家の冷めた期待感が適温相場を形成していますが半面大きなリスクをはらんであいるのも事実です、市場予測を上回れば買い、リストラも買いは最近の動向です:3市場が(trifecta)3主要株価が最高値を付ける過去の記録は1999年12月末、ITバブルが膨らみバブル期に入りFRBの利上げとの綱引きが始まる事態を思い出します、利上げは翌年半ばで継続し、その後3年近い調整期には入るました: 当時米金利は5.5%、GDPは7%強の17年前と現状のGDP2%、政策金利は0.25-0.5%の現状とは比較できません、市場と金融政策の間にも緊張感は所見できません、主要米企業500社の7-9月決算は減益、10-12月に増益との冷めた期待感が持続する中で3冠の持続力はあるのであろうか、背景には大きなリスクが見えるような気がします:世界の投資マネーが集中する米国市場が欧州発、中国等の危機に対応できるのであろうか焦点:定める時期かもしれません: 他の要因は11月の大統領選挙です、民主、共和両党の候補はTPPの批准は反対と述べていることです:
これはオバマ大統領が最後の仕事として最大の出来事であり、安倍政権も次の国会で批准しようと懸命になる事象です: もし米国が見送れば大混乱が起こります:

日本の株式市場は海外勢は売り越しを継続している実情を理解しなければなりません、GPIFに資金が流入している事実も考慮しましょう:

先週1週間の世界の主要市場の動向を下記します:

アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 16,919.92 184.8 1.10% 2.56% -17.54% 8/12/2016
TOPIX 1,323.22 8.39 0.64% 0.46% -20.50% 8/12/2016
HANG SENG 22,766.91 186.36 0.83% 5.11% -5.10% 8/12/2016
CSI 300 3,294.23 60.87 1.88% 0.55% -19.13% 8/12/2016

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 6,916.02 1.31 0.02% 3.70% 5.58% 8/12/2016
DAX 10,713.43 -29.41 -0.27% 6.42% -2.47% 8/12/2016
CAC 40 4,500.19 -3.76 -0.08% 2.92% -9.21% 8/12/2016

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 18,576.47 -37.05 -0.20% 0.32% 6.29% 8/12/2016
S&P 500 2,184.05 -1.74 -0.08% 1.03% 4.42% 8/12/2016
NASDAQ 5,232.90 4.5 0.09% 4.04% 3.66% 8/12/2016


米国の週間動向


Index Started Week Ended Week Change % Change YTD %
DJIA 18543.53 18576.47 32.94   0.2    6.6
Nasdaq 5221.12     5232.89     11.77   0.2     4.5
S&P 500 2182.87  2184.05      1.18   0.1   6.9
Russell 2000 1231.09 1227.50     -3.59   -0.3 8.1










8/1-8/5 週刊動向

2016年08月07日 | 株式
8月第一週の動向は下記のようです:

アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 16,254.45 -0.44 0.00% 7.60% -21.57% 8/5/2016
TOPIX 1,279.90 -3.09 -0.24% 5.79% -23.78% 8/5/2016
HANG SENG 22,146.09 313.86 1.44% 7.69% -9.80% 8/5/2016
CSI 300 3,205.11 3.82 0.12% 0.40% -17.96% 8/5/2016

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 6,793.47 53.31 0.79% 3.08% 1.12% 8/5/2016
DAX 10,367.21 139.35 1.36% 7.66% -9.78% 8/5/2016
CAC 40 4,410.55 64.92 1.49% 5.25% -14.44% 8/5/2016

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 18,543.53 191.48 1.04% 2.19% 6.74% 8/5/2016
S&P 500 2,182.87 18.62 0.86% 2.49% 5.07% 8/5/2016
NASDAQ 5,221.12 54.87 1.06% 5.33% 3.52% 8/5/2016

指標    週初め     週末      変化     年初来

DJIA 18,432.24 18543.53 111.19 0.6% +6.4%
NASD 5162.13 5221.12 59.99 1.1% +4.3%
S&P500 2173.60 2182.87 8.27 0.4% +6.6%
R2000 1219.94 1231.09 11.15 0.9% +0.4%

7月の雇用指数が185Kに対して255K、一時間の賃金も0.2%の予測に反し0.3%と上昇年間の上昇率は2.6%と上げています、しかし政策金利引き上げの2017年の3月までは51.2%desu, その間英国の金利が0.25%引き下げ(0.25%)になりました: 民間の社債の買い入れ額も100億ポンドに引き上げています、ポンドは1.31ドルまで下降しています、英国の輸出は堅調に推移しそうです:英国株は1か月で3%以上FTSEは改善しています: 来週月曜日の225は200ポイント高いギャツプ高で始まるでしょう、しかし日本円は101.後半のレートfr引けています:

世界的な関心はブラジルの5輪のスタートですが、小池東京都知事の都議会と議会与党の5名のトツプの辞任等今後の都議会の動向特に自民党との協調が潤滑に移行するのか関心を集めます: 自民党は小池氏に対して友好的な幹事長を表に出し安倍首相も小池氏との初回の際には友好的であり協力を表明しています、都議会議員は明年の議員選挙を控え291万票を後ろ盾とする小池知事にはあからさまな反旗は出せません、都庁の職員は小池知事に対しては期待値があり都職員からの内部造反は起きないと予測します、いわゆる(ドン)の裏工作が所見されるかもしれません:だとすれば自民党はネガテブな先行きをみなければならないでしょう: