ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

復調への僅かな兆し

2011-06-27 | Weblog
25日の試合で1対4で敗れたヴァンフォーレ。前節まで連敗を喫していたので、この敗戦で3連敗とチーム状態はドロ沼にハマりつつあります。しかし3点差で敗れたものの、前節の仙台戦よりかは試合内容も向上しており、勝利への可能性を感じさせるサッカーをしていたと思います。

では試合を振り返ってみましょう。この試合ではヴァンフォーレは立ち上がりから積極的に仕掛けるプレーをみせて、好機を何度か作り出します。前半開始2分、サイドに流れていたFWハーフナー・マイク選手がワンタッチで中央にグラウンダーのクロスを供給。しかしこれをMF柏選手は合わせられず。4分にも中央に走りこんだMF永里選手がトラップからシュートに持っていくものの、相手GKに阻まれ得点できず。序盤の決定機を確実にモノに出来ていたらまた違った展開になっていた可能性が高いですね。

ヴァンフォーレの好機の時間も、柏FW田中順選手のゴールによって無くなります。前半29分、右サイドでボールを受けた田中選手が得意の左足を遠い位置から振り抜いて、そのミドルシュートがヴァンフォーレゴールに突き刺さります。この試合要警戒とみていた田中選手に決められたのは悔しいですが、この得点に限っては相手の技術と思い切りの良さを評価したほうが賢明のような気がします。1点目は仕方ないとしても、この後の2点目は抑えないといけません。

前半34分、スペースを空けていたヴァンフォーレの右サイドを相手DFジョルジ・ワグネル選手が突いてフリーでゴール前へクロスを上げます。同じくフリーな状態の中央MF枝村選手のヘッドはジャストミートできませんが、ファーサイドに走りこんでいた田中選手が反応してシュートを放ち、これが追加点となります。このシーンでのヴァンフォーレの悪い点は複数あります。まずサイドのジョルジ・ワグネル選手をフリーにしていたこと。ポジションで対峙する市川選手は違う選手にチェックしていたのですが、そこはすでに石原選手と柏選手がプレスをかけに行っていたので、市川選手はジョルジ・ワグネル選手を警戒する必要がありましたね。クロスを上げられた後も問題点があります。中央にボールが入った時点でペナルティエリアにはヴァンフォーレの選手が3人と柏の選手が2人。数的には間に合う状態でしたが、柏の選手が巧みにクロスする動きに対応できずフリーでヘディングされ、それはミートしませんでしたが遠い位置にポジションをとっていた田中選手に押し込まれ失点。田中選手にも山本選手がマークしていたのですが、完全にボールウォッチャーになっていて田中選手の動きを見ていませんでした。やはり悪い点が複数連続すると失点に繋がってしまいますね。


ヴァンフォーレの得点シーンは良かったと思いますね。まずFWハーフナー・マイク選手が精力的に相手GKにプレッシャーをかけに行ったことから始まります。圧力を受けたGKは近くのDFへ慌ててパス。パスを受けた選手はペース配分を考えていたのか、ゆっくりとボールをキープしようとします。そこを狙っていたのが途中からピッチに入ったMF養父選手。ボールを高い位置で奪うと、この時点でゴール前は3対1の数的優位が生まれます。一気に決定的なチャンスになると、養父選手はいくつかの選択肢からハーフナー・マイク選手へのパスを選び、これを落ち着いて決めて1点差に追いつくゴールとなります。

次の得点が試合の勝敗を決める重要な要素を含んでいましたが、その重要な得点を決めたのは柏でした。ハーフナー・マイク選手のゴールに喜んでいたその3分後、ゴール前で相手にFKのチャンスを与えてしまい、それをジョルジ・ワグネル選手に決められて痛い痛い追加点を奪われます。その後も再び彼にFKを決められてしまうのですが、FKの場面は彼の高い技術を褒めるしかありません。しかしゴール前の危険な位置に侵入するまで相手の攻撃を止められないのは問題ですね。ズルズルと相手の侵入を許してしまうディフェンスは常に後手後手を踏んでいて、本能的にヤバイと思ったところで倒してでも強烈な当たりにいく。本来ならそこに行くまでの間でチェックに行くことが大切なのですが、やはり組織的な守備を意識し過ぎているところが最近ではマイナスに出ているような気がしますね。


悪い点をたくさん書きましたが、この内容でも前節の仙台戦と比べたらチーム状態は良いと思います。早め早めに仕掛けていく攻撃的な姿勢も見れましたし、サイドを使った得意な形も発揮できていました。やはり守備的なサッカーで点差を守りきるんだという気持ちよりも、攻撃的にアグレッシブなサッカーをしたほうが選手たちのモチベーションも高く維持できると思います。最近の試合では守備を固める戦術で行こうとしていたのが大量失点でうまくいかずに選手たちも戸惑っていた感じがしたので、チームがどのようなサッカーをしていくのか選手たち全員が意思統一をしっかり図って、もう一度気持ちを引き締める必要があると思いますね。そして次の試合まで束の間の休息が出来るので、ベテラン選手の多いヴァンフォーレはこの期間でコンディションを万全に整えてほしいです。また7月2日の福岡戦から過密日程が続きますが、厳しい条件は対戦相手も同じ。ヴァンフォーレの生命線であります‘走り続ける’サッカーをこれからの試合で発揮してもらいたいですね。





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