日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H26.8)

2014-09-03 | 日如上人御指南

 

平成26年8月度 広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成26年9月号 第823号 転載)

(大白法 平成26年8月16日 第891号 転載)

 皆さん、おはようございます。
 本日は、八月度の広布唱題会に当たり、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 本年も既に八月に入りましたが、第二祖日興上人御生誕七百七十年の佳節まであと二百十日余、皆様方には折伏誓願達成へ向けて、講中一結・異体同心して、日夜、御精進のことと存じます。
 さて、最近の混沌とした世情を見ますると、人心は極度に撹乱し、ために国内外ともに悲惨で残酷な事件や事故が頻発し、悪世末法そのままの様相を呈しております。
 こうした混迷を極める濁悪の世に在って、今こそ、私どもは末法の御本仏宗祖日蓮大聖人様の仏法をもって、一人でも多くの人々に光を与え、救済する大事な使命があることを、一人ひとりが銘記すべきであります。
 大聖人様は『六難九易抄』に、
「悪人も女人も畜生も地獄の衆生も十界ともに即身成仏と説かれて候は、水の底なる石に火のあるが如く、百千万年くらき所にも灯を入れぬればあかくなる。世間のあだなるものすら尚加様に不思議あり。何に況んや仏法の妙なる御法の御力をや。我等衆生の悪業・煩悩・生死果縛の身が、正・了・縁の三仏性の因によりて即ち法・報・応の三身と顕はれん事疑ひなかるべし。『妙法の経力をもって即身に成仏す』と伝教大師も釈せられて候。心は法華経の力にては、くちなはの竜女も即身成仏したりと申す事なり。御疑ひ候べからず」(御書1244)
と仰せられています。
 「水の底なる石に火のあるが如く、百千万年くらき所にも灯を入れぬればあかくなる」とは、たとえいかに悪業深重の者であっても、妙法の縁に触れて仏性を顕し、必ず救われることを示されているのであります。すなわち、川底に沈んでいる石でも、火打ち石の原理で火を出すことができ、百万年も続いた暗闇にでも灯火を入れれば、たちまち明るくなるように、妙法の力は過去遠々劫からの悪業深重の身を、三身如来と顕すことができると仰せられているのであります。
 「悪業・煩悩・生死果縛の身」とは業・煩悩・苦の三道を言いまして、正了縁の三因仏性によって、この三道が法報応の三身と顕れるとは煩悩が報身に、そして業が応身に、苦が法身へと転ずることを言いますが、これは『三世諸仏総勘文教相廃立』に、
「縁とは三因仏性は有りと雖も善知識の縁に値はざれば、悟らず知らず顕はれず。善知識の縁に値へば必ず顕はるゝが故に縁と云ふなり」(同1426)
と仰せのように、凡夫に本来的に内在する三因仏性は、妙法の縁に触れて初めて仏性が仏性としての用きをするのでありまして、仏性がただ存在しているだけでは成仏に至らないのであります。したがって、妙法の縁に触れるということが極めて大事なのであります。 故に『当体義抄』には、
「正直に方便を捨て但法華経を信じ、南無妙法蓮華経と唱ふる人は、煩悩・業・苦の三道、法身・般若・解脱の三徳と転じて、三観・三諦即一心に顕はれ、其の人の所住の処は常寂光土なり」(同694)
と仰せられているのであります。
 まさしく、煩悩・業・苦の三道が法身・般若・解脱の三徳と転ずる所以は、ひとえに妙法の偉大なる力によるものであり、これを伝教大師は「妙法の経力をもって即身に成仏す」と釈され、もって今まで、爾前経では絶対に成仏しないと言われてきた蛇身の竜女も、妙法の経力によって即身成仏したことを明かされているのであります。
 かくの如く、妙法の力は広大無辺にして、いかに罪障深き者でも必ず救うことができますが、ただし、これも信心の厚薄によることを忘れてはなりません。
 故に『日女御前御返事』には、
「南無妙法蓮華経とばかり唱へて仏になるべき事尤も大切なり。信心の厚薄によるべきなり」(同1388)
と仰せられているのであります。
 今、宗門は来たるべき平成二十七年、法華講員五〇パーセント増の誓願達成へ向けて、僧俗が一体となり、昼夜を分かたず前進しております。
 この時に当たり、我々は一人も残らず折伏に立ち上がり、邪義邪宗の害毒によって塗炭の苦しみに喘ぐ、多くの人達を救済していかなければなりません。
 悪逆非道の提婆達多であろうが、蛇身の竜女であろうが、一切衆生ことごとくを救済し、成仏の直道に導けるのは大聖人様の仏法以外にはないことを、一人ひとりが銘記し、講中の総力を結集し、異体同心して折伏を行じ、もって誓願は必ず達成されますよう心からお祈りする次第であります。
 されば皆様には、
「いかなる大善をつくり、法華経を千万部書写し、一念三千の観道を得たる人なりとも、法華経のかたきをだにもせめざれば得道ありがたし」(同322)
との御金言を御本仏の慈訓と拝して我が命に刻み、なお一層、気を引き締めて、全支部が必ず誓願を達成されますよう心からお祈りをいたしまして、本日の挨拶といたします。

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

日蓮正宗公式HP

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日蓮正宗教学研鑽所

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大日蓮出版

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青年僧侶邪義破折班

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烏竜と遺竜

2014-09-03 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H26.9月 第128号)  

 昔、中国の書道家に烏竜(父)と遺竜(子)という親子がいました。烏竜は道教を信仰していた関係で、仏経だけはどんなに頼まれても書写をしませんでした。烏竜が臨終の時に、息子の遺竜に仏経のなかで特に法華経を書写してはならないと遺言を残しました。その遺言を残した烏竜は法華誹謗の罪で悪相を現じて亡くなりましたが、遺竜は父の死を疑うことなく父の遺言に従って仏経を書かないことを固く誓いました。
 父の死から時が過ぎ、時の王であった司馬氏は仏事があった時に経(法華経)を書写することになり、中国一の能書家にと尋ねたところ遺竜に決定したのであります。
 王のところに召して遺竜に命じられたところ再三にわたり辞退したので、他の書家に一部の経を書かせられましたが、帝王は気に入ることはなく、なおも遺竜を召して「親の遺言という理由はわかるが、法華経の題目だけは書くように」と三度、命じられましたが遺竜の意志は固くなおも辞退しました。

 大王は気色ばんだ顔で「天地を重んじても王の支配する世である、そうであれば、おまえの親は私の家来ではないか。私事で公の事を軽んずることがあってはならない。題目だけは書きなさい。もし、そうしなければ仏事の厳粛な場であっても、速やかにおまえの頭をはねるであろう」と言ったので、遺竜は題目の妙法蓮華経巻第一から妙法蓮華経巻第八までの題目だけを書きました。その夕暮れ、自宅に帰り遺竜は親の遺言に背き仏経を書いて親不幸者になったことを嘆きました。
 しかし、夜、夢の中に大光明が出現して天人が一人現れ、さらに無数の眷属が連なり、天人の頭上の虚空に六十四の仏がおられました。遺竜は合掌して「いかなる天人でいらっしゃいますか」と問いました。すると天人は「おまえの父の烏竜である。法華経を誹謗した罪で無間地獄に堕ちたが、おまえが書いた法華経八巻の題目の六十四文字が六十四の仏となり無間地獄から私を救ってくれたのである」と言いました。遺竜が法華経の題目を書写した功徳により父の烏竜を救うことができた法華伝記にある物語です。この物語について日蓮大聖人は『法蓮抄』(御書816)に詳しく御教示であります。
 ここで学ぶことは法華経をより所としない他宗から日蓮正宗へ改宗した時、御先祖を文底下種仏法の法華経の功徳により本当に救うことが叶います。
 今月は秋のお彼岸会があります。その時に建立する塔婆の題目も遺竜が書写した題目の功徳のように無間地獄から本当の救済ができます。


平成26年9月度行事予定

2014-09-03 | 正林寺行事予定
◎9月1日(月)午後7時30分、御経日
 
◎9月3日(水)午後7時30分、唱題会。
 
◎9月6日(土)午後7時30分、支部活動者会。
 
◎9月7日(日)午前9時、広布唱題会。
 
◎9月8日(月)午後7時30分、唱題会。
 
◎9月10日(水)午後7時30分、唱題会。
 
◎9月13日(土)午後7時30分、御逮夜御講。
 
◎9月14日(日)午後1時、御報恩御講。
 
◎9月15日(月)午後7時30分、唱題会。
 
◎9月17日(水)午後7時、広布推進会(前橋・覚王寺)。
 
◎9月18~9日、寛師会(総本山・大石寺)。
 
◎9月20日(土)午後7時、役員・班長会。
 
◎9月21日(日)第三回支部総登山。
 
◎9月22日(月)午後7時30分、唱題会。
 
◎9月23日(火)午後1時、秋季彼岸会。
 
◎9月24日(水)午後7時30分、唱題会。
 
◎9月27日(土)午後3時、折伏活動者会(前橋・覚王寺)。
 
◎9月28日(日)折伏活動日。
 
◎9月28日(日)午後1時、5時間唱題行。
 
◎9月29日(月)午後7時30分、唱題会。
 


 

一、平成二十六年の年間方針・『折伏貫徹の年』

二、平成二十六年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で誓願達成

 ②全講員で折伏実践

 ③明るい笑顔で支部総登山

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載



あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同


正林寺法華講員手引書

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法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

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