日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(R4.2)

2022-03-04 | 日如上人御指南

 

令和4年2月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿  

(大日蓮 令和4年3月号 第913号 転載)  

(大白法 令和4年2月16日 第1071号 転載)

 本日は、二月度の広布唱題会に当たりまして、皆様には、新型コロナウイルス感染症によって世情騒然としているなか、信心強盛に参詣され、まことに御苦労さまでございます。
 既に皆様も御承知の通り、今月は、宗祖日蓮大聖人御聖誕の月であります。
 日蓮大聖人様は、貞応元(1222)年2月16日、法華経において予証せられた通り、外用上行菩薩、内証久遠元初自受用身の御本仏として末法に御出現あそばされました。
 その御出現の目的は、久遠元初の妙法蓮華経をもって、末法本未有善の衆生をして、ことごとく仏道に入らしめ、即身成仏せしめるためであります。
 しかるに、世間の多くの人達は、謗法の害毒によって正しい法を見失い、塗炭の苦しみに喘いでいるのが現状であります。
 こうした苦悩に喘ぐ人々に、正しい大聖人様の仏法を説き、折伏をしていくことが、今日、我々に課せられた、まことに大事な使命であります。
 大聖人様は『立正安国論』に、
「倩微管を傾け聊経文を披きたるに、世皆正に背き人悉く悪に帰す。故に善神国を捨てゝ相去り、聖人所を辞して還らず。是を以て魔来たり鬼来たり、災起こり難起こる。言はずんばあるべからず。恐れずんばあるべからず」(御書234)
と仰せられ、世の中が乱れ、人々が不幸と混乱と苦悩に喘いでいる根本原因は、邪義邪宗の謗法の害毒にあり、この謗法の対治なくして、人々の幸せも、世の中の平和も、国土の安穏も実現することはできないと仰せられているのであります。
 ここに今、私どもが全力を傾注して、折伏を行じていかなければならない大事な理由が存しているのであります。
 されば『唱法華題目抄』には、
「末代には善無き者は多く善有る者は少なし。故に悪道に堕せん事疑ひ無し。同じくは法華経を強ひて説き聞かせて毒鼓の縁と成すべきか。然れば法華経を説いて謗縁を結ぶべき時節なる事諍ひ無き者をや」(御書231)
と仰せであります。
 この「毒鼓の縁」とは、既に皆様も御承知の通り、毒薬を塗った太鼓を打つと、その音を聞くすべての者が死ぬと言われており、たとえ法を聞いて反対しても、やがて煩悩を断じて得道できることを毒鼓、つまり毒を塗った太鼓を打つことに譬えているのであります。
 すなわち、一切衆生には皆、仏性が具わっており、正しい法を聞き、発心・修行することによって成仏できると言っているのであります。つまり、たとえ末法本未有善の荒凡夫であったとしても、三大秘法の南無妙法蓮華経を聞かせることによって、正法と縁を結ばせ、必ず救済することができるのであります。
 されば『法華初心成仏抄』には、
「仏になる法華経を耳にふれぬれば、是を種として必ず仏になるなり。されば天台・妙楽も此の心を以て、強ひて法華経を説くべしとは釈し給へり。譬へば人の地に依りて倒れたる者の、返って地をおさへて起つが如し。地獄には堕つれども、疾く浮かんで仏になるなり。当世の人何となくとも法華経に背く失に依りて、地獄に堕ちん事疑ひなき故に、とてもかくても法華経を強ひて説き聞かすべし」(御書1316)
と仰せられ、末法今時の本未有善の衆生に対しては、なんとしてでも法華経、すなわち本因下種の妙法蓮華経を強いて説くべきであると仰せられているのであります。
 すなわち、邪義邪宗の害毒によって混乱を極めている今時末法においては、像法過時の如き摂受ではなく、折伏をもって謗法を対治することが、いかに大事であるかを御教示あそばされているのであります。
 今、宗門は僧俗一致・異体同心して、一天広布へ向けて力強く前進をしております。
 この時に当たり、すべての講中は、記念局の本年度のポスターにある「報恩躍進の年 今こそ 折伏の時」のスローガンを胸に、講中一結・異体同心して勇猛果敢に折伏を行じ、もって必ず本年度の誓願を達成されますよう心から念じ、本日の挨拶といたします。


 

日如上人猊下御指南目録(H27~)

 

日如上人猊下御指南目録(H18~26)

 

 

御法主日如上人猊下過去の御指南 

 

日蓮正宗公式HP  

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日蓮正宗教学研鑽所  

http://ns-kenzansho.main.jp/

 

大日蓮出版   

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青年僧侶邪義破折班 

http://jagihashaku.main.jp/index.htm 



桜梅桃李(おうばいとうり)

2022-03-04 | 御住職指導

正林寺御住職指導(R4.3月 第218号) 

 

 極寒を耐えぬき「忍ぶことの大事」に精通した草木が躍動し始める時季が到来します。雪国に住む方にも、厳しい冬を乗り越えて雪解けと同時に感じる春の悦びはひとしおでしょう。

 宗祖日蓮大聖人は『妙一尼御前御消息』に、
冬は必ず春となる」(御書832)
と仰せであります。新型コロナウイルス感染症の蔓延は冬のような時期であり、必ず収束へと向かい春が来ることを信じて、御本尊への勤行唱題を心がけましょう。

 「桜梅桃李」とは、鎌倉中期の説話集『古今著聞集』の『草木』の項にある「春は桜梅桃李の花あり、秋は紅蘭紫菊の花あり」との語源からとされています。この説話集の作者は橘成季であり、建長6年(1254)に成立され平安中期から鎌倉初期までの日本の説話726話を、神祇・釈教・政道など30編に分けて収められた説話集です。
 大聖人が立宗宣言あそばされた翌年に登場した説話集となります。

 桜梅桃李の「桜」は、春を感じる花の代表です。日蓮正宗公式ホームページでは、「春の総本山(The Head Temple in Spring)」を映像で見ることができます。コロナ禍で登山が困難な現在、総本山の様子を拝見することができます。『上野尼御前御返事』に「人間には桜の花」(御書1574)と。なお、総本山では本年も法華講講習会や中等・高等・学生部研修会の開催が予定されています。

 「梅」は、もろもろの木に先立ち花が咲くため「花の兄」といわれています。世の難儀に屈することなく梅花のように、我が身、我が家の永久繁栄を願う心から、年の初めの祝木として門松には用いられています。『祈祷抄』に「梅の実を食して気力をます」(御書623)と。「気力をます」大聖人の御教えから総本山大石寺大坊では所化小僧さんの生活で「梅ジュース」を頂くことが拙僧の修行期間中に習慣化されていたのではと拝察いたします。

 「桃」は、『問注得意抄』に「西王母(せいおうぼ)の薗(その)の桃九千年に三度之を得るは東方朔(とうほうさく)が心か」(御書417)と。第二十六世日寛上人も『三重秘伝抄』に「然りと雖も近代他門の章記に竊かに之れを引用す、故に遂に之れを秘すること能わず、今亦之れを引く、輪王の優曇華、西王母が園の桃、深く応に之れを信ずべし。」(六巻抄28)と御教示のように、仏法上、桃の文言には種脱相対の一念三千として、寿量品文底一大事の秘法に値遇しがたいことを秘めた譬喩と拝します。

 「李」は、『法蓮抄』に「李陵が巌窟(がんくつ)に入って六年蓑(みの)をきてすごしけるも我が身の上なりき」(御書821)と。現コロナ禍で生き抜いていくための訓示となるのではないでしょうか。ゆえに『寂日房御書』には「昨日は人の上、今日は我が身の上なり」(御書1394)と。

 桜梅桃李は、それぞれが独自の美しい花を咲かせるように、他人と自分を比べることなく、個性を磨こうという教訓を含んでいます。それぞれの境界により桜梅桃李の解釈も様々でしょう。まさに、一水四見です。

 御法主日如上人猊下の「講中一結・異体同心」(大日蓮 第909号 R3.11)との御指南にも桜梅桃李は大事な心得となります。
 大聖人は『御義口伝』に、
「桜梅桃李の己が位己が体を改めずして無作の三身と開覚す」(御書1797)
と仰せであります。
 御法主日如上人猊下は意味について、
「大聖人様は、
  『桜梅桃李』(御書1797)
ということをお示しになっているように、桜は桜、梅は梅と、それぞれが長所をしっかり伸ばし、広宣流布という一点に力を合わせていくところに真の団結が生まれてくるのです。
 これが一番大事なのであり、これは、しっかりお題目を唱えていると、そういう心になるのです。お題目の功徳というのは、それほど広大無辺なのです。
 だから、唱題をして、唱題をして、そして折伏に打って出る。これをしていくと、講中が一致団結しますよ。そして、折伏に当たっても、どんな魔にも負けない強い生命力が、必ずその人の命のなかに具わってくるのです。
 ところが、お題目を唱えていないと、この功徳がないのです。だから、口先だけの折伏になってしまう。これでは、単なる理屈の言い合いになってしまいます。
 我々の折伏は、理屈の言い合いではないのです。邪義邪宗の害毒によって苦悩に喘ぐ人を救っていくのですから、これはお題目しかないでしょう。お題目を唱えて、我が命に大きな御仏智を頂き、その心で折伏をしていくことが大事なのであります。みんながその気持ちになれば、異体同心は絶対に間違いありません。」(信行要文 七 P228)
と御指南であり、さらに、
「桜や梅などは皆、それぞれに特徴があります。我々も同じではないでしょうか。日蓮正宗を、皆で護っていく。それぞれが分に応じて、桜は桜、梅は梅として、しっかりと護っていく。また、寺院を護ることも同じであります。寺院の御本尊様をどうやってお護りしていくかを考えねばなりません。つまり、皆が同じでなくてもよいのです。かつて、釈尊やその教団を護ってきた十大弟子がそうであったように、それぞれが自分の得意分野において力を発揮し、その上で心を一つに合わせていけば、折伏もできるし、お寺も繁栄し、日蓮正宗が興隆していくのです。そして、御本尊様をしっかりとお護りすることができるのです。ですから、なんでも人の真似ばかりしなくてもよいのであります。もちろん、良いことは大いに真似をすべきであって、その上で、それぞれの特徴を活かして信心活動に励んでいくということは、まことに良いことではないかと思います。」(信行要文 三 P60)
とも御指南です。大聖人の「桜梅桃李の己が位(中略)無作の三身と開覚す」と仰せの現代における具体的な御指南と拝します。

 また第67世日顕上人は、
「無作三身とは、久遠元初の凡夫即極の仏様の一身に具わる三身であります。これが付嘱の上からの御法門です。やたらと寿量品の思想から考えを広げて、桜梅桃李ことごとくがただ単に無作三身ということを言うのではない。桜梅桃李無作三身もそれは値打ちがあり、嘘ではありません。しかしそれは一番根本の妙法の仏の悟りがあり、そこから開いて、妙法の境界をもって拝するが故に桜梅桃李が無作三身になるのです。そこを忘れてしまって桜梅桃李無作三身ということを簡単に論じても、とてもそれだけの値打ちはそこに出てこない。また、それだけの境界が顕れてこないというように私は考えるのであります。」(大日蓮 第534号 H2.8)
と御指南であります。「一番根本の妙法の仏の悟り」とは、大聖人の出世の御本懐である本門戒壇の大御本尊であることはいうまでもありません。また桜梅桃李の解釈については、考えを広げて単純に簡単に論じることは本来の値打ちを損ねることになるため極理の師伝を重んじて拝することが肝要です。その上から依正不二の原理のもと法界をも動かす力につながり、自然災害をも沈静化する用きがあります。

 折伏においては、今いる立場でまわりに未入信の方がいれば、その人は大聖人の説かれる桜梅桃李を心肝に染めて「叶ひ叶はぬは御信心により候べし。全く日蓮がとが(咎)にあらず」(御書1519)との御指南を肝に銘じるところ境界が顕れることを確信しましょう。

 法統相続においても桜梅桃李は大事な教訓になります。うちの子供は、うちの子供でしかありません。いくら隣の子供がすばらしいといって、十二因縁のうえからうちの子供が隣の子にはなりません。うちの子供には隣の子供にはない良い面がある筈です。その良い面を伸ばしてあげることが先ず大切なことになります。まさに桜梅桃李ではないでしょうか。子供への虐待が問題視されている昨今では、大聖人が『聖人御難事』に、
「い(言)ゐはげ(励)ましてを(堕)とす事なかれ」(御書1398)
との仰せを心得るべきです。

 この桜梅桃李は『立正安国論』の、
「悦ばしいかな、汝蘭室の友に交はりて麻畝の性と成る。」(御書248)
との御指南につながる関係が大事でしょう。その蘭室は「富山の蘭室」(六巻抄143)のことであり、本門戒壇の大御本尊が在す総本山大石寺です。また日蓮正宗僧俗が集う寺院・教会は富山の蘭室となり「蘭室の友に交はりて麻畝の性と成る」ことが叶います。
 それがまた「信心のいさ(潔)ぎよきはす(澄)めるがごとし」(御書1519)との仰せとなる清浄な境界につながり、「四法成就の信心」により六根清浄の功徳成就へと躍進するでしょう。

 兎角、人の長所よりも短所に目が行きますが、桜梅桃李には人の良いところを見て尊重して、短所は本人が御本尊への真剣な祈りにより罪障消滅と同時に改善するべき仏道修行になります。
 まさに、桜梅桃李は異体同心・講中一結には必要不可欠な要素となることを再確認しましょう。

 

宗祖日蓮大聖人『日厳尼御前御返事』に曰く、
「叶ひ叶はぬは御信心により候べし。全く日蓮がとが(咎)にあらず。水す(澄)めば月うつ(映)る、風ふけば木ゆ(揺)るぐごとく、みなの御心は水のごとし。信のよは(弱)きはにご(濁)るがごとし。信心のいさ(潔)ぎよきはす(澄)めるがごとし。木は道理のごとし、風のゆるがすは経文をよむがごとしとをぼしめせ。」(御書1519)


令和4年3月度行事予定

2022-03-04 | 正林寺行事予定
3月1日(火)午後7時30分、御経日
 
3月5日(土)午後7時、活動対策会議
 
3月6日(日)午前9時、広布唱題会
 
3月6日(日)午後2時、広布推進会(高崎・勝妙寺
 
3月12日(土)午後7時30分、御逮夜御講
 
3月13日(日)午後1時、御講
 
3月19日(土)午後7時、役員会(寺報「正林」発送準備)
 
3月20日(日)午後1時、五時間唱題行
 
3月21日(月)午後1時、春季彼岸会
  
3月27日(日午後1時、支部婦人部会
 
 

 
寺院に参詣される皆様へ
ご理解・ご協力をお願いいたします。
 
①◆自分の平熱を知りましょう
   ◆マスクを持参してください
   ◆発熱・咳がある方は参詣をご遠慮ください
      ※平熱+1度以上ある場合は、自宅待機でお願いします。
 
②◆3つの密を避けるため、お寺の中は定期的に換気しております
 
③◆参詣人数の調整にご協力ください
   ◆参詣の際には名簿に記入してください
      ※万一感染が起きた場合に、同席していた参詣者に連絡いたします。
 
④◆玄関、受付、ロビー、堂内における人との間隔は、四方を1m程度あけてください
 
⑤◆受付は透明ビニールなどで遮蔽することがあります
 
⑥◆読経・唱題中にも、マスクを着用してください
    
 
※御来寺の際には「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に遵守していただきますようご協力をお願いいたします。
今後の感染状況により一段と厳格に対応する場合もございます。
 

 
 
 
 
 

 

一、令和4年の年間方針・『報恩躍進の年』

二、令和4年の年間実践テーマ

 ①真剣な勤行・唱題で歓喜の行動

 ②僧俗一致の折伏で広布へ躍進

 ③御報恩の登山と寺院参詣で人材育成

 

富士年表(宗祖御在世)

 

富士年表(宗祖滅後)

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 

創価学会員のみなさんへ

 

創価学会員への折伏教本

 

大白法号外
 

 


あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同

 

時局協議会シリーズ

 

正本堂の御指南に対する
創価学会の『再お伺い書』の問難を破す

平成3年(1991年)12月25日 

  日蓮正宗時局協議会

 

日蓮正宗と戦争責任

時局協議会資料収集班1班

http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html

 

創価学会の偽造本尊義を破す

 

創価学会の仏法破壊の邪難を粉砕す

 

 

正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

末寺の年中行事

お天気情報他

日蓮正宗の仏具店

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