21日の試合で横浜F・マリノスに0対4で敗れたヴァンフォーレ。前半で4失点し、すでに勝敗は決まってしまったような感じでしたが、後半はアウェーに駆けつけたサポーターをはじめ、選手たちも諦めず戦う気持ちを見せてくれたことは今後の試合に繋がると思いますね。内容は完敗と言うべきものでしたが、悪かった点を修正してこれからの試合で自信を持って臨んでいくためにも、この試合を振り返ってみましょう。
ヴァンフォーレは前節の名古屋戦で結果を出していたので、メンバーも代えずに臨みました。しかし90分間を考えて計画的に進めようとしたのか、立ち上がりは慎重に行こうとする気持ちが強く、攻め込んでもバックパスをするなど消極的な一面が出ていましたね。バックパスで味方選手の攻撃参加を呼び込み、人数をかけてゆっくり攻めようとしましたが、肝心なところでパスミスや相手のチェックに遭ってボールを奪われるシーンが多々みられました。横浜はヴァンフォーレ対策をしっかりしていたみたいで、後方から早い段階でロングボールをFWに通して一気にカウンター攻撃を仕掛けます。しかしただのカウンター攻撃ではなく、前線のFWが一旦ボールをキープして‘溜め’を作り、味方選手の上がりを待ちます。今回の横浜のストロングポイントはそこ。いち早く駆け上がり、ヴァンフォーレの選手より動き出しが一歩早いがために先手先手で攻撃を仕掛けることが出来ていました。あと注目点はヴァンフォーレの‘バイタルエリア’。バイタルエリアとはDFとMFの間のスペースのことを言いますが、ヴァンフォーレはそこをうまくケアできず、横浜の選手たちはそのスペースを横に自在に動いてスルーパスの機会を窺っていましたね。DFがたまらず相手選手をチェックするために前へ飛び出し、その瞬間を狙われて決定的なピンチを何度か招いていました。ボランチの選手の負担が大きかったら、サイドの中盤の選手やサイドバックの選手も協力して守備時にはそのエリアを埋める必要がありました。
この試合の前半、DF陣はゾーンディフェンスに縛られ過ぎていた印象を受けました。あれだけゴール前で流動的に細かいパスを通されていたら、自身のエリアの対処すべき選手のマークがズレて決定的なピンチを招くことは目に見えています。エリアを見るのではなく、選手を見てこちらも流動的に動いていたら粘り強いディフェンスが出来ていたと思います。今回は守備戦術のデメリットが多く出てしまった感じを受けましたね。
横浜の先制点はセットプレーから。前半11分、MF中村選手が放ったCKをニアに詰めていたMF谷口選手が高い打点でヘディングを決めて先制。CKの守備ではGKかDFのどちらかがニアにポジションをとり、今回はGKがファーサイドをケアするために中央にいたので、ニアにいた永里選手と伊東選手がもっと強い当たりで対応すべきでしたね。続いて前半17分、横浜はバイタルエリアをうまく突きFW渡邉選手にスルーパス。ゴール前で切り返して左足で豪快にゴールを決め2点目。1点目とは違って守備陣を崩されての失点だったので、ヴァンフォーレの選手は下を向く選手もいてショックが大きかったように思いますね。
3点目&4点目は混乱状態のまま失点してしまった感じがします。前半は特に相手にバイタルエリアの広大なスペースを好き放題使われていたので、2点目を奪われた時点でそのスペースを消すため&もう一度気持ちを立て直すためにも守備的な中盤の選手投入を考えても良かったのでないかと思いますね。この2点は対策で防げたと個人的には思います。
後半は巻き返しを図るべくMF片桐選手とMF柏選手を始めから投入します。片桐選手は運動量が少なく徐々に目立たなくなりましたが、始めに放った左足でのロングパスの鋭さは‘うなる’ものがありました。シュートチャンスがあったら迷わず打っていくなど気持ちの強さもみせてくれたので、実戦感覚が身につく今後が楽しみになりましたね。柏選手もドリブルで相手ゴール前まで持っていくなど存在感を発揮。FWキム・シンヨン選手も見せ場は少なかったのですが、ケガから久しぶりに実戦復帰して元気な姿をみせてくれました。

相手は無理をせずに守備を重視したセーフティーな戦術に変えてきた影響でヴァンフォーレは攻め込むことができましたが、それでも後半はゴールこそ奪えなかったものの選手たちは得点を決めたいという戦う気持ちをみせてくれたと思います。応援するサポーターも諦めずに後半になってからさらに応援のスピードは加速し熱い声援を選手たちに送っていました。この気持ちを次戦以降もみせていけばきっと良い試合が出来ると思います。
良い点より修正すべき点の方が目立ったために悪かったところを数多く書いてしまいましたが、今回の結果をしっかりと受け止め、出た課題を克服してチームが掲げる今年の目標に向かってしっかりと準備をしてほしいですね。今のチーム状態なら必ず良い方向へ進めると思いますよ。
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ヴァンフォーレは前節の名古屋戦で結果を出していたので、メンバーも代えずに臨みました。しかし90分間を考えて計画的に進めようとしたのか、立ち上がりは慎重に行こうとする気持ちが強く、攻め込んでもバックパスをするなど消極的な一面が出ていましたね。バックパスで味方選手の攻撃参加を呼び込み、人数をかけてゆっくり攻めようとしましたが、肝心なところでパスミスや相手のチェックに遭ってボールを奪われるシーンが多々みられました。横浜はヴァンフォーレ対策をしっかりしていたみたいで、後方から早い段階でロングボールをFWに通して一気にカウンター攻撃を仕掛けます。しかしただのカウンター攻撃ではなく、前線のFWが一旦ボールをキープして‘溜め’を作り、味方選手の上がりを待ちます。今回の横浜のストロングポイントはそこ。いち早く駆け上がり、ヴァンフォーレの選手より動き出しが一歩早いがために先手先手で攻撃を仕掛けることが出来ていました。あと注目点はヴァンフォーレの‘バイタルエリア’。バイタルエリアとはDFとMFの間のスペースのことを言いますが、ヴァンフォーレはそこをうまくケアできず、横浜の選手たちはそのスペースを横に自在に動いてスルーパスの機会を窺っていましたね。DFがたまらず相手選手をチェックするために前へ飛び出し、その瞬間を狙われて決定的なピンチを何度か招いていました。ボランチの選手の負担が大きかったら、サイドの中盤の選手やサイドバックの選手も協力して守備時にはそのエリアを埋める必要がありました。
この試合の前半、DF陣はゾーンディフェンスに縛られ過ぎていた印象を受けました。あれだけゴール前で流動的に細かいパスを通されていたら、自身のエリアの対処すべき選手のマークがズレて決定的なピンチを招くことは目に見えています。エリアを見るのではなく、選手を見てこちらも流動的に動いていたら粘り強いディフェンスが出来ていたと思います。今回は守備戦術のデメリットが多く出てしまった感じを受けましたね。
横浜の先制点はセットプレーから。前半11分、MF中村選手が放ったCKをニアに詰めていたMF谷口選手が高い打点でヘディングを決めて先制。CKの守備ではGKかDFのどちらかがニアにポジションをとり、今回はGKがファーサイドをケアするために中央にいたので、ニアにいた永里選手と伊東選手がもっと強い当たりで対応すべきでしたね。続いて前半17分、横浜はバイタルエリアをうまく突きFW渡邉選手にスルーパス。ゴール前で切り返して左足で豪快にゴールを決め2点目。1点目とは違って守備陣を崩されての失点だったので、ヴァンフォーレの選手は下を向く選手もいてショックが大きかったように思いますね。
3点目&4点目は混乱状態のまま失点してしまった感じがします。前半は特に相手にバイタルエリアの広大なスペースを好き放題使われていたので、2点目を奪われた時点でそのスペースを消すため&もう一度気持ちを立て直すためにも守備的な中盤の選手投入を考えても良かったのでないかと思いますね。この2点は対策で防げたと個人的には思います。
後半は巻き返しを図るべくMF片桐選手とMF柏選手を始めから投入します。片桐選手は運動量が少なく徐々に目立たなくなりましたが、始めに放った左足でのロングパスの鋭さは‘うなる’ものがありました。シュートチャンスがあったら迷わず打っていくなど気持ちの強さもみせてくれたので、実戦感覚が身につく今後が楽しみになりましたね。柏選手もドリブルで相手ゴール前まで持っていくなど存在感を発揮。FWキム・シンヨン選手も見せ場は少なかったのですが、ケガから久しぶりに実戦復帰して元気な姿をみせてくれました。

相手は無理をせずに守備を重視したセーフティーな戦術に変えてきた影響でヴァンフォーレは攻め込むことができましたが、それでも後半はゴールこそ奪えなかったものの選手たちは得点を決めたいという戦う気持ちをみせてくれたと思います。応援するサポーターも諦めずに後半になってからさらに応援のスピードは加速し熱い声援を選手たちに送っていました。この気持ちを次戦以降もみせていけばきっと良い試合が出来ると思います。
良い点より修正すべき点の方が目立ったために悪かったところを数多く書いてしまいましたが、今回の結果をしっかりと受け止め、出た課題を克服してチームが掲げる今年の目標に向かってしっかりと準備をしてほしいですね。今のチーム状態なら必ず良い方向へ進めると思いますよ。

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でも点差が離れていてもサポーターは意外と盛り上がってましたよね?サポーターとともに選手も最後まで諦めない気持ちを持っていれば、この次の試合に繋がると思いますよ。
次観戦する試合は逆に余裕を持てる展開になれば良いですね。