グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

為替市場に変動が観測されます:ユーロ圏景気改善?

2013年12月11日 | 為替市場

ユーロが対ドル上昇しています: 欧州連合財務相会議にて交渉の行きずまりを打破すべきと単一の銀行破たん処理メカニズムが討議されほぼ一年ぶりの長期上昇局面6日の連騰です: EU圏の景気先行きが大幅に改善されるとの観測です: 欧州中央銀行は対ドルのマイナス金利導入を見送りました: 筆者は欧州ユーロ圏の経済活性を予測しユーロ圏の株式ETFを先週買い入れています(ETF:EUZ) です: どのような展開をするか適時ご案内します:


自国の金融政策に影響を受ける通貨市場

2013年05月27日 | 為替市場

豪ドルの最近の下降スタンスが目につきます、対ドルれーと1.05を12年の7月ごろから堅持高値を維持していましたが今年の4月下旬より今月にかけて急降下現在1.00を大きく割り込み0.9500めがけて下げています:要因は政策金利の引き下げです(2.50%へ): AUD-USD 0.9640: 豪ドルの動向は商品市場の動向に大きく影響を受けます、特に中国の経済動向がそのまま通貨の強弱とみても行きすぎではありません:

USD-JPY: 日本円は103.74銭を5月22日(2008年10月以来)に付けた以後横ばいでさらに円安に挑戦するかのようでしたがその後早すぎる市場動向に修正が入り101円の水準まで調整済みです: 米国のQEがらみの現状継続中の大型の債券買い入れをどの時点で縮小始めるかが今後の注目点です: FOMC内ではすでに検討が始まりました: 6月の動向が焦点です:

その他目につくのは対ドルのユーロです: 5月3日以来久しぶりに1.2932と安くなりました:ユーロの筆者の年末までの予測は1.2500です:

Bill Gross (世界最大のBONDFund運用)はこの先日本の通貨動向と債券の動向により関心を持つべきだと警告しています:

中国の元は対ドルレートを元高傾向にシフトし始めています: 筆者の観測では年末の水準は6.05近辺までです:


為替市場に新たな展開が

2013年03月10日 | 為替市場

日本円の動向は昨年の11月の水準である80円平均から3月初旬には96円に来ています:為替市場には年間変動幅から見る過去の推移を観測することが出来ます: 1976年の変動幅20.25 6.9%があり、1978年 67.00 34.4%があります: 2000年代に入ると変動率から見ると10.11銭の9.2%が最低であり最近2008年の24.79円 27%が最大です年間の平均値は16,88円であり15.6%です: 現在の動向はすでに上記の水準を超えておりもし100円にきれば20円の変動幅となり2008年の数値に迫ります: 言い換えれば変動幅の15%平均が過去30数年での数値です: ここにきて ドルが非常に堅調であり、対英国ポンドも先週久しぶりに1.500を割り込み、回復し始めていたユーロも 1.30の水準を割り始めています: また中国元は全人代に入り市場に介入し6.2163と過去52週の最高値 6.2105にちかずいています: 筆者の年末の水準は 日本円は95円-100円後、ユーロは 1.25-1.2200前後、中国元 は2.0500前後と見ています:新興国の通貨はインフレに関連し政策金利次第です: ドルの堅調な動向は主要通貨に対してかわらないでしょう: 為替市場の変動は海外にて投資運用する場合に非常に大きな影響を与えます: ドルを元金としてドル資産の成果を追求するのとは別の次元であることを認識する必要があります:


為替動向  10月15日海外市場

2012年10月16日 | 為替市場

アジア地区   AUD-USD 1.0247、 USD-JPY 78.73(多少円安に)、

USD-CNY 6.2704 、 ブラジル USD-BRL 2.0363: 欧州主要通貨、 

GBP-USD 1.6072 (依然として堅調に推移)、 USD-CHF 0.9331、注目の

動向 ユーロは1.2949と1.300直前で足踏み状態です