正さん日記

世の中思いにつれて

ロンドンでも聖火リレーで抗議行動=チベット問題

2008-04-07 16:37:06 | 世界
 北京五輪に向けた聖火リレーで、先のトルコ・イスタンブールに次ぎ、今度はイギリス・ロンドンで抗議行動が起こった。
 これに対し中国国営新華社通信は7日、北京五輪組織委員会聖火リレー広報担当者の発言を引用し「卑劣な行為を強く非難する」と伝えた。
 新華社電では、ロンドンの聖火リレーについては「公安当局がリレーを妨害しようとしたごく少数のチベット独立派を逮捕した」と報道、7日付の中国主要紙も、警官が妨害者を取り押さえる写真付きで大きく報じた。
 また英BBC放送は、この聖火リレーの映像を放映したが、中国当局の規制があってか妨害を受けた場面が真っ暗になるなど、中国当局の苦心ぶりが 伺われた。
 チベット問題が収束していない中で、フランスのサルコジ大統領の開会式出席もとやかく言われているが、アメリカのブッシュ大統領は出席する予定とのことだ。 しかし、アメリカでも、民主党のペロシ下院議長はダライ・ラマ14世に同情的で、アメリカ国内で中国への非難がさらに高まってくるとブッシュ大統領も動きが難しくなるかも知れない。
 当のダライ・ラマ14世は、表面的にはチベット問題の世界的拡大を望んでいない様子で、北京五輪の妨害行動について自制を求めている。
 国際オリンピック委員会(IOC)でも、聖火リレーが粛然と行われるよう求めており、とにかく北京五輪が支障無く行われることを切望しているとのことだ。
 政治とスポーツは別だと言うが、現実はいやおうなくチベット問題で、五輪に政治が持ち込まれている。それだけチベット人にとっては、中国からの独立を果たすため世界へメッセージを送るには、五輪は絶好の機会でもあるのだろう。「関連:3月21日

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