5月9日、ロシアの戦勝記念日にプーチン大統領が演説、ウクライナ問題に関わり欧米を批判したが、戦況や今後の見通しなどには触れず、国威発揚には程遠い地味な内容だった。
また、恒例のミサイル、戦車などの戦闘装備品の披歴は従来に比べて極端に少なく、戦車は旧式のもの1台が披露されただけだった。
来賓は、旧ソ連諸国から数人の首脳が参列した。また、地方における記念式典は20カ所ほどで行われなかった。
総じて、早晩行われようとしているウクライナの反攻を意識して、国民に対し、ウクライナをネオナチだとコジ付け、欧米に対して敵愾心を燃やし、従来の「特別軍事行動」から「真の戦争」と明示、国民に団結を呼びかけた。「関連:5月4日」