日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H24.12)

2012-12-08 | 日如上人御指南

 

平成24年12月度 広布唱題会の砌

 

於 総本山客殿 

 

(大日蓮 平成25年1月号 第803号 転載)

 

 皆さん、おはようございます。
 本日は、平成二十四年度最後の広布唱題会に当たりまして、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 本年も既に師走に入りまして、「実行前進」の年も、いよいよ残り一月となりました。
 既に本年度の折伏誓願を達成した支部もありますが、もし、いまだ誓願を達成していない支部がありましたら、これからの一月間、真剣に唱題を重ね、あらゆる内外の障魔を打ち払い、必ず折伏誓願を達成し、もって本年度は全支部が誓願を達成し、完全勝利されますよう、心からお祈りする次第であります。
 特に、最近の混沌とした国内外の様子を見ると、異常気象による地球規模での様々な異変。また、世界のどこかで絶え間なく繰り返されている悲惨な戦争。ために多くの人々、特に幼い命が犠牲になり、その有り様は目を覆いたくなるほどであります。
 また、国内におきましても、政治、経済、外交ともに多難な問題を抱えて迷走を続け、加えて人心の撹乱、凶悪化する犯罪など、末法濁悪の世相そのままの状態を呈しておりますが、こうした現状を見る時、今こそ、私どもは御本仏大聖人様が身をもってお示しあそばされた『立正安国論』の御聖意を体し、全力を傾注して破邪顕正の折伏を実践し、もって仏国土実現、一切衆生救済の大計を図っていかなければならないと痛感いたします。
 仏教説話のなかに、有名な「毒矢の譬え」という話があります。
 この話は、釈尊がある修行者に対して諭された話でありますが、ある人が毒矢に射られました。駆けつけてくれた医者や知人などに対して「この矢を射ったのは、いったいだれであるのか」とか「弓はどのようなものであるのか」とか「弦は何で出来ているのか」とか「この矢羽は、どんな鳥の羽で作ったのか、それが判らないうちは矢を抜くな」と、こう言ったとしたら、その人は、それが判る前に死んでしまいます。
 必要なのは、まず毒矢を抜き、応急の手当てをすることであります。
 今、不必要な細かなことにこだわり、実際と掛け離れていて役に立たない議論をし、躊躇して、「これが判らなければ矢を抜かない」などと言っても、今の苦しみを解決することはできません。この世に現実としてある、様々の苦しみが消えてなくなるわけではない。重要なことは、今、その苦しみをどうすればなくすことができるかということであります。今、刺さっている毒矢をまず抜くことであります。とかく形而上の問題に執われて、今、なすべきことをなさない修行者を、こうして釈尊は諭したという話であります。
 この「毒矢の譬え」の話は、まさしく、今、我々一人ひとりが心しなければならない大事な問題を提起されているものと思います。
 つまり、今日、混迷を極めている国内外の現状を目の当たりにして、私ども本宗僧俗は、今、何をなすべきか。今、私達のできることは何か。私達でなければできないことは何か。このことをしっかりと見極めて、今こそ、なすべきことを確固たる信念をもって実行していかなければなりません。
 そのなすべきこととは何か。今日の混沌とした世情を鑑みれば、今、我々がなすべきことは、まさに『立正安国論』の御聖意に照らし、破邪顕正の折伏以外にはありません。
 大聖人は『立正安国論』において、混沌とした末法濁悪の世相を深く憂えられ、国土退廃の根本原因は邪義邪宗の謗法の害毒にあると断ぜられました。そして、邪義邪宗への帰依をやめなければ自界叛逆・他国侵逼の二難をはじめ、様々な難が必ず競い起こると予言され、こうした災難を防ぐためには、
「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ」(御書250)
と仰せられているのであります。
 「実乗の一善」とは、文上の法華経ではなく、法華経文底独一本門の妙法蓮華経のことであり、三大秘法の随一、大御本尊のことであります。
 すなわち、一刻も早く邪義邪宗の謗法の念慮を断ち、この大御本尊に帰依することが国を安んじ、人々が幸せになる最善の方途であると仰せあそばされているのであります。
 されば『立正安国論』には、
「早く天下の静謐を思はゞ須く国中の謗法を断つべし」(御書247)
と仰せられ、同じく『立正安国論』には、
「若し先づ国土を安んじて現当を祈らんと欲せば、速やかに情慮を廻らし怱いで対治を加へよ」(御書248)
と仰せられているのであります。
 さらにまた『如説修行抄』には、
「正像二千年は小乗・権大乗の流布の時なり。末法の始めの五百歳には純円一実の法華経のみ広宣流布の時なり。此の時は闘諍堅固・白法隠没の時と定めて権実雑乱の砌なり。敵有る時は刀杖弓箭を持つべし、敵無き時は弓箭兵杖なにかせん。今の時は権教即実教の敵と成る。一乗流布の代の時は権教有って敵と成る。まぎらはしくば実教より之を責むべし。是を摂折の修行の中には法華折伏と申すなり」(御書672)
と仰せであります。
 よって、今、我々はこれらの御金言を肝に銘じ、また「毒矢の譬え」の説話の通り、一人ひとりが、今、なすべきことは何かを自覚し、もって本宗僧俗一同が破邪顕正の折伏を実践し、本年度はすべての支部が必ず折伏誓願を達成されますことを心からお祈りするとともに、皆様方には、なお一層の精進をもって大法広布へ尽くされ、大きな功徳を積まれますことを心からお祈り申し上げ、本日の挨拶といたします。

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

日蓮正宗公式HP

 

大日蓮出版

http://www.dainichiren.com/


まず一丈の堀を越えることから

2012-12-01 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H24.12月 第107号)

 物事を達成するためには成すべきことを着実に一歩一歩進めていくことが大事です。成すべきことを成さず達成はありません。また成すべきことを実行せず大きな目標を立てても達成することはできません。
 日蓮大聖人は一歩一歩を進めていく大切さを教訓として『頼基陳状』に、
「一丈の堀を越えざる者二丈三丈の堀を越えてんや。」(御書1132)
と仰せです。一丈の堀を越えられない者が、一丈の堀よりも大きい二丈や三丈の堀を越えることがどうしてできようかという教えです。「一丈」という言葉を、階段や梯子の一段という言葉に置き換え、また距離を示す1キロに置き換え現実を見据えて、まず一つを越えることから、はじめの一歩を大事に物事の達成に向けて具体的に実践し行動して取り組むことが肝要です。 

 さらに「一丈」という言葉を一秒・一分・一時間・一日・一ヶ月・一年と置き換えて、人生の計画を立て物事が達成できるよう勤めることです。この勤めるとは信心と生活の両面に渡ります。一年一年と月日が経過すれば先は十年二十年となります。大聖人は『種々御振舞御書』に、
「一丈のほりをこへぬもの十丈二十丈のほりを越ゆべきか。」(御書1058)
と仰せです。これからの十年二十年となる十丈二十丈は一丈の堀である一年一年を着実に越える信心活動と一生懸命に生活した陰徳により、十年二十年が経過し十丈二十丈を越えた時、一年一年の取り組み次第により陽報が顕現されます。

 まずできるところから着実に積み重ねて行くことです。本年最後の月に当たり悔いの残らない年を送りましょう。


平成24年12月度行事予定

2012-12-01 | 正林寺行事予定
◎12月1日(土)午後7時30分、御経日。
 
◎12月2日(日)午前9時、広布唱題会。
 
◎12月3日(月)午後7時30分、支部唱題会。
 
◎12月5日(水)午後7時30分、支部唱題会。
 
◎12月8日(土)午後7時30分、御逮夜御講。
 
◎12月9日(日)午後1時、御報恩御講。

◎12月10日(月)午後7時30分、支部唱題会。

◎12月12日(水)午後7時、広布推進会(前橋・覚王寺)。

◎12月15日(土)午後7時30分、座談会。

◎12月16日(日)午後1時、5時間リレー唱題会。

◎12月17日(月)午後7時30分、支部唱題会。

◎12月19日(水)午後7時30分、支部唱題会。

◎12月21日(金)午後7時、折伏活動者会(前橋・覚王寺)。

◎12月22日(土)午後7時、役員・班長会。

◎12月23日(日)午後2時、寺院清掃。

◎12月24日月)午後7時30分、支部唱題会。

◎12月26日(水)午後7時30分、支部唱題会。

◎12月29日(土)午後7時30分、座談会。

◎12月31日(月)正月準備。


 

 

 

一、平成二十四年の年間方針・『実行前進の年』

二、平成二十四年の年間実践テーマ

 ①家族そろって勤行・唱題

 ②全講員で折伏実践

 ③新入講者と共に支部総登山

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載



あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同


正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

末寺の年中行事

日本地図

お天気情報他

日蓮正宗の仏具店

リンク

 

【本日の御聖訓】(メール配信)

正林寺支部掲示板(正林寺支部講中のみなさんへ連絡事項等)

正林寺掲示板更新履歴

http://twitter.com/shourinzi

http://www.facebook.com/shourinzi