日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H30.9)

2018-10-04 | 日如上人御指南

 

平成30年9月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成30年10月号 第872号 転載)

(大白法 平成30年9月16日 第989号 転載)

 

 本日は、九月度の広布唱題会に当たりまして、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 本年「行動の年」も、いよいよ九月に入り、残りあと四カ月となりましたが、皆様には本年度の折伏誓願達成のため、また来たるべき平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築の実現へ向かって、寸暇を惜しんで御奮闘のことと思います。
 さて、大聖人様は『法華初心成仏抄』に、
「末法の世には、無智の人に機に叶ひ叶はざるを顧みず、但強ひて法華経の五字の名号を説いて持たすべきなり。其の故は釈迦仏、昔不軽菩薩と云はれて法華経を弘め給ひしには、男・女・尼・法師がおしなべて用ひざりき。或は罵られ毀られ、或は打たれ追はれ、一しなならず、或は怨まれ嫉まれ給ひしかども、少しもこりもなくして強ひて法華経を説き給ひし故に今の釈迦仏となり給ひしなり」(御書1315)
と仰せであります。
 初めに「末法の世には、無智の人に機に叶ひ叶はざるを顧みず、但強ひて法華経の五字の名号を説いて持たすべきなり」と仰せでありますが、末法においては「無智の人」すなわち、仏法に通達していない人が多く、ために機根にかなうか、かなわないかを顧みず、「但強ひて法華経の五字」すなわち、妙法蓮華経を説いて受持させるべきであると仰せられているのであります。
 したがって『撰時抄』には、
「機に随って法を説くと申すは大なる僻見なり」(同846)
と、末法においては、相手の機根に従って法を説くのではなくして、もともと末法の衆生は本未有善の衆生なるが故に、強いて妙法を説くべきであると仰せられているのであります。
 次に「其の故は釈迦仏、昔不軽菩薩と云はれて法華経を弘め給ひしには、男・女・尼・法師がおしなべて用ひざりき。或は罵られ毀られ、或は打たれ追はれ、一しなならず、或は怨まれ嫉まれ給ひしかども、少しもこりもなくして強ひて法華経を説き給ひし故に今の釈迦仏となり給ひしなり」と仰せであります。この御文は前段におきまして、末法の世にあっては、無智の人には機根にかなうか、かなわないかを顧みず、強いて法華経の五字、すなわち妙法蓮華経を説いて受持させるべきであると仰せられましたが、その範例として不軽菩薩を挙げられているのであります。
 すなわち、法華経不軽品を拝しますと、
「時に増上慢の四衆の、比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷の、是の人を軽賎して、為に不軽の名を作せし者、其の大神通力、楽説弁力、大善寂力を得たるを見、其の所説を聞いて、皆信伏随従す」(法華経502)
とあります。
 御承知のように、不軽菩薩は威音王仏の滅後、像法時代に出現し、一切衆生に仏性があるとして、会う人ごとに対して専ら礼拝を行じたのであります。また、遠くにいる人に対しても、
「我敢えて汝等を軽しめず。汝等皆、当に作仏すべきが故に(私は、あえてあなた方を軽んじません。あなた方は必ず仏と成るべきであるからであります)」(同500)
と言って礼拝をしたのであります。
 しかし、増上慢の四衆、比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷らは、不軽菩薩に対して瞋恚、怒りの心を生じ、
「この無智の悪比丘は、一体どこからやって来たのか。自分で『私は、あなたを軽んじたりしない』と言って、我らのことを『必ず仏と成ることができるだろう』と予言しているが、我らは、そのような偽りの予言などは用いない」(同㌻取意)
と反発して、不軽菩薩を軽んじ、悪口罵詈したのであります。
 だが、不軽菩薩は悪口罵詈されながらも、瞋恚の心を生ぜず、常に、
「汝当に作仏すべし」(同 501)
と言って、礼拝行をやめなかったのであります。
 そのため増上慢の四衆は、不軽菩薩に対して杖木瓦石をもって打擲し、迫害を加えたのであります。しかし不軽菩薩は、くじけず、それを避けて遠くに行き、それでもなお声高に、
「我敢えて汝等を軽しめず。汝等皆当に作仏すべし」(同㌻)
と言って、礼拝行を続けたのであります。
 ひたすら礼拝行を続けた不軽菩薩は、その功徳によって、命終わらんとする時に至って、威音王仏の説かれた法華経を虚空のうちに聞いて、ことごとく受持して六根清浄を得、六根清浄を得終わって、さらに寿命を延ばすこと二百万億那由他歳、その間、広く人々のために法華経を説いたのであります。
 その結果、かつて不軽菩薩を軽蔑し、悪口罵詈し、杖木瓦石をもって迫害した増上慢の四衆、すなわち不軽菩薩を軽しめ「常不軽」と名づけた者達も、不軽菩薩が大神通力、楽説弁力、大善寂力を得たるを見るに及び、また、その説くところを聞いて皆、信伏随従するに至ったのであります。
 大神通力とは、身に神通力を示現することであります。楽説弁力とは、自在無礙に弁舌する力であります。大善寂力とは、心に禅定、すなわち心を静めて真理を観察し、心身共に動揺することがなくなり安定した状態を得ることであります。
 不軽菩薩を迫害した増上慢の者達も、さすがに不軽菩薩の大神通力、楽説弁力、大善寂力を見て、ついに信伏随従するに至らざるをえなかったのであります。
 思うに、折伏には説得力が必要であります。私達も不軽菩薩と同様に、大神通力、楽説弁力、大善寂力を得ることができれば、おのずと我らの身口意の三業にわたる所行のすべてが折伏に役立つ、強烈な説得力を持つことになるのであります。相手の信頼に足る言葉、行い、意がなければ、折伏は成就いたしません。
 されば、私どもが大御本尊様への絶対信をもって自行化他の信心に励む時、妙法の広大なる功徳によって自らが変わり、その姿を見て相手が変わり、折伏成就に至るのであります。
 御承知の通り、今、宗門は平成三十三年の大慶事を迎えるに当たり、各講中ともに僧俗一致・異体同心して折伏戦を展開しています。この時に当たり、私ども一人ひとりが、不軽菩薩の行化がそうであったように、自らの信心を錬磨し、一人でも多くの人に折伏を行じ、誓願達成へ向けて飽くなく努力を続けていくことが肝要であります。
 大聖人様は先程の御文に「末法の世には、無智の人に機に叶ひ叶はざるを顧みず、但強ひて法華経の五字の名号を説いて持たすべきなり」と仰せられています。
 我々はこの御文を拝し、いよいよ講中一結して自行化他の信心に励み、もって必ず本年度の折伏誓願を達成し、大御本尊様の御照覧を仰がれますよう心から願い、本日の挨拶といたします。

 


 

日如上人猊下御指南目録(H27~)

 

日如上人猊下御指南目録(H18~26)

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

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大日蓮出版

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青年僧侶邪義破折班

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お会式の意義

2018-10-04 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H30.10月 第177号)  

 

 十月は宗祖日蓮大聖人の御入滅の月であり、それにちなんで日蓮正宗では十月から十一月にかけて、お会式が奉修されます。総本山・末寺を問わず、お会式が宗門における最も重要な法要であります。この機会にお会式がどのような意義を持つ法要なのかを確認しましょう。
 大聖人は弘安五(一二八二)年十月十三日辰の時(午前八時頃)、武州(東京)池上の右衛門大夫宗仲の館において、大勢の弟子・信徒が読経・唱題申し上げる中、安祥として入滅なされました。第二祖日興上人の『宗祖御遷化記録』には、
「即時に大地震動す。」(御書1864)
との記録があり、大地が静かに振動し、庭の桜の木に時ならぬ花が咲きました。この桜の花が咲いた様子を尊ぶところから、お会式では御宝前に桜の花を飾って荘厳申し上げます。

 そして、御入滅の翌日に『宗祖御遷化記録』には、

「十四日戌の時、御入棺日朗日昭 子(ね)の時、御葬なり」(御書1864)
との記録がありますように、大聖人の御弟子方で僧侶による御葬儀が奉修されたことを確認できます。

 

 大聖人滅後、法脈を受け継ぎ身延山久遠寺の別当となられた日興上人が、御師範大聖人の御遺徳を偲び、御報恩の思いをもって法要を営まれ、末法の御本仏を讃仰申し上げる意義を持ちます。
 日興上人以来、連綿と奉修されてきた本宗の御会式は、その意義と内容において、身延などの他門日蓮宗とは異なります。その異なりとは他門日蓮宗では、御会式を宗祖の命日にちなむ回忌法要とされていますが、本宗ではお祝いの法要としているところがまったく違います。

 本宗で奉修されるお会式の意義を三点に纏めると以下になります。

 第一は、仏法究極の仏・久遠元初の仏の御出現をお祝い申し上げる儀式であります。宗祖日蓮大聖人は御入滅の相を示されて、凡夫僧・日蓮の身から、御自身の内証である久遠元初の自受用報身如来と顕れ、その御当体を本門戒壇の大御本尊と顕現あそばされました。

 第二は、大聖人の「滅不滅・現滅非滅」の御境界を寿ぎ奉ることであります。寿量品には、仏の滅後について「是故如来。雖不実滅。而言滅度(是の故に如来、実に滅せずと雖も、而も滅度すと言う)」(法華経434)と、また「為度衆生故 方便現涅槃 而実不滅度(衆生を度せんが為の故に 方便して涅槃を現ず 而も実には滅度せず)」(法華経439)と説かれ、仏は衆生に渇仰恋慕の心を起こさせるために方便力をもって滅度の相を示されますが、実には常に娑婆世界に在して、衆生に利益を与えていると示された教えです。この経文は一往・付文では釈尊を意味しているようですが、再往・元意は末法の御本仏を意味しております。

 第三に、お会式は後代の弟子が『立正安国論』と御歴代上人の「御申状」を捧読して、立正安国・折伏弘通の実践を決意する儀式ということであります。大聖人の御生涯は「立正安国論に始まり、立正安国論に終わる」といわれます。
 大聖人は『諌暁八幡抄』に、
「只妙法蓮華経の七字五字を日本国の一切衆生の口に入れんとはげむ計りなり」(御書1539)
と仰せであります。

 

 私達は、久遠元初の御本仏の御出現をお祝い申し上げ、宗祖大聖人の三世常住を寿ぎ、広布実現の精進を誓うお会式の精神を深く身に体し、人間として最善最高の道である法華弘通に精進することが大切です。 

 

宗祖日蓮大聖人『聖愚問答抄』に曰く、
「今の世は濁世なり、人の情もひがみゆがんで権教謗法のみ多ければ正法弘まりがたし。此の時は読誦・書写の修行も観念・工夫・修練も無用なり。只折伏を行じて力あらば威勢を以て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよとなり(中略)今の世を見るに正法一純に弘まる国か、邪法の興盛(こうじょう)する国か勘(かんが)ふべし。」(御書403) 

 


平成30年10月度行事予定

2018-10-04 | 正林寺行事予定
◎10月1日(月)午後7時30分、御経日
 
◎10月7日(日)午前9時、広布唱題会
 
◎10月13日(土)午後7時30分、御逮夜御講
 
◎10月14日(日)午後1時、御講
 
◎10月17日(水)午後7時、広布推進会(前橋・覚王寺)

◎10月18日(木)午後7時30分、色塗

◎10月19日(金)午後7時30分、飾り付け

◎10月20日(土)午後7時30分、御会式御逮夜

◎10月21日(日)午前10時、御会式御正当会

◎10月24日(水)午後7時、折伏活動者会(前橋・覚王寺)

◎10月27日(土)午後7時、役員会
 
◎10月28日(日)午後1時、五時間唱題行
 

 

 


 

一、平成三十年の年間方針・『行動の年

二、平成三十年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で折伏達成

 ②みんなで声がけ御講参詣

 ③支部総登山で育成推進

 

 

富士年表(宗祖御在世)


富士年表(宗祖滅後)


 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載


創価学会員のみなさんへ

 

大白法号外
 

 

 



あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同

 

時局協議会シリーズ

 

正本堂の御指南に対する
創価学会の『再お伺い書』の問難を破す

平成3年(1991年)12月25日 

  日蓮正宗時局協議会

 

日蓮正宗と戦争責任

時局協議会資料収集班1班

http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html

 

創価学会の偽造本尊義を破す


創価学会の仏法破壊の邪難を粉砕す


 

正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

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