グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

1月26日ー30日 週間動向 2012年以来の2月連続のマイナス月間 GDP2.6%、ギリシャ新政権が難問

2015年01月31日 | 社会・経済
イスラム国に関する件はともかく欧州経済ナビに政治はギリシャの反緊縮財政政権の誕生がこの先大きな問題となりそうです: ドイツは前回ギリシャに対する財政支援の条件である緊縮財政の継続が条件と合意しません、IMFも含めて大きな政治のみならずEU圏全体の問題となりそうです: 万が一ギリシャがEUから脱退デモするような事態が起きればさらに事態は深刻となります: ユーロ通貨はすでに対ドル1.120と対ドルパリテー($1.00=1ユーロ)が視野に入りそうです: ギリシャの条件をのめば他の緊縮財政案に努力している他の国々も新たなる展開を望んでくる可能性が大となります: どうやら世界経済は楽感するには今のところ不透明です:

週間の展開は。。。
指標     週初め      週末       変化        年初来

DJIA  17672.60  17164.95  -507.65  -2.9%  -3.7%
NASD   4757.88   4635.74  -122.64  -2.6%  -2.1%
S&P500  2051.82   1994.34   -56.83  -2.8%  -3.1%
R2000   1188.93   1165.39   -23.54  -2.0%  -3.3%

先が懸念される1月の展開です、しかし米国経済自体は堅調に推移しているとの観測ができます: 2014年の第4 4半期の決算がこれからさらに2月中旬まで発表されるので様子を見守りましょう: 昨年のポートフォリオから株式関連はすでに売却しバランス投資信託ファンドだけで現在形成されています: MULTIASSET INCOME & GROWTH ETFでポートフォリオを形成を始めます:ぜんぶで24種類のETFの組み合わせです: 完成するには来週までかかるでしょう:

為替市場の 展開 ユーロ 1.120まで下降: 日本円  117.55  中国元6.25変わらず ユーロと日本円 132.66

債券市場 6カ月債 0.05%  2年債 0.44%  5年債 1.14%  10年債  1.65%《12月は2.17%平均)

商品市場  CRB数値 219.38 ブレンドオイル 3月もの 52.99ドル WTI 48.24ドル 天然ガス2.60

金先物 1278.50 +23.00ドル  現物 1283.79ドル 銀先物3月17.24ドル

穀物関連 コーン 小麦 ともに軟調

来週の月曜日は個人収支、PCE Core 、1月のISM、12月の建設支出等が発表されます:






1・19-1・23週間動向 ECB QE1発表 世界市場好感、しかし

2015年01月24日 | 筆者のひとりごと
米国のUPSの決算発表の期待外れの数値国内の景況感を弱さを反映していると投資家は観測し特に株価が(-9.9%)、ナスダツクは100日線を割り込んだことがおおきく影響しています、ナスダツクは5連騰は救いです、S&P500はー0.6%です: 昨日の欧州中央銀行のQE発表が今後の欧州経済をデフレから救えるかどうか観測が必要です:

指数     週初め      週末       変化      年初来

DJIA    17511.57  17672.60 161.03  +0.9%  -0.8%
NASD     4634.38   4757.88 123.50  +2.7%  +0.5%
S&P500    2019.42   2051.82  32.40  +1.6%  -0.3%
R2000    1176.64   1188.93  12.29  +1.0%  -1.3%

年初来のナスダツクのみのポジテブな展開は1月の欧州の経済環境が大きく影響しています、原油価格の継続的な下降はデフレ傾向にある欧州経済をさらに追い詰める可能性があり中央銀行の国債買い入れによる大規模な金融緩和政策を踏み込まずにはいられない状態に追い込みました: しかしユーロ通貨の更なる対ドルレートの下降はついに1.12-1.12の水準まで売り込まれています: ユーロ圏に輸出の比重が高い中国は不安定な資金の動向に先行き観測をネガテブにとらえているようです: 国債の買い入れは各加盟国のECBへのしゅつ出資比率により決まります、比率の高いドイツ国債が30%近くなる可能性が高いのですが、顧国の中央銀行は最高33%までに制限しています、無制限の国債の発行の事態を防ぐが目的です: 加盟国の中央銀行は損失が出た場合にはECBの自国の買い入れ国債の80%の責任を負わなければなりません:20%は19か国の責任範囲です:(この案家にはドイツは反対していました): ギリシャ国債には付帯条件が付いています: 米国のQ E の終了、日本の同様に近い政策、そしておうしゅうECBの今回の政策は遅きに失知ると思います:

為替市場の動向はECBのQE発表前後から大きくなり始めていました:合わせてスイス通貨の上限介入の解除もあり新たなる通貨市場の展開が今後観測されます:

ユーロ  1.1207  日本円 117.66 スイスフラン 0.8810  ユーロ・日本円 131.86 まで変動

国債市場 6カ月債 0.05%: 2年債 0.50%  5年債  1.31%  10年債  1.79% イールド低下しています

CRB商品指数 217.15  クルードオイル 3月先物 48.79  WTI 3月 45.59  金2月 1292.60
       現物金 1294.08 銀価格 3月先物18.30と回復していません  銅価格も 250.153月ものです。

穀物市場ではコーンは386.75 三月ものとけんちょう、しかし小麦は売れました:

 


週間動向 1・12-1.16 S&P500 100日移動線に回復(2007) 原油価格 スイスフラン激震

2015年01月17日 | 金融市場
今週の金融市場の激震はスイス銀行の自国通貨の防衛策を取り除き介入しない自由相場にするとの宣言です、ユーロに対してスイスフランは上限を対ユーロ 1.12を上限としてこれまで超す場合には介入をしてきました: 抜き打ちの発表《当たり前)に対応できない金融期間が多くあり、中でもFX取引大手の英国の’アルパリ)が瞬時に破綻しました、顧客からの取引預り金《証拠金)を上回る損失が出たためです(???):
任本の金融庁は直ちに《アルパリジャパン)に対して証拠金の凍結を命じています: ギリシャの国内事情も欧州経済界を含めて大きな懸念材料となりつつあります: ユーロはついに対ドルレート 1.15の水準まで下降しています($1.00=ユーロ1.00も視野に入る可能性も無きにしも非ずです: 日本円は世界の安全通貨として短時間に対ドルレート115円の水準をテストしています(警戒警報)です:
為替相場の変動は各国の経済自体に大きな影響を与えます: 更なる研修が必要です: 問題の原油価格はOPEC以外の原油生産国が先行き減産に入ると情報が入り$48.50・bblと4.6%反発しています、一時的な動向かどうか注目しなければなりません:

   指標    週初め      週末         変化      年初来

DJIA   17737.37 17511.57  -225.50  -1.1% -1.7%
NASD    4704.07  4634.68   -69.69  -1.5% -2.1%
S&p500  2044.61  2019.42   -25.39  -1.2% -1.9%
R2000   1185.68  1176.64    -9.64  -0.8% -2.3%

通貨市場の動向 ユーロ 1.1561 -0.11%: 日本円 117.61 +0.05%: スイスフラン 0.8586 0.00%
        日本円・ユーロ 135.97: 中国元 6.2086 0.00%: スイスフランは0.8809から0.8407 2.24%の変動幅です この先対ユーロの動向に注目します:

債券市場 : 米30年債が史上最低のイールドに低下、債券市場は5営業日継続的に上昇しています、米国債に世界中の資金が流入している感があります; 2年債 0.49%: 5年債 1.29%: 10年債 1.83%と歴史的に低い水準です

商品市場: CRB数値は 224.79 クルードオイル3月もの 50.17 +1.90: 金現物 1280.45 +1q7.50
穀物先物 コーン 387.00 +7.00と堅調でした:

参考までに日経先物の夜間取引は 3月もの+230.00 6月もの 210.00プラスで引けています: 











本格的5営業日 2015年の始まり 週間動向

2015年01月10日 | 金融市場
米国市場はS&P500が50日移動線を下回る2044.81で週間を終了しています、言い換えれば0.6%ネガテブです:ナスダツク、ダウも同様です: FRBが注目している雇用関連の経済指数は市場予測の245Kよりも多い252Kです、しかし給与数値は0.2%のマイナスでした、消費関連の増加の少ないのもネガテブに解釈されました、さらに原油価格が50ドルを割り込み48.40とさらに下降したのもネガテブセンチメントを増幅しています: 背景にはシエールガス企業の採算割れによる破たんのニュースも報道されています、シエールガスの生産コストは$68-70と観測されており、日本の大手商社も大きな損失を計上しています《住友商事): 週間動向は下記のようです:

指数     週初め     週末         変化        年初来

DJIA 17832.99  17737.37  -95.62  ー0。5%  -0.5%

NASD  4726.81   4704.07  -22.74  -0.5%  -0.7%

S&P500 2058.20   2044.81  -13.39  -0.7%  -0.7%

R2000 1198.80   1158.68  -13.12  -1.1%  -1.6%

EU圏の金融政策の行き先が気になります、ギリシャの選挙の内容如何ではユーロからの離脱もあるのではと一部観測されていますがギリシャ国民はユーロに継続して加盟することを大多数の人々が望んでいることも事実です: 米国のQE政策と同様の景気刺激策をこれからECBがとるかどうか注目されます:

通貨市場ではユーロが1.1844と下降しましたが日本円は118.54と円高です、中国元は変わりません

国債市場ではイールドの下降による展開でした: 2年債 -11bps 0.56%: 5年債 -16bps 1.44%、10年債 -14bps 1.97%と2%を割り込んでします《価格は無論上昇しています:投資信託市場ではバランス、債券ファンドが上昇しています

クルードオイル 48.21とさらに下降しましたが天然ガスは2.96と+0.03 +1.13%

金価格 1216.10 +7.60ドル 《2月先物) 欧州の金融情勢に対する警戒感から購入されています:

穀物先物ではコーンが400.25 +6.00と堅調ですがその他は低調です:

商品指数 CRBは 226.13 -0.14%です: 依然として商品市場は活性しておりません:







ギリシャ:再び騒乱の元凶に: 最悪ユーロから離脱? ドイツは静観するかも

2015年01月06日 | 国際・政治
世界は新年早々大きな波に直面しそうっです、欧州株式市場は3-4%平均初日から暴落しています、米国市場も例外ではありませんでした、すべての株価指数は大きく下降しています。ユーロ通貨は1.20を割り込み一時は1.90まで売られています、日本円は安全通貨として119円の水準に来ていました、米国債は10年債のイールドが2.0%まで下降値を上げています:東京市場も崩壊し始めています、17000円を割り込むかもしれません: 多事多難な2015年の始まりです: