大相撲初場所は今日13日目を迎えるが、優勝争いは大関稀勢の里が1敗でトップを切るものの、優勝常連の横綱白鵬が2敗で追走、プレッシャーに弱い稀勢の里なので実質的には五分の状態と言ってよいだろう。
いずれにしても、稀勢の里は結びで会うはずの白鵬に勝たなければ悲願の優勝を勝ち取ることは難しい。
その稀勢の里が、今日13日目に取り組むはずだった大関豪栄道が、昨日の遠藤との一番に敗れ、挙句の果てには負傷休場となって、稀勢の里が不戦勝で1敗を堅持する形となった。
一方の白鵬は、今日の相手が昨日敗れついに大関陥落が決まった琴奨菊なので多分楽勝だろう。
今場所は、既に横綱の日馬富士、鶴竜が休場、豪栄道も休場し、残った横綱、大関は白鵬、稀勢の里、琴奨菊、照ノ富士で、優勝争いをしている2人以外は、琴奨菊、照ノ富士が負け越しの体たらくで、14日目は、白鵬、稀勢の里の相手は平幕力士にならざるを得ない。
そうなると、やはり千秋楽の白鵬、稀勢の里の直接対決が優勝を決める取り組みとなりそうだ。場合によっては現在2敗で平幕優勝の可能性を残す貴ノ岩、逸ノ城を含め、三つ巴の優勝決定戦の可能性も考えられる。