日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H30.2)

2018-03-04 | 日如上人御指南

 

平成30年2月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成30年3月号 第865号 転載)

(大白法 平成30年2月16日 第975号 転載)

 

 本日は、二月度の広布唱題会に当たり、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。

 既に御承知の通り、今月は宗祖日蓮大聖人御誕生の月であります。
 日蓮大聖人様は、貞応元(一二二二)年二月十六日、法華経に予証せられた通り、外用上行菩薩、内証久遠元初自受用身の御本仏として末法に御出現あそばされましたが、その目的は、法華経本門寿量品文底下種の妙法蓮華経をもって、末法本未有善の衆生をして即身成仏せしめるためであります。
 この末法の御本仏宗祖日蓮大聖人様の一切衆生救済の願業を正しく今に承継し、一天広布を目指して、一意専心、破邪顕正の折伏を行じていくところに、我ら本宗僧俗の最も大事な使命が存しているのであります。
 されば『聖愚問答抄』には、
「今の世は濁世なり、人の情もひがみゆがんで権教謗法のみ多ければ正法弘まりがたし。此の時は読誦・書写の修行も観念・工夫・修練も無用なり。只折伏を行じて力あらば威勢を以て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよとなり。」(御書403)
と仰せのように、五濁乱漫とした悪世末法にあって、邪義邪宗の謗法の害毒によって苦悩に喘ぐ多くの衆生を救済するための最善の方途こそ折伏であることを明かされ、末法においては一向に折伏を行じていくべきであると御教示あそばされております。
 さらに『曽谷殿御返事』には、
「法華経の敵を見ながら置いてせめずんば、師檀ともに無間地獄は疑ひなかるべし。南岳大師の云はく『諸の悪人と倶に地獄に堕ちん』云云。謗法を責めずして成仏を願はゞ、火の中に水を求め、水の中に火を尋ぬるが如くなるべし。はかなしはかなし」(同1040)
と仰せられ、謗法の者を見ておいて折伏もしない者は「師檀ともに無間地獄は疑ひなかるべし」と、まことに厳しく御教示あそばされるとともに、世の中の不幸と苦悩と混乱の原因は、すべて邪義邪宗の謗法の害毒によるものであり、この謗法を見て、そのままにして破折もせずに成仏を願う者は、まさしく「火の中に水を求め、水の中に火を尋ぬるが如くなるべし」と仰せられているのであります。
 すなわち、たとえ信心をしていたとしても、もし謗法を放置したまま破折もしない、折伏もしないようであれば、成仏は思いもよらずと厳しく訓誡あそばされているのであります。
 されば今、宗門が一丸となって、平成三十三年・法華講員八十万人体勢構築の誓願達成へ向けて前進をしている時、一人ひとりがこの御金言を心肝に染め、誓願達成の断固たる決意と勇猛果敢なる実践をもって、いかなる困難や障魔が競い起きようが、敢然として折伏を行じ、なんとしてでも御宝前にお誓い申し上げた法華講員八十万人体勢構築の誓願は達成しなければならないのであります。
 特に、宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の佳節まであと三年と迫った本年、これからの三年間の戦いは極めて大事であります。
 もし、遅れを取っている支部があったとすれば、決意を新たに総力を結集して、なんとしてでも遅れを取り戻さなければなりません。そのためには、講中挙げて真剣に唱題に励み、その功徳と歓喜をもって、まず動く、そしてなにしろ動く。動けば智慧が涌きます。講中が一致団結して勇猛果敢に折伏を行じていければ、遅れは必ず取り戻せます。否、必ず取り戻さなければなりません。まさしく、上杉鷹山が言うように、
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」
であります。
 また、順調に勝ち進んでいる支部も
「勝つて兜の緒を締めよ」との訓誡を胸に、油断なく駒を進め、必ず全支部が誓願を達成されますよう心から願うものであります。
 大聖人様は『南条兵衛七郎殿御書』に、
「いかなる大善をつくり、法華経を千万部書写し、一念三千の観道を得たる人なりとも、法華経のかたきをだにもせめざれば得道ありがたし」(御書322)
と仰せであります。
 また『一念三千法門』には、
「百千合はせたる薬も口にのまざれば病も愈(い)えず。蔵に宝を持(も)てども開く事を知らずしてかつ(餓)へ、懐(ふところ)に薬を持ても飲まん事を知らずして死するが如し」(同 110)
と仰せであります。
 さらに『御講聞書』には、
「今末法は南無妙法蓮華経の七字を弘めて利生得益有るべき時なり」(同1818)
と仰せであります。
 これらの御金言を拝し、今、私どもがなすべきことは、断固たる決意と勇猛果敢なる実践をもって、あらゆる障魔を打ち払い、破邪顕正の折伏を行じ、もって目標たる法華講員八十万人体勢構築を実現することであると確認し、これからの三年間、いよいよ異体同心して、誓願達成へ向けて御精進されますよう心から念じ、本日の挨拶といたします。

 

 

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

日蓮正宗公式HP

http://www.nichirenshoshu.or.jp/

 

日蓮正宗教学研鑽所

http://ns-kenzansho.main.jp/

 

大日蓮出版

http://www.dainichiren.com/

 

青年僧侶邪義破折班

http://jagihashaku.main.jp/index.htm




三月三日は法の一字のまつりなり

2018-03-04 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H30.3月 第170号)  

 

 三月三日は、桃の花が咲く季節であることから、桃の節句と呼ばれています。
 また、上巳ともいわれて、上旬の巳の日の意味であり、元々は三月上旬の巳の日であったことから、このように言われています。その時に、日本では雛人形の段飾りを飾る風習があります。
 節句は、節供、古くは節日とも言われて、中国の陰陽五行説に由来して定着した日本の暦における、伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日であり、江戸時代から普及した日本の文化・風習のことです。

 

 宗祖日蓮大聖人は『秋元殿御返事』に、
「五節供はいかなる由来、何なる所表、何を以て正意としてまつり候べく候や云云。」(御書334)
と仰せであり、御書にも節句について、信心の上から節句を迎えるに当たっての心がけを御教示であります。

 

 その心がけを大聖人は同抄に、
「先づ五節供の次第を案ずるに、妙法蓮華経の五字の次第の祭りなり。」(御書334)
と仰せであります。心がけて行くことで同抄に、
「此くの如く心得て、南無妙法蓮華経と唱へさせ給へ。『現世安穏後生善処』疑ひなかるべし。法華経の行者をば一切の諸天、不退に守護すべき経文分明なり。」(御書334)
と、心得について仰せであります。
 桃の節句、三月三日については大聖人が同抄に、
「三月三日は法の一字のまつりなり、辰を以て神とす。」(御書334)
と仰せであります。題目の妙法蓮華経である「法」の一字のまつりであることを御示しです。

 法の一字について、第六十七世日顕上人は『妙法七字拝仰』に、
「【法】とは梵語の達磨の訳である。その性はそれが存在する上に、他と異なる自体を持ち、またその自体にのっとる道筋があって、それを軌う、すなわち持続と軌道である。
 故に、自然法のすべてと、それに基づいて組織された人為法のすべてを含む。『法華玄義』には、仏の教えの精要を取って、
【法とは、十界十如権実の法なり】(玄義会本上9)
と言う。すなわち、あらゆるものの実在と現象と道理を包容する。また、天台は師の南岳の語を引き、『玄義』二上に、
【南岳師は(法について)三種を挙ぐ。謂く、衆生法・仏法・心法なり】(同210)
と述べ、これに基づいて妙法を説明している。」(妙法七字拝仰 上巻210)
と、衆生法・仏法・心法の三つに分かれることを御教示であります。

 1,衆生法

 日顕上人は『妙法七字拝仰』に、
「衆生とは、仏の悟りにより法界の生命を十種に捉えたもの、すなわち十界である。その縦横無尽に広がる因縁果報は多岐多端であり、一切法にわたる。この十界はその差別相違より、①悪(地獄・餓鬼・畜生の三悪道)、②善(修羅・人・天の三善道)、③二乗、④菩薩、⑤仏の五差別に分けられる。また、前の四は権法、後の一は実法である。
 この十界は法華経の妙義によれば、各界にさらに十界を具えるので百界となり、その一々に十如の法則を具えるので千如是となる。」(妙法七字拝仰 上巻214)
と、衆生法について御教示であります。

 2,仏法

 日顕上人は『妙法七字拝仰』に、
「仏とは仏陀・浮図等に作り、一切諸法を了々として覚知する故に覚者と訳す。
 仏の十号とは、『如来・応供・正遍知・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈夫・天人師・仏世尊』を言う。」(妙法七字拝仰 上巻278)
と、仏法について御教示であります。

 3,心法

 日顕上人は『妙法七字拝仰』に、
「大乗のなかで、特に実大乗たる妙法の意義においては、心に一切法を具すことを明かす。故に、心について十界互具と言い、六識乃至九識と言うも、その全体を具える実相観の意義をもって修行の対象とする。心法の一念が即三千である実相観が中心であるから、心の一々の細かい用きを分別せず、ただその一切を含むのである。」(妙法七字拝仰 下巻19)
と、心法の要点を御教示であります。


 日本の文化である節句を迎えるに当たり、以上のことを心得て信心を深めていく決意が大切になり、月々日々に信心を強くしていくための再確認すべき大事な節目でもあります。

 三月三日の桃の節句は、女の子のために雛を飾る、ひな祭りです。
 大聖人が『上野殿御返事』に、
「女子は門をひらく」(御書1494)
と仰せであり、法華経の提婆品に竜女の女人成仏が説かれるように、当宗での桃の節句には、八歳で悟りを開いた竜女の故事に因んだ、女児の幸福を願う祭りともなるでしょう。

 


平成30年3月度行事予定

2018-03-04 | 正林寺行事予定
◎3月1日(木)午後7時30分、御経日。

◎3月3日(土)午後7時30分、支部活動者会。
 
◎3月3~4日、第五十五世日布上人第百回遠忌法要(総本山大石寺)
 
◎3月4日(日)午後1時、5時間唱題行
 
◎3月10日(土)午後7時30分、御逮夜御講。
 
◎3月11日(日)午後1時、御報恩御講。
 
◎3月17日(土)午後7時、役員会。
 
◎3月18日(日)午前9時、広布唱題会。
 
◎3月18日(日)午後2時、婦人部対象広布推進会(高崎・勝妙寺)。

◎3月21日(水)午後1時、春季彼岸会。

◎3月29日(木)午後7時、折伏活動者会(前橋・覚王寺)。

◎3月31日(土)午後7時30分、支部活動者会。
 
 

 

 


 

一、平成三十年の年間方針・『行動の年

二、平成三十年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で折伏達成

 ②みんなで声がけ御講参詣

 ③支部総登山で育成推進

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 

 

大白法号外
 

 

 



あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同

 

日蓮正宗と戦争責任

時局協議会資料収集班1班

http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html

 

正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

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