正さん日記

世の中思いにつれて

照ノ富士、3度目の優勝、大関復帰に花添える

2021-03-29 09:42:52 | スポーツ

 昨日、大相撲春場所千秋楽で関脇照ノ富士が大関貴景勝を破り12勝3敗で3回目の優勝を成し遂げた。照ノ富士は、確実にしていた大関へ優勝という花を添え21場所ぶりに復帰した。

 照ノ富士は、小結で13勝、先場所関脇で11勝と、大関昇進の目安とされている三場所、三役で33勝にあと9勝となっていたが、今場所12勝を上げ三場所通算36勝となり余裕をもってクリアーした。

 照ノ富士は、大関から、怪我、持病が原因で序二段まで降格したが、人一倍の努力をした結果、怪我、持病を乗り越え、不屈の精神で見事大関カムバックを果たした。

 大関から陥落して、平幕以下から再浮上した力士は、古い歴史の中で平幕6枚目から復帰した魁傑以外になく、序二段まで下がって這い上がった力士は照ノ富士ただ1人だ。正に奇跡的と言える。

 今場所、横綱鶴竜が最初から、白鵬が3日目から休場する中で、12日までは小結高安がリードしていたが、13日、14日目に平幕に連続敗北、14日目に照ノ富士に首位を明け渡した。高安は自滅ぎみで、またも夢にも見るであろう優勝を逃した。

 大関陣で、貴景勝がカド番を脱出、思いがけなく優勝争いに加わった形となったが、結局、照ノ富士の勢いを止めることができなかった。

 朝乃山は、肝心な時に力を発揮できず、14日目、照ノ富士にまたもや力負けで優勝戦線から脱落した。正代は、雑な相撲が目立ち千秋楽も敗れて来場所は2度目のカド番となった。

 この他、今場所特に活躍が目立ったのは、高安などを破った若隆景で、驚異的なねばり相撲を見せ、来場所三役入りを果たせそうだ。また、翔猿も面白い相撲で10勝し、一時は優勝争いにも加わった。

 一時、来場所に進退をかけると思われていた横綱鶴竜は、周りの批判に抗し切れず遂に引退に追い込まれた。

 来場所、横綱は白鵬1人になるが、白鵬も休場が多く、相撲協会から注意勧告をされている立場におかれ、もし、引退することになれば、大相撲は横綱不在の危機を迎える。「関連:1月25日

 

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