不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

 東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

野中広務氏『昭和世代からの遺言』

2009-03-27 12:18:42 | その他
 3月26日、午前中に高田井町老人クラブ「長寿会」の総会に出席した後、楽しみにしていた野中広務氏の講演を聴きに行ってきました。北播政経懇話会3月例会に野中広務氏が、『昭和世代からの遺言』と題した講演会が催されました。
 野中広務氏は、京都府園部町で生まれられ、旧制中学卒業後、旧国鉄に勤められ、25歳で園部町議、33歳で園部町長、その後京都府議、京都府副知事を務め、53歳で衆議院議員として国政に出られ、自治大臣、内閣官房長官、自民党幹事長を歴任されています。政治家歴52年間、たたき上げの政治家として有名です。



 野中氏は、原稿を持たず、1時間半、みっちりと話されました。自分が政治家の道を歩まれる過程の話の中で、北播磨との関係にも触れられました。旧国鉄職員時代、旧鍛冶屋線が民営から国有化になった時の鍛冶屋駅の南畝駅長、園部町長時代に交流があった旧八千代町門脇町長の話がありました。自治大臣の時の阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件に遭遇した時の危機管理問題にも話が及びました。
政局問題では、小沢民主党代表の危険な政治手法を具体的に話されました。また、小泉改革が残した弱者切り捨て、地方切り捨て、アメリカ追随について厳しく批判もされました。そして、現在の日本は危険な状態にあるのではないかと憂いておられました。今後、日本が進むべき方向は、近隣の東アジア諸国(中国・ロシア・韓国等)と戦争の傷跡を癒し、しっかりと手をつないだ外交を進めることが必要だと述べ、最後に、再び戦争の道に進んではいけないと結ばれました。
私は、子どもの頃に野中氏ことを父から何度か聞いたことがあります。私の父は、野中氏の2歳上で園部町や綾部市の山の原木を小野市のそろばんやのれんを作っている所へ運ぶ仕事をしていたため、また同じ地区出身であったこともあり、『立派な人だ』とよく褒めていました。講演会終了後、野中氏に少し時間をいただいて話す機会を得、私の本『架け橋』を渡しました。
政治に対する考え方が違っていても、野中氏は信念を持って生きる迫力を感じる「政治家」でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『あゆみ保育園保育証書授与式』 | トップ | 故貝原節子さん「お別れの会」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

その他」カテゴリの最新記事