終戦記念日

　８月１５日、「終戦（敗戦）の日」です。
　８月１５日を、終戦記念日と呼ばれる方や敗戦記念日と呼ばれる方がおられます。太平洋戦争で無条件降伏し負けた日ですから、敗戦記念日ともよばれます。また、今後二度と戦争をしないと誓った日として、終戦記念日とも呼ばれます。私は、世界唯一の被爆国として、戦争放棄を謳った日本国憲法を持つ国として、再出発をした日として、８月１５日を終戦記念日と呼んでいます。
　東京での政府主催の「全国戦没者追悼式」をはじめ、各地で様々な催しが行われました。私の村でも、遺族会の皆さんが光福寺に集われ、「戦没者追悼法要」が営まれました。



　親族の中に戦没者がおられる方も、多いのではないでしょうか？私も、母親の兄が沖縄戦で戦死しました。当然、叔父に私は出会ったことはありません。母や亡くなった祖母から、メガネをかけていた叔父は私とよく似ていたと話していました。
　叔父は、通信兵として沖縄戦に従軍しました。戦死したのですが、沖縄の何処で亡くなったのか、わかっていません。亡くなったのは、昭和２０年６月１８日ごろだと言われています。帰ってきた遺骨箱には、沖縄の石が入っていただけで、叔父の遺骨は入っていなかったそうです。



　小野市にある叔父のお墓に、久しぶりにお参りしてきました。そして、母の実家の仏間に飾られている叔父の遺影を見ながら、叔父を忍びました。当時２２歳だった叔父は、どんな人だったんだろう、どんな夢を持っていたのだろう、さぞ無念だったんだろうなと想像しました。
　８月６日の広島原爆投下、８月９日の長崎原爆投下、８月１５日の終戦の日、１月１７日の阪神淡路大震災、３月１１日の東日本大震災など、私たち日本人が忘れてはいけない日があります。子ども達や孫たちに、伝えていく責務が私たち大人にあると思います。