東野としひろ活動NEWS

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「西脇市郷土作家ギャラリー」8・9月作品展

2016-09-09 04:34:26 | 文化・スポーツ
 西脇市役所2階のギャラリーコーナーで行われている「西脇市郷土作家ギャラリー」8・9月は、西脇市美術協会彫塑・工芸部会の皆さんの作品が展示されています。



 彫塑部会からは荻野和彦さんと土本周平さんの二人が、工芸部会からは藤井敦子さんが出展されていました。昨年に比べ、出展者が少ないのが少し寂しい気がしました。しかし、3名の作品は、見ごたえのある作品ばかりでした。
 荻野さんの彫塑『風の声』は、存在感のある作品でした。反り返る女性を表現されていますが、身体の上を通り過ぎる風、風の音に耳を傾け追いかけ酔うとする女性を表現されているように感じました。



 荻野さんのデッサンの作品5枚、ポーズⅠ『寝』・『座』、ポーズⅡ『座』・『寝』、ポーズⅢが、出展されていました。モデルの女性がとるポーズを、しっかりとデッサンされている作品で、女性の動きをデッサンすることで、彫塑の作品作りに生かされていることが良く分かりました。荻野さんたちは、毎週木曜日の午後、岡之山美術館で有志メンバーでデッサン会をされているそうです。



 土本周平さんの彫塑『うずくまる』を見ながら、悩み、考え込む人物に思いをはせました。土本さんの石膏の彫塑作品を度々見せていただきますが、荒々しさの中で、人間の奥深さに思いを寄せておられているように感じます。
 土本さんも、絵画作品2点出展されていました。『森』と『天使』ですが、色彩豊かな油絵でした。



 藤井敦子さんは、七宝焼き作家として、この間1人立ちした作品作りを進めておられます。藤井さんは、熱心な取り組みの中で、七宝焼きにおいて『藤井さんの世界』を築かれているように感じます。
 今回、出展されている作品『紅梅Ⅰ』『紅梅Ⅱ』は、艶やかな赤色の梅の花とともに、梅に止まっているウグイスが見事に表現されています。『雪降る里』は、民話の世界を感じさせてくれます。2枚一組で表された『春景』と『実り』は、美しい作品でした。
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