日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H21.11)

2009-11-07 | 日如上人御指南

  

平成21年11月度 広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成21年12月号 第766号 転載)

 皆さん、おはようこざいます。
 本日は、総本山における十一月度の広布唱題会に当たりまして、多数の方々が参加され、まことに御苦労さまでございます。
 本年も既に十一月を迎えましだが、皆様方には本年度の折伏誓願達成へ向けて、日夜、御精進のことと存じます。
 以前にも申し上げましたが、新たなる目標に対しては、既にスタートが切られているわけでありますので、目標達成のためには、まず本年度の折伏誓願を必ず達成することが肝要でございます。
 特に、今回の課題は全国すべての支部が目標を達成することでありまして、小さな支部も大きな支部も、平成二十七年までには必ず五十パーセント増を達成するように精進をしていただきたいと思います。
 さて、大聖人様は仏法の正邪と国家の盛衰との関係を示され、『神国王御書』に、
「我が面を見る事は明鏡によるべし。国土の盛衰を計ることは仏鏡にはすぐべからず。仁王経・金光明経・最勝王経・守護経・涅槃経・法華経等の諸大乗経を開き見奉り侯に、仏法に付きて国も盛へ人の寿も長く、又仏法に付きて国もほろび、人の寿も短かかるべしとみへて候。譬へば水は能く舟をたすけ、水は能く舟をやぶる。五穀は人をやしない、人を損ず。小波小風は大船を損ずる事かたし。大波大風には小舟やぶれやすし。王法の曲がるは小波小風のごとし。大国と大人をば失ひがたし。仏法の失あるは大風大波の小舟をやぶるがごとし。国のやぶるヽ事疑ひなし」(御書1301㌻)
と仰せであります。
 解りやすく申し上げますと、
〝自分の顔を見ようとするならば、曇りなき鏡に映して見るべきてあり、国家の盛衰を計り知ろうとするならば、仏教の鏡に照らして見るに越したことはない。仁王経・金光明経・最勝王経・守護経・涅槃経・法華経等の諸大乗経を開いて見るに、その信ずる仏法の正邪のいかんによって、その国が栄えもし、亡びもし、また人の寿命も長くもなり、短くもなると説かれている。例えば水はよく船を浮かべるが、また、ときには船を破ることもある。五穀は人の命を養うが、また身を害することもあるのと同じである。小さな波風は大きな船を破損することは難しいが、暴風雨のような大きな波風が起きれば小舟はひとたまりもなく破壊されてしまう。王法が曲がっているのは小さな波風のあるようなもので、大国と大人、強い国と優れた人を亡ぼすことはできないが、仏法が曲がると大きな波風が小舟を破損するように、その国をたやすく破壊することになる〟
と仰せられているのであります。
 たしかに、王法の正邪も国の盛衰を決定する要因ではありますが、それよりも恐れなければならないのは仏法の正邪であります。仏法の正邪が世の中に与える影響は、王法が与える影響よりもはるかに大きいのであります。
 このことは、既に大聖人が『立正安国論』において明かされていることでありまして、我々もよくよく心肝に染めなければならない大事なことであります。
 仏法の正邪とは、正法と邪義邪法を明確に区別することであり、謗法を固く禁ずることであります。
 故に大聖人は『立正安国論』のなかで、
「嵯呼悲しいかな如来誠諦の禁言に背くこと。哀れなるかな愚侶迷惑の麁語に随ふこと。早く天下の静謐を思はゞ須く国中の謗法を断つべし」(御書247㌻)
と仰せられているのであります。
 「謗法を断つ」とは、折伏をすることであります。『曽谷殿御返事』には、
「法華経の敵を見ながら置いてせめずんば、師檀ともに無間地獄は疑ひなかるべし。南岳大師の云はく『諸の悪人と倶に地獄に堕ちん』云云。謗法を責めずして成仏を願はゞ、火の中に水を求め、水の中に火を尋ぬるが如くなるべし。はかなしはかなし」(御書1040㌻)
と仰せであります。
 大聖人は弟子檀那として、法華経の敵を見て、折伏もせず黙過することは、無慈悲の極み、堕地獄の罪を積むことになると、厳しく仰せられているのであります。
 また『南部六郎殿御書』には、
「栴檀の林に入りぬれば、たをらざるに其の身に薫ず。誹謗の者に親近すれば所修の善根悉く滅して倶に地獄に堕落せん。故に弘決の四に云はく『若し人本悪無けれども悪人に親近すれば後に必ず悪人と成りて悪名天下に遍し』云云」(御書463㌻)
と仰せであります。
 〝栴檀の林の中に入ったならば、枝を折らなくても、自然にその栴檀の香りが我が身に移るように、謗法の者に対して、下種折伏もせず、むやみに親しくなろうとするならば、知らず知らずのうちに謗法の者の影響を受けて、今まで仏法を修行して得たところの善根はことごとく消え失せ、謗法の者と共に地獄に堕ちることであろう。故に妙楽大師は『弘決』に「もし人に本来、悪心がなくとも、悪人に近づけば、のちに必ず悪人となって、その悪名が天下に広く伝わる」〟
と仰せられているのであります。
 かくの如く、謗法の者にむやみに親近することは厳重に誠めなければならないことであり、謗法を恐れ、その謗法を退治していくことが、成仏のためにはまことに大事なことなのであります。
 既に『立正安国論』には、混乱と不幸と苦悩の原因はすべて邪義邪宗の謗法の害毒にあり、この謗法を断つところに初めて自らの幸せも、一家の幸せも、また国家ならびに世界の平和も必ず実現できると仰せあそばされているのであります。
 つまり、折伏を行じていくところに真の幸せの道が聞かれてくるのでありますから、私どもは勇気を持って折伏に励むことが肝要であります。
 特に、これからの戦いは折伏が主体となります。『立正安国論』には、
「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば身は是安全にして、心は是禅定ならん。此の詞此の言信ずべく崇むべし」(御書250㌻)
と仰せであります。
 我々はこの御金言を固く信じ、まずは本年度の誓願を必ず達成すべく、折伏を行じていくことが肝要であります。
 特に、今月は第三祖日目上人御遷化の月であります。天奏の途次、美濃の国・垂井において御遷化あそばされた日目上人の身軽法重・死身弘法のお振る舞いを偲び奉り、一人ひとりが断固たる決意と行動をもって折伏を行じていくように心からお願いいたしまして、本日の挨拶といたします。

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

   

日蓮正宗公式HP

 

 


第三祖日目上人

2009-11-01 | 御住職指導

 

正林寺御住職指導(H21.11月 第70号)

  第三祖日目上人は文応元年、伊豆仁田郡畠郷(静岡県函南町畑毛)に御出生され、日蓮大聖人に常随給仕を尽くされ、大聖人より命を受けて天台僧の伊勢法印と十番問答を行い論破されるなど、大聖人御入滅の後には、日興上人に随順して、「墓所輪番制」により、大聖人の祥月命日にあたる十月の香華当番を勤められました。
 日目上人は、奥州・関越・東海の各地に弘教され、特に有縁の地である奥州(宮城県)において数多くの人を教化折伏なされ、その地に奥四カ寺といわれる上行寺・本源寺・妙教寺・妙円寺を建立されました。

 日目上人は、日興上人の身延離山にお供をされ富士へ移られ、大石寺大坊が創建された翌日の正応三年十月十三日に日興上人から血脈の内付嘱を受けられ、蓮蔵坊に住まわれました。
 そして、永仁六年二月に日興上人が重須の地に移られた後は、大坊に入られ大石寺の維持と興隆の責任を一身に担われています。
 元弘二年(正慶元年)十一月、日目上人は日興上人から『日興跡条々事』を授けられました。この書は、前の仏法内付の証であるとともに大石寺の譲り状として記され、日目上人を一閻浮提の座主と定められたものです。

 日目上人は広宣流布のため、為政者への諌暁を続けられ、その数は四十二度にも及んだと伝えられています。元弘三年(正慶二年)には百五十年間続いた鎌倉幕府が滅亡し、京都に天皇を中心とする政治体制が敷かれることになりました。
 日目上人はすでに高齢でしたが、好機として天奏の決意を固められ、同年十月、直弟子の日道上人に唯授一人の血脈を相承され、翌十一月、日尊師と日郷師をお供として京都へ向かわれました。
 しかし途中、美濃の垂井(岐阜県垂井町)の宿に至って病床に伏され、日尊師・日郷師に天奏の完遂と日道上人への報告を遺言して、十一月十五日、七十四歳で入滅あそばされました。宗門では日目上人に御報恩申し上げるため目師会が十一月十五日に奉修されます。

 なお補足として、『日興跡条々事』の偽作説が、まことしやかにささやかれている現実があり、信じている方がいます。偽作説を主張する方には、第五十九世日亨上人の『富士宗学要集』に収録の『富士史料類聚』「第二僧俗譲状置文及び官憲文書等」(富要8巻17~18頁)を確認頂き、さらに高橋粛道師の著書『日蓮正宗史の研究』の「日興跡条々事」(278~291頁)を一読され、偽作説を改められることを望みます。


平成21年11月度行事予定

2009-11-01 | 正林寺行事予定
◎11月1日(日)記念支部総登山。
 
◎11月1日(日)午前9時、広布唱題会。
 
◎11月4日(水)午後7時30分、御経日、支部唱題会、終了後お花づくり。
 
◎11月7日(土)午後7時30分、御逮夜御講、終了後お花づくり。
 
◎11月8日(日)午後1時、御報恩御講、終了後お花づくり。
 
◎11月11日(水)午後7時30分、支部唱題会。
 
◎11月14日(土)午後7時、役員・班長会。
 
◎11月15日(日)午後2時、目師会・七五三、終了後お花づくり。
 
◎11月18日(水)午後7時30分、支部唱題会。
 
◎11月20日~21日、総本山御会式(大石寺)。
 
◎11月20日(金)午後7時、飾り付け。
 
◎11月21日(土)午後7時30分、御会式御逮夜。
 
◎11月22日(日)午前11時、御会式。
 
◎11月25日(水)午後7時30分、支部唱題会。

◎11月28日(土)午後7時、壮年部対象広布推進会(前橋・覚王寺)。


院第661号
     宗 内 一 般
 平成21年8月1日

         日蓮正宗宗務院 印
 
 御法主日如上人猊下より、新たな広布推進の御命題を賜る
 
一、平成二十七年・二祖日興上人御生誕七百七十年の住節までに、すべての法華講支部が現在の講員数を五十%増加すること。
 
二、平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の佳節までに、法華講員八十万人の体勢を築くこと。
 
 御法主日如上人猊下には、七月二十六日、立正安国論正義顕揚七百五十年記念七万五千名大結集総会の砌、宗内僧俗一同に甚深の御指南を賜りました。
 御指南のなかで、御法主上人猊下は平成二年・法華講三万大総会から現在に至る法華講発展の経過を振り返られ、特に、平成十四年・日顕上人猊下より賜った「大結集」の御命題を今回の大結集総会によって見事に完遂した旨を宣せられた上、
 「宗門は、本年から数えて十二年後の平成三十三年に『宗祖日蓮大聖人御誕生八百年』を迎えます。そして、その中間に当たる六年後の平成二十七年には『第二祖日興上人の御誕生七百七十年』を迎えます。
 そのうち、まず日興上人の御誕生七百七十年の平成二十七年までに、全国のすべての法華講支部は、現在の講員数の五十%増を目指して、折伏実践の確実な歩みをもって仏祖三宝尊に御報恩謝徳申し上げていくことが肝要であります。
 さらにその先、この確実な成果の上に立って、さらに折伏を重ね、平成三十三年、宗祖日蓮大聖人御誕生八百年までには、御誕生八百年にちなんで、法華講員八十万人の体勢を築き、大法広布に資していきたい」
と仰せられ、平成二十七年・同三十三年に向かって、宗内僧俗が精進すべき、新たな広布推進の御命題をお示しになられました。
 宗内僧俗各位には、御法主上人猊下より賜った新たな御命題を心肝に染め、一人ひとりが大法広布の戦士として一切衆生救済の誓願に立って大折伏戦を展開し、もって来る平成二十七年・二祖日興上人御生誕七百七十年の佳節には「法華講員五十%増」を、更に同三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年には「法華講員八十万人体勢」を達成して、大佳節を寿ぎ奉るよう、身口意三業にわたるご精進を願います。
 右、通達いたします。
                         以 上
 
 

 

平成21年の年間方針・年間実践テーマ

年間方針『正義顕揚の年』

実践テーマ三項目

①五十万総登山の達成

②七万五千名大結集総会で広布へ出陣

③全講員が勤行唱題と折伏の実践 

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 
 
 あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同
 
 
正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

末寺の年中行事

日本地図

お天気情報他

日蓮正宗の仏具店

リンク

 

正林寺支部掲示板(正林寺支部講中のみなさんへ連絡事項等)

 

正林寺掲示板更新履歴