日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

己心の魔に打ち勝つ信心

2004-03-01 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H16.3月 第2号)

 皆様こんにちは、陽気も穏やかになる時期がきました。

 宗祖日蓮大聖人様は『聖人御難事』に、
「月々日々につより給へ。すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし」(新編御書一三九七頁)

と仰せでございます。信心は月日を重ねる事で強くなり、少しでも心に弛みがあるなら魔が入り込むことを御教示です。

 季節が変わっても己心の魔は常に私達の様子をうかがっております。己心の魔の働きが明らかに見えるように、魔に左右されない生活と信心を心がけましょう。

 三月の寺院行事は一日の先祖供養、七日の広布唱題会、十四日の御講、二十日の春季彼岸会、二十八日の春季総登山がございます。時間帯は行事予定表を御参照下さい。

 寺院に参詣し行事に参加する事で、己心の魔に打ち勝つ強い信心を作る事が出来ます。率先して家族ぐるみで寺院に参詣しましょう。
 もし寺院参詣に遠のく気持ちがある場合は、己心の魔に負けている可能性があります。

 日蓮大聖人様は『兵衛志殿御返事』に、
「必ず三障四魔と申障りいできたれば、賢者はよろこび、愚者は退くこれなり」(新編一一八四頁)

と仰せです。魔が現れてもよろこび、退かない信心を継続しましょう。継続により成仏につながる尊い原因と心の財産を信心で得ることが必ず出来ます。

 以上、皆様の御精進を御本尊様に御祈念申し上げ、住職より三月度の挨拶とさせて頂きます。